Smile第13話

 修学旅行の京都編でした。なぜか、みゆきは不遇の連続で、池に落ちたのに始まり、あらゆる不運を一身に受けます。
 それでも、夜になると、枕投げを楽しんだり、「好きな人はピーターパン」などと「コイバナ」で盛り上がったりしていました。
 しかし翌日も、みゆきの不運は続き、それが戦闘にも影響します。しかし、仲間の想いの強さがそれを跳ね返し、最後は皆で幸運を喜び合う事になる、という話でした。

 冒頭、新幹線の描写から始まります。前回での「イメージ映像」は先日引退した100系でしたが、今回は、最新のN700系を意識したデザインになっていた、というのが「枯れ鉄道ヲタ」としては印象に残りました。
 一方、車内であかねは「抹茶ソフトと湯豆腐を食べたい」と言い、やよいは舞妓さんと写真を撮りたい、と言っていました。
 それを聞いて、さらにハイテンションになった、みゆきを落ち着かせるべく、なおはポッキーを食べさせます。みゆきはお礼に持参したお菓子を渡そうとしますが、既に全てキャンディに食われたあとでした。
 そして京都駅前に降り立ちます。そして、みゆきが京都タワーを通天閣と勘違いする、というボケのあと、修学旅行ならではの、「並んで座りながら先生の説明を聞く」場面になりました。
 まったくもって余談ですが、京都駅前には、以前いた会社の出張でよく行った事もあり、付近の風景だけで、駅前のどのへんにいるのかが解りました。それだけに、懐かしさがありました。

 一行は、まずは金閣寺に行きます。あかねがそこで使われている金箔の費用を気にするような発言をすると、れいかは即座に、「1985年から87年までの改修工事では7億円かかりました」と説明します。なおが「どれだけ予習してきたの」と驚くと、れいかは照れて「楽しみにしていましたので」と言っていました。
 そんな中、みゆきはバスに残してきたはずのキャンディの出現に驚いたはずみで、池に落ちてしまいます。
 その結果、皆が制服を来ているなか、一人ジャージで記念写真に写るはめになってしまいました。
 さらに、みゆきの不運は続きます。おみくじを引けば大凶ですし、嵐山で写真を撮れば、みゆきだけ枠から外れたり、ぶれたりします。
 最後にやっとちゃんとした写真が撮れたのですが、なぜか全員目をつぶってしまっていました。これを見た時は、ながいけん閣下の奇作「写真撮影阿鼻地獄」を思い出すと同時に、そんなもん思い出すのは自分だけだろうな、などと思いました。
 ちなみに、れいかは嵐山でも、渡月橋の長さをスラスラと言うなど「予習」ぶりを発揮し、なおは「ガイドさんいらないね」と感心しつつ驚いていました。
 その後も、みゆきの不運は続きます。せっかく、土産に人形を買ったものの、竹林で「間違ったかぐや姫」ごっこを始めたキャンディに怒り、紙袋を振り回し、中の人形を壊してしまいました。

