なかよし2012年4月号

 「スマイルプリキュア」は、屋上での弁当を食べる五人、という場面から始まりました。食事が終わると、あかねは、みゆきにチョコを渡します。すると、やよい・なお・れいかも次々とチョコを渡しました。
 これは、転校早々、挨拶がわりに、みゆきが四人にチョコを渡したお礼、とのことです。3月発売号という事での「ホワイトデー友チョコイベント」だったようです。そして、そのチョコを五人で分けて、デザートとなりました。

 続いて、あかねは、バレーの特訓につきあってくれたお礼を言います。アニメ第2話の後日談みたいな設定のようです。しかし、みゆきは何のお礼なのかすぐに思い出せません。
 さらに、あかねが特訓の話をすると、「あかねちゃん、ガンバってた。すごく!」とその時の、あかねを思い出して嬉しそうな顔をしています。
 それを聞いた、あかねは、その時、みゆきが苦手な運動なのに懸命に頑張った事を語りました。
 どうやら、みゆきは、他人が頑張ったり喜んだりする「ハッピーエンド」を見るのが好きで、さらにそのための助力を惜しまない性格のようです。さらに、それを当たり前の事だと考えているようです。
 その事を、なお・れいかは褒め、やよいは漫画の題材にすると宣言し、あかねはそれに「話のオチはウチが考えたる」と協力(?)を宣言しています。それを見ながら、みゆきは嬉しそうに微笑んでいました。
 そこに、アカオーニが現れ、戦闘モードになります。そこでも、手が腫れるほどの攻撃を受けながらも、皆が気を心配すると、笑顔を見せます。続く攻撃も、身を呈して防ぎました。
 その、それを見た四人は「ハッピーはよう」「安全なところへ」「わたしたちよりも」「自分の事を心配して」と口々に言いながら、みゆきを助けます。
 それを見たアカオーニが「弱っちいやつ助けても何の得にもならんオニ」と嘲笑します。すると、あかねは「ウチの・・・ウチらの大切な友達をバカにするのは、ゼッタイ許さへん!!友チョコと違って、ハートは100倍返しや!!」と見得を切ります。
 そして、みゆきが「サニー!みんな!! こんな、熱ぅい想い告白されて・・・わたし、わたし、ウルトラハッピーv」と喜ぶ中、サニーファイヤーで撃退しました。
 さらにその後、「・・・100倍はちょっといいすぎやったかもしれんな・・・ちょっとマケてもらうで」と得意のオチをつけていました。
 そして、下校風景となります。五人の話題は「皆でくつろげる『プリキュアの隠れ家』があれば」という事でした。それを受けて、みゆきが「みんなで力合わせてガンバったあとは、いーっぱい、おやつ食べておしゃべりしたいしv」と言い、あかねが「単に女子会のノリやんか」と突っ込んで皆が笑う、という所で話が終わりました。

 バレーの特訓の逸話をからめつつ、あかねが必殺技を披露する、という形でアニメ2話を取り入れつつ、上北さんならではのキャラ描写を楽しめた話でした。
 冒頭のお弁当風景、さらには「ホワイトデー」という日常描写で心温まる気持ちになります。続いて、アニメにあった、あかねの特訓話をうまく使って、みゆきの、他人の幸せを願うという性格を上手く描いています。
 さらに、闘いの場面でも、痛い思いをしながら、皆が気遣うと笑顔で応える、という、みゆきの人柄を描いてました。
 また、そのような、みゆきの優しさへの対応を、あかねを中心に上手く描いています。さらに、あかねの性格である「オチを重視する性格」についても巧く描写していました。
 そして、締めの下校風景における、会話・描写ともとても良く、一こま残らず楽しむことができました。
 ここ数年、漫画版においては、アニメの展開をなぞる、という話が大半を締めていました。それに対し、まだ二話しか描かれていないとはいえ、今シリーズは、久々にキャラ描写・日常描写の比率が高いように感じます。これは、アニメも変身後のキャラ描写を重視しているのと関係があるのでしょうか。
 アニメも非常に面白いのですが、漫画においても、久々に「上北プリキュアの本領発揮」が見れそうです。本当に楽しみなシリーズになりそうです。

