「スマイルプリキュア」は、みゆきの「ハッピー」に焦点をあてた話でした。どんな些細な事、良くない事からも、みゆきは「ハッピー」を見つけだします。
その、みゆきの状況を、れいかが解説していました。また、あかねも色々と面白い形で、そこで描かれる、みゆきの人柄に反応した、という話でした。
冒頭、前回獲得したレインボーキュアデコルに喜ぶ、みゆきから始まります。さらに、昼の弁当にも喜んでいました。その様子を見た、四人は「キュアパッピーというだけあって、幸せな運気を呼び込む」などと話します。
その頃、闇のアジトのほうでは、ジョーカーの嫌味が炸裂していました。三人は食事中だったこともあり、ウルフルンは「食欲も失せるぜ」とため息をつき、マジョリーナは「繊細な乙女心傷つけて、イケズーッ!」と怒ります。
ちなみに、三人の食事ですが、ウルフルンが「まんが肉」、マジョリーナがステーキにワイン、アカオーニがおにぎりでした。
一方、放課後、居残り補習を受けながらも、おかげで皆と一緒に帰れると、みゆきは喜びます。それを見た四人も、「ハッピーをわけてもらえる」と嬉しそうに言います。
ところが、その後、みゆきは水を被ったり、蜂に刺されたり、犬にじゃれつかれたり、と不運続きになります。
あまりのツイていなさに、あかね・やよい・なおは、「かなりツイていない子?」「これじゃキュアアンハッピーや」などと驚きます。
しかし、みゆきは全然めげず、「不幸中の幸い」を見つけ出して笑顔でいました。それを見た、れいかは、「言霊」の話をします。そして、幸せなことを口にすることによって、みゆきは「ハッピー」を引き寄せていると間接的な表現で語りました。
そこにアカオーニが襲撃します。そして言葉で挑発すると、あかねは「むっちゃ腹立つわ!」などと言って怒ります。
それに聞いた、やよいが「言葉が下品すぎ。言霊、言霊」と落ち着かせようとしますが、あかねは「んな時に言霊もアメ玉もないやろー!」と怒り続け、五人はさらに攻撃を受けてしまいます。
皆、倒れますが、そのとき、みゆきは「ああ、よかった、ハッピーv」と言いました。皆が不思議がりますが、みゆきは蟻の行列をみつけ、巻き添えにしなかった事を喜んでいたのです。
それを聞いた、あかねは笑顔になり「ほんま、”ハッピー”見つける天才や。さすがキュアハッピーなだけあるで」と言い、つられて皆も笑いました。そして、レインボーヒーリングで撃退しました。
闘いが終わり、夕暮れ時を皆で帰ります。れいかが「忙しい放課後でした。・・・おかげでいろんなコトを学びました」と言います。一方、みゆきは空を見上げ、「お星様が笑ってくれたよ!明日もいい天気!楽しみすぎるゥ♪」と喜びます。
それを聞いた、あかねは「えぇーっ星が笑うワケ・・・」と突っ込み入れかけたあと、「いや、笑うたんやな、あれは」と言いました。続いて、なおが「うふvなんか元気がわいてくる気がする」と言い、やよいも「・・・これが”幸せ”ってカンジなのかな・・・」と続けました。
それを聞いた、みゆきが「うん!みんなでウルトラハッピーv」と言って、皆が笑う、というところで、本編は終わりました。
その後、番外編的な会話のみの一コマがありました。あかねが「じゃあさ、まいどまいど現れる悪者の件は、どうハッピーなわけ? ほな順番に考えてみよう!やよいからっ!」と言います。
いきなり振られた、やよいが「えっえっっ、えーと、ジャンケンして・・・」とうろたえ、それを聞いた、れいかが「そうですね・・・うふふ、わたくしは」と言う、というものでした。
第1話でも描かれた、「みゆきの幸せ思考」をさらに深く描いた話でした。その、あまりにも楽天的な思考に、あかねが突っ込み、なお・やよいも驚きます。一方で、れいかはその思考を、彼女らしい考え方で分析していました。
全体的に、みゆき・あかね・れいかの三人で構成されており、やよい・なおの出番は少なくなっていました。これについては、もう少しページ数があれば、二人の「ハッピー思考」に対する反応をもっと描けたのに・・・と思いました。