 夜になり、宿泊先の「ほへと旅館」に着きます。名前や建物を見る限り、モデルは三条にあるいろは旅館かと思われます。
 それはともかく、みゆきは流石に落ち込んでいました。夕食と風呂が終わって部屋に帰り、れいかが「いいお湯でした」と言っても、池に落ちたことを思い出してしまいます。
 さらに、やよいが土産の櫛を見ながら「お母さん、喜ぶかな」と言うと、壊れた人形を見て「お母さん、怒るかな」と落ち込む、といった具合です。
 そんな、みゆきを見た、あかねは、枕を軽く投げ、続いて「ため息をつくと、ハッピーが逃げると言ったんは、みゆきやないか」と第2話で、みゆきが言った台詞を使って元気付けます。
 それに、なおが続いて、枕投げ大会が始まります。れいかは最初、やめるように言っていましたが、自分の顔に枕がぶつかると、気合の入った顔で枕を持ち、一緒にはしゃぎはじめました。
 途中、みゆきの投げた枕がポットに当たります。それを、なおがキックで、あかねがレシーブでそれぞれ受け止めますが、みゆきは、それをつかみそこねます。
 すると、丁度その時、佐々木先生が見回りで扉をあけ、顔面にお茶をぶちまける形になってしまいました。
 そして長い説教のあと、五人は布団に入ります。迷惑をかけたと謝る、みゆきに対し、あかねは、「ならば罰ゲームで告白タイムや。みゆきくん、好きな人を言いたまえ」と言いました。
 この最後の言い回しも、第3話冒頭での、みゆきの台詞を使っており、面白いと思いました。
 それを聞くと、みゆきは、顔を真赤にします。それを聞いた皆は驚きつつ、「候補者」の名前を挙げて盛り上がります。このあたりの描写は本当に可愛く描かれており、印象に残りました。特に、なおと、れいかの動きには、幼なじみらしさがよく描かれていました。
 そして、みゆきが挙げた「好きな人」はピーターパンでした。まあ、妥当なオチと言えるでしょう。四人は驚きます。特に、やよいは目が点になっていました。これを見た時は、彼女にも「二次元の想い人」がいると思っていたので、ちょっと驚きました。
 その時、またもや佐々木先生がやってきて怒られます。そして、消灯となったのですが、やよいが「明日はきっといい事があるよ」言うなど、みな、みゆきを元気づける言葉を言って眠りにつきました。
 その頃、バッドエンド王国では、アカオーニが絵本を見ていました。そこでは、鬼が住民をいじめています。それに喜んだアカオーニは、偶然ついていたテレビで、それと似た光景が京都にあるのを見て喜びます。
 そして、「そうだ、京都、行こう」などと言って出かけました。この言葉は鉄道会社の宣伝文句なのですが、アカオーニも新幹線で行ったのでしょうか。

 翌日、皆はまず清水寺に行きます。舞台に行き、あかねと、なおが「床が傾いている。転んだら・・・」などと言っていると、早速、みゆきは転びました。
 ここはなおの身を呈したセービング(?)で大事には至りませんでしたが、まだまだ「大凶」は続いているようで、その後の各所でも、みゆきの不運は続いています。
 しかし、昨日と違い、みゆきは落ち込んでいません。おそらく、前の晩に、五人で楽しい時間を過ごせたからだったのでしょう。
 続いて、祇園に行くと、やよいは「舞妓さんと写真」と高級そうなデジカメを持って歩きまわります。しかしながら、どこにも歩いていません。それを見た、みゆきは再び「不運落ち込みモード」に入りかけます。
 一方その時、アカオーニは近くにある辰巳大明神の前に到着していました。そこに、七色が丘中の生徒がいて彼を見て「何の撮影?」と喜びます。アカオーニは流され、ポーズをとって記念写真に付き合ったりしましたが、すぐに我に返り、黒絵の具を発動させました。
 異変に気づき、五人がやってきます。お互い、「なぜ京都に」と驚いた後、アカオーニは「お前らも運が悪いオニ」と言います。敵キャラの定番台詞ですが、昨日からの事があり、それを聞いた、みゆきは傷つき、ついでにおみくじを落とします。
 それを見たアカオーニは、大凶について笑った後、それを青っ鼻でアカンベー化しました。
 五人は変身し、アカンベーはおみくじの棒を使って攻撃します。それを、なおが弾いたり、やよいが防御するのですが、その破片がいずれも、みゆきの所に飛んでくるのです。
 さらに落ち込む、みゆきを庇うように、あかねはサニーファイヤーを放ちます。しかし、青っ鼻なので効きません。それを見た皆は、前回のが偶然でないことを再認識していました。
 そこで、キャンディがレインボーヒーリングを促しますが、みゆきはスマイルパクトを川に落としてしまいます。そして、川に入って探す間に、四人は攻撃をまともに受けてしまいました。
 それを見た、みゆきは、闘いの場に戻り、アカンベーの追撃を一人で防ぎます。そして、不運が多かったけれど、皆と一緒だから楽しかったと、元気を取り戻した理由を言い、同時に、自分の不運が皆に影響してと謝ります。
 それを聞いた四人は、自分たちも、みゆきと一緒にいれる事が嬉しいと言います。そして、最後に、あかねが「一緒におったら大吉や!」と言いました。
 すると、川の中からスマイルパクトが空中に浮き上がり、キャンディの力が発動します。そして、レインボーヒーリングで勝利しました。
 五人は再び祇園に戻ります。そして昨日からの、みゆきの不幸を、四人は思い出し笑いをします。つられて、みゆきも笑いました。
 するとそこに、舞妓さんが通りかかりました。それを見た、やよいは大喜びしました。
 一方、みゆきは、自分は大凶なのに・・・と不思議がります。すると、れいかが「笑う門には福来ると、いいますから」と言い、なおが「みゆきちゃんがいつも言ってる事でしょ」と続けます。それを聞いた、みゆきは嬉しそうに笑いました。
 そして、五人は舞妓さん二人と一緒に「ハッピー」と言いながら写真に収まる、というところで話は終わりました。

