今回も、みゆきの回想から始まりました。四人の初変身場面を流した後、「五人目は誰だろう」などと言いますが、その画面には、れいかが描かれていました。今更わざとらしく謎みたいに描くよりは、このように堂々と明かす方がすっきりしていると思いました。
OP終了後、三人目の敵・マジョリーナがバッドエンド王国で名乗りを上げました。アカオーニのデビュー時と違い、他の仲間とのからみはありませんでした。
そして、登校シーンとなり、みゆきは今回も「遅刻、遅刻」と言いながら走っています。それを聞いたキャンディが「同じ事ばかり言っている」と突っ込み、みゆきは「そんなことないもん」と口を尖らせませす。
校内に入ると、れいかが花壇に水やりをしていました。それを見た、みゆきは立ち止まります。つまり、まだ時間に余裕があると分かっているわけです。どうやら、キャンディが突っ込んだように、「遅刻、遅刻」はただの口癖だったようです。
そして、みゆきは「きれい、水の妖精さんみたい」と話しかけます。そして、れいかが花が好きで、自分の意志で水やりをしている、と聞いて驚きます。すると、れいかは花がきれいに咲いていれば、皆も喜ぶし、「早起きは三文の得と言いますし」と理由を話しました。その時、始業のチャイムが鳴りました。すると、れいかは、みゆきの手をひいて、校舎に入りました。さらに、授業では古典の授業で古文をスラスラ読みます。一連の言動を見た、みゆきはすっかり感心します。
この、花好き→昔からの格言→徒然草の冒頭部を音読、という一連の流れは、「ハトプリ」の、つぼみとかなり重なっていると思いました。何か意図があったのでしょうか。
そして昼休みとなり、前回、トラブルがあった中庭のベンチで四人は弁当を食べています。なおがキャンディの耳を大和時代風にアレンジした後、みゆきが、五人目のプリキュアの条件について話をします。
その候補者の持つ要素として、みゆきは、責任感があって、賢くって、優しくて、とい言います。ここまでは、他の三人は同意しました。しかし、続いて、みゆきが「水の妖精さんみたいな人」と言うと、わけがわからず、引いていました。
そして放課後、れいかは弓道部の練習をしています。その絵はOPのものと同じでした。稽古のあと、れいかと四人はともに正座して向かい合います。そして、四人は手をついてプリキュアになる事を要請します。
なお、プリキュアの紹介として、やよいは「わたしたち、スーパーヒーローやっているの」と言い、あかねに「ちょっと違うんとちゃうか」と突っ込まれてました。
しかし、れいかは「せっかくですが今は少し忙しくて」と断りました。なんでも、生徒会で隣の小学校児童を対象とした読み聞かせ会の準備が忙しく、他の事にかまえない状態だから、とのことです。
それを聞いた四人は、れいかにくっついて生徒会室に行きました。すると、後輩の生徒会役員が、会長が風邪をこじらせて来れない、と不安そうに、れいかに言いました。
すると、みゆきは、皆で読み聞かせ会を手伝うおう、と言います。れいかは遠慮しますが、後輩役員の賛同もあり、四人が手伝うことが決まりました。
そして、皆で頑張って「白雪姫」の割り箸人形を完成させました。お礼を言う、れいかに、みゆきは駆け寄って、両手を握り、「青木さん、読み聞かせ会、楽しみだね」と言いました。一瞬、呆然とした、れいかですが、すぐに笑顔で「はい」と返答しました。
翌日になり、読み聞かせ会が始まります。順調に進んでいましたが、お妃様登場にあわせ、マジョリーナが闖入してきました。そして「美味しい毒リンゴはいかがかな」と言います。
異常事態ですが、あかねは「自分から毒リンゴと言うてるし」と突っ込みを忘れません。一方、れいかは律儀に「保護者の方ですか」と客席に案内しようとし、手を振り払われました。
そして、マジョリーナは黒絵の具を発動し、皆を落ち込ませます。れいかも「こんなことしても、何の意味もありません」と落ち込んでいます。そこに、なおがかけより、身を案じていました。本編には出ませんでしたが、当日朝に配信されたメルマガによると、二人は幼なじみだそうです。それゆえの行動なのでしょう。
そして、みゆきが変身を促します。なおは、それを聞いて、「プリキュア、夢じゃなかったんだ」と言います。三人の勧誘につきあいながらも、まだまだ半信半疑だったようです。
変身が完了しますが、相変わらず、なおは、前回同様に自分の髪をモフモフしながら、「本当にまた変身したんだ」と驚いていました。一方、やよいはジャンケンの話をし、「わたしに勝つと、今日一日スーパーラッキー」などと「解説」していました。
そして闘いになりますが、マジョリーナは読み聞かせ会で使っていた、鏡の割り箸人形をアカンベーにします。そして、その鏡の力で分身させました。