しかしながら、その限られた紙数の中で、主題である、みゆきの人柄を見事に描き切っていました。そして、その流れを闘いにも自然に持ち込む、というあたりに、毎度ながら上手さを感じました。
また、れいかの観察と分析の深さや、あかねの言動の面白さも十二分に楽しめました。特に、やよいに乱暴な発言を「言霊、言霊」と突っ込まれて「言霊もアメ玉もないやろー!」と切れた場面の会話は絶妙だと思いました。
そして、最後の一コマの会話まで充実しているなど、本当に中身の濃い話だと思いました。同時に、あのあと、れいかが何を話したのか、非常に気になりました。
一方、敵側についても、食事のメニューや、ジョーカーの嫌味に対する反応などが面白く描かれていました。
できることなら、このまま来月以降も、あかね・やよい・なお・れいかの話を一話ずつやってほしいものだ、と思わされた話でした。
「恋と軍艦」は、アイドルの相手役で映画出演が決まった香菜を、そのアイドルのファンである有力者の娘・アヤが妬む、というのが話の軸でした。そんななか、そのアヤの家がやっている鰹節工場の経営の悩み、などが描かれていました。
一方で、晶のほうは、入市に「漫画の題材のヒント」について「講義」を受けていました。このあたりの流れも興味深いところです。
あと、香菜が町長にキスを迫るも、軽くあしらわれる、という場面もありました。これを見た時は、町長も早めに香菜の「背伸びした想い」を祖母に言っておくべきなのでは、などとも思いました。
「わたしにXXしなさい!」は、晶が髪型を変え、雪菜へのアタック並びに時雨とのライバル関係を正式に宣言する、という話でした。このイメチェンは、マミの発案によるものです。
その晶を見た雪菜の反応に、自分のアイディアの正しさを誇りつつ、「霜月くんを応援すると、マミ、時雨の敵になっちゃうかな」と悩む、マミの描写が面白いと思いました。
その後も、時雨に頭をなでられ、思わず晶になでられた時と比較するマミなど、興味深い描写が続きました。
この話は、このように、四人が微妙な位置関係のまま、競ったり協力したりする、という展開が一番楽しめるな、と思いました。
あと、作者の遠山さんは、本作で講談社漫画賞を受賞しました。かつては、どれも単行本3巻程度で終わるという、「二線級」的な位置づけでした。しかしながら、他ジャンルの作品に挑戦するなどして作風の幅を広げ、この作品をヒットさせたわけです。
その努力と成長には、改めて感心させられました。
「Go!Go!なかよし団」は、次号のホラー特集の前フリみたいな話でした。ナガノさんが深夜二時に一人で残業しているところに、ハタノさんが来て一緒にホラーゲームをやる、という筋立てでした。
この「深夜二時まで残業」というのがネタなのか、事実に基づいているのかが、一番気になりました。もし事実なら、ちゃんと深夜手当とか出ているのでしょうか。
「さばげぶっ!」は、部内が「きのこの山」派と「たけのこの里」派による対立が発生し、その決着をサバイバルゲームでつける、という話でした。その両派の異常なまでのこだわりぶりの表現および、「たけのこの里」派だった顧問教師が、偶然部屋にあった「きのこの山」を食べてあっさり寝返るという展開には大いに笑えました。
本当に、すごいネタで話を作れる人だと感心させられました。次回の決着編も楽しみです。
「地獄少女R」は、19世紀末の山間にある、生贄の因習を持つ村を舞台にした話でした。そして首謀者である村長の「地獄送り」を住民にも公開する事により、その因習を終わらせる、という珍しい展開でした。
そして、「地獄送り」は葉書に書くことによって連絡できる、という設定になっていました。これを見た時は、その後、電報→電話と経て、今の携帯サイト、という流れになったのだろうか、などと思いました。ついでに、現在スマホ対応ページなども作っているのだろうか、などとしょうもない事も考えたりしました。