なかよし2012年8月号

 「スマイルプリキュア」は、数日前に放映されたアニメ21話をそのままなぞっていました。違いといえば、短冊に書いた願いが、アニメではメルヘンランド復興と、自分の願いもしくは「決意表明」をそれぞれ書いていたのに対し、漫画ではメルヘンランド復興のみだった、という事くらいでした。
 それについて、あかねが「去年までは真っ先に自分のこと書いとったのにな」と言い、やよい・れいかもその「成長」について語ります。

 もちろん、人として、「自分のことより他人の幸せを願う」というのは素晴らしい成長です。とはいえ、もう少し、自分の事を考えてもいいのでは、と思いました。
 いずれにせよ、アニメでもキャラ描写が少なかった21話をなぞったため、漫画版でもキャラ描写はほとんどありませんでした。
 これまでの描き方が秀逸だっただけに少々寂しく思いました。まあ、話の展開の都合上、仕方ないのでしょう。
 あと、ここ三年ほど、この時期には夏の単行本発売広告がありましたが、今回はありませんでした。まさか、「新たなプリキュア」が登場しないと、単行本が出ない、という事なのでしょうか。
 もしそうだとしたら極めてもったいない話です。扉では「50万部突破!」などと宣伝しているわけですし、ぜひともきちんと出してほしいものだと思いました。

 「恋と軍艦」は前回の引きで、干潮時に渡れる島に行った香菜と陽が、満潮になって戻れなくなった、というのが主題でした。それを知った町長は、かなり深刻な顔で「香菜ちゃん・・・」と言い、誰にも告げずにゴムボートに乗って助けに行きます。
 このような町長の心理描写は珍しく、気になりました。
 ただ、自分的に今回一番おもしろかったのは、晶が入市に聞いてもらった漫画のプロットでした。妙にヤマト運輸に凝った設定並びに、オチでヒロインが心底幸せそうな顔で「わたし・・・ストーカーやっててよかった!!」という場面は、本編よりも印象に残りました。この作品、スピンオフしたりしないのでしょうか。

 「Go!Go!なかよし団」は、珍しくタイアップが一切無く、ハタノさんとナガノさんがスカイツリーとソラマチを見物するだけ、という話でした。そのソラマチで一番最初に取り上げたのが「食品サンプル屋さん」というのは、ハタノさんらしいセンスだと思いました。
 あと、オチは水族館で魚を見た後、寿司屋に行きたがるという、ある意味ベタなものでした。
 いずれにせよ、話題のスカイツリーを軽く流して、サンプル屋をメインにするあたり、久々にハタノさんらしさが出ていたと思いました。

 「さばげぶっ!」は前回の「きのこの山」派対「たけのこの里」派による部内決戦の続きでした。しかし、その「主題」はほとんど取り上げられませんでした。そしてオチは、最後まで残った、モモカとかよが、好きな漫画が同じことから仲良くなる、というものでした。
 珍しく(?)サバイバルゲームについて真面目な描写がある一方で、想像を絶するオチを用意しているあたり、毎度ながら上手いと思いました。

 久々巻頭カラーの「地獄少女」ですが、前回同様、「生贄伝説の村」ネタでした。当分、これで引っ張るのでしょうか。それにしても、ここ数年、巻末にいついていたこの漫画が、ここのところカラーを連発しているのには驚かされます。パチンコ化されたようですが、それとのタイアップでもやっているのだろうか、と思いました。

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