そのアカンベーに対し、四人は必殺技を放ちますが、いずれも分身を一つ消すだけの「ハズレ」となり、体力を使い果たしてしまいます。勝ち誇ったマジョリーナは、落ちていた割り箸人形を踏みつけ、「こんな物、何の意味があるだわさ」と言います。
それを聞いて、れいかの意識が戻りました。そして、倒れている四人を見て、驚きます。それを聞いた、やよいが「通りすがりのスーパーヒーローです」といい、またもや、あかねが突っ込みます。
それを聞いた、れいかは昨日の、やよいの言葉を思い出し、「星空さんたちなの?」と言います。みゆきはお約束の「ごめん、それは秘密なの」と言い、あかねに「昨日、バラしたやん」と突っ込まれていました。「星空さんかは秘密なの」シリーズのラストにふさわしいオチだと思いました。
その後も、マジョリーナは、割り箸人形を踏みつけ、読み聞かせ会をバカにします。すると、れいかはマジョリーナの前に立ちふさがります。そして、「あなたがたの乱暴なふるまい、生徒会副会長として見過ごせません。いえ、わたくし、青木れいかが許しません」と言い放ちます。
その時、れいかを羽がつつみ、スマイルパクトが現れました。そして、キャンディに促されて変身しました。
自分の姿に驚いた、れいかですが、アカンベーの攻撃をかわして、空中高く飛び上がると、「なるほど、変身すると、超人的な力が出せるんですね」と客観的な言い回しをし、あかねに「飲み込み、早っ」と突っ込まれていました。
そして、まだ五体残っている分身アカンベーを見ますが、マジョリーナの「鏡の力で」という一言で、一体だけ頭につけているリボンの位置が違うアカンベーがいるのに気づき、それを見ぬいて攻撃します。
成績優秀キャラゆえの判断力と言えるでしょう。そして、分身が消えた後、必殺技・ビューティーブリザードで撃退しました。
技は、手に矯めた氷の形をしたエネルギーを、雪の結晶を通して放つ、というものでした。OPで披露している、口から吹雪を出して剣にする、という技が視覚的に大好きで、それを期待していたので少々残念でした。まあ、その技はいつか披露されるのでしょう。
闘いが終わり、一息ついた、れいかですが、直後に驚きの表情を浮かべます。それは、みゆき達四人が、大喜びして飛びついてきたからでした。
無事、読み聞かせ会は終わり、夕暮れの放課後で五人は向かい合います。すると、れいかがお礼を言った後、「一度、お断りしたんですけど、良かったら皆様のお仲間に入れてもらえませんでしょうか」と言います。
すると、皆は喜び、みゆきは満面の笑顔で、「もちろんだよ。青木さんしかいないんだもん」と言います。れいかは謙遜して「わたいなんかでいいのでしょうか」と言いますが、みゆきは「わたし、青木さんの事・・・れいかちゃんの事、大好きなんだもん」と言って手を握りました。そして、他の三人も笑顔でそれに同意します。
それを聞いた、れいかが「みゆきさん、よろしくお願いします」と言います。そして、皆が笑いあう、という止め絵で話は終わりました。
れいか変身回でした。その、れいかの描写はもちろんですが、それに関わる四人の描写も、色々と面白いところがあった話でした。
ただ、今回は、映画の直前という事もあるのか、やや絵のほうが作りに粗さが目立ちました。割り箸人形制作の場面が全て止め絵で済まされていたところなど、気になることころがいくつかありました。
しかしながら、主題である、れいかの初変身と、その過程での四人の関わり、という部分については十分楽しめました。
れいかの描写としては、その細かく気を遣う人柄が、随所で描かれていました。特に、マジョリーナを見ても、保護者だという可能性を考え、丁寧に対応した、というのは、その性格をうまく伝える描写だと思いました。
特に、アカンベーに対しても「この方」と言う、徹底した敬語キャラ、という設定も面白いと思いました。
その一方で、変身の直前では、凛々しく名乗りをあげ、闘いを宣言しています。その描き方もまた、人を気遣う彼女ゆえの厳しさ、という事をうまく描いていました。
そして、四人についても、それぞれ面白く描かれていました。毎度おなじみの「秘密なの」ネタも「完結編」とも言える、絶妙なボケとツッコミになっていました。
また、やよいの「スーパーヒーロー」へのこだわりが、れいかが正体を知るきっかけになった、というのも面白いと思いました。
なおについても、「実はいまだに、前回の変身を事実と受け止めきれなかった」という描写が、きっちりした彼女の性格を上手く描いていました。
五人が揃い、序章が完了した、というところでしょうか。これから、この五人がどのように友情を育み、深め、ギャグをやり、そして闘っていくか、期待が膨らみました。
次回は、揃った五人が「チーム」を作るために、色々と話しあったりする、という展開のようです。五人のかけあいや、その結果、どのような特徴を持った「チーム」ができるかなど、いろいろと楽しみにしています。