 前半での、「みゆきの不幸描写」はやや冗長だと思いました。特に、大凶を引いた時の「無駄に長い魚眼アングル」や嵐山での「繰り返しの写真失敗」あたりは、もっと他の描写に使うべきなのでは、とも思いました。まあ、経費の都合などもあるのでしょうが・・・。
 しかしながら、全体的には、皆の優しさや人柄が上手く描かれており、いつもながらの良さがふんだんに出ていました。
 一番印象に残ったのは、旅館で過ごした夜でした。みゆきが落ち込んでいるのを元気づけようと、あかねが枕投げを始めるのですが、その時、自分がかつて、みゆきに言われた台詞を言っていました。
 単に励ますだけでなく、自分があの時、みゆきに励ましてもらった事を感謝する、という意味合いもあったのでしょう。彼女の心優しさが上手く描かれていると思いました。
 そこから発生した枕投げにおいても、最初は距離を置こうとしたものの、自分に当たるやいなや、真剣な顔で参加する、れいかの描写をはじめ、彼女たちの可愛らしさが存分に描かれていました。
 続いての「告白タイム」でも、みゆきの「好きな人がいる」という言葉に対する各人の反応が面白く描かれていました。さらに、最後の眠りにつく際に、皆が一言ずつ、みゆきを元気づけ、それが戦闘シーンにも引き継がれる、というのも巧いと思いました。
 そして、各キャラについても、それぞれの良さが随所に出ていました。「悲劇の主人公」となってしまった、みゆきですが、初日は落ち込みますが、皆に励まされると、翌日はそれで「ウルトラハッピー」になり、どんな不運が訪れても笑顔で受け流した、というのが、らしさを描いていると思いました。
 そして、やよいが舞妓さんに会えずに残念がると、再び「不幸モード」になる、というのも彼女らしいと思いました。
 また、あかねですが、みゆきを励ました場面が特に上手いと思いました。他にも、冒頭で「楽しみな食べ物に湯豆腐を挙げる」などと、細かいところで地元らしさを表現しているのも面白いと思いました。
 また、やよいの舞妓さんへのこだわり、なおの献身ぶり、れいかの驚異的な予習ぶりなども、特徴的に描けており、印象に残りました。いつか、やよいが舞妓さんマニアになった理由なども描いてほしいものだと思っています。
 次回は、今回の続きで大阪編です。みゆき・やよいがキャンディともども迷子になる、という展開とのことです。三人がどのような「冒険」をするのでしょうか。一方、「保護者」の三人についても、あかねの地元ぶりや、れいかの「予習」などがどのように描かれるか、気になるところです。
 さらに、戦闘シーンにおいても、アカンベー化した通天閣と闘う場面や、みゆきを抱きとめた、あかねがその匂いをかいで驚く、みたいな気になる場面がありました。そのあたりで何を描かれるかも、大変楽しみです。

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