 前回、衝撃的なオチを見せてくれた「キミが好きとかありえない」ですが、今回も冒頭から飛ばしていました。
 朝、かなでが目を覚ますと、母親に呼ばれます。そこにはキリっとした顔の宮原が「お迎え」に来ており、母親は「彼氏くん、すごくイケメンじゃない」と喜びます。ところが、その直後に宮原は、iPhoneを取り出して、「部屋着のかなたん萌え!萌え!」と叫んで写真を撮りまくります。
 その豹変ぶりに驚いた母親は泡を吹いて倒れるのですが、その時、母親のエプロンに描かれていたウサギも、一緒に真っ青になっていました。これを見たときは、芸が細かいと思うと同時に、「ピョン吉かおまえは」と突っ込みたくなりました。
 その後も、宮原のストーカーぶりは続きます。ただ、その中で、かなでが彼の作品である「はちみつベイベ」への想いを熱く語っているのを偶然見た宮原が、一目惚れした、という事が語られていました。
 かなでは、すっかり宮原に辟易しています。しかし、「はちみつベイベ」への想いは別で、学校に持ってくるうえに、級友たちとキスの話題になると、漫画を取り出し、「自分の好きなガラス越しのキスシーン」を皆に見せます。
 そして、あきれる友人たちに「こっちはすごくステキだもん!」と熱弁します。さらに、家でもまた「はちみつベイベ」を読んでいました。
 その翌日、宮原は相変わらず、かなでを追いかけますが、振り向いた拍子に、二人の唇がぶつかってしまいます。かなでは、キスを意識して真っ赤になりますが、宮原は真っ青な表情になり走り去りました。その後、かなでを追うどころか、避けるようになってしまいます。
 かなでは、不思議に思いながら、ついに怒ります。そして、文句を言おうと教室に行くと、皆は帰っており、宮原のネームが書かれたノートが落ちていました。そこには漫画のネームを見て喜びます。しかし、続いて大量にある、かなでのスケッチを見てドン引きしました。ところが、最後のページを見た時、ハッとした表情になります。
 そこに、宮原が戻ってきます。かなでの姿を見ると、また逃げようとしますが、かなでは袖を掴んで、その理由を尋ねます。
 すると、宮原は、事故とはいえ、キスをしてしまい、かなでを傷つけたと思い、あわせる顔がなくなったから、と答えました。
 「そして、初めて好きな子ができて、冗談やあんなふうでしか、きみを前にしていられないんだ。指先ですらふれるのにすごく勇気がいる。それくらい、きみが好きでたまらないんだ」と改めて「告白」をしました。
 それを聞いた、かなでは、宮原は異常行動中、一度も自分に触れなかった事を思い出します。そして、彼が自分と同じで不器用かつ、最初の恋に戸惑っている、という事に気づきました。
 そして、「ぜんぶ、最初からそう言ってよ」と言います。続いていきなり、宮原の腕をつかみ、頬をガラスにくっつけます。そして、自分は向こう側にまわって目をつぶり、その頬に「ガラス越しのキス」をしました。
 そして、目を閉じながら、先程見たノートの最後のページに描かれた、かなでに対する宮原の純粋な想いを思い出し、「わからなかったら二人で進んでいけばいいんだ。だってわたしたちの恋だもん」と思い、うっとりした表情で目を開けます。
 しかし、そこに写ったのは、鼻血をガラスに噴射しながら、iPhone撮影をしている、宮原の変態顔でした。そして、「ぐ、ぐふぉぅぅv キス顔、かなたん、永久保存だふぉぉぉ」などと鼻血を吹きながら絶叫しています。
 それに呆れた、かなでが「やっぱただの変態ですよバカz!」と言って、先程感動したスケッチの載っているノートを投げ捨てる、という所で話は終わりました。

 前回の「かなでの恋」は、どちらかと言うとベタベタで、宮原の完璧超人ぶり同様、衝撃のオチに対する前フリ、という位置づけでした。
 このままぶっ飛んだギャグ漫画になるのか、と思っていたのですが、今回は、そのギャグの面白さを保ちつつ、二人の恋心を上手く描いていました。
 また、宮原の異常さに辟易しながらも、「はちみつベイベ」に対しての想い入れが変わらない、という、かなでの描写も面白いと思いました。
 特に、最後の「ガラス越しのキス」における、かなでの心理描写と表情は非常に印象に残りました。そして、それだけにその直後に描かれたオチのインパクトも一層強く心に残りました。
 次の掲載はアンケート次第との事ですが、ぜひとも正式な連載になってほしいものだと強く思いました。

 「恋と軍艦」は、夏祭りの件でキスを意識しだした香菜を主題にした話でした。家で人形相手にキスの練習をしているところを晶に見られ、それがきっかけで入市の家に行って「キスの講義(?)を受ける、という展開でした。
 行ったところ、当然のように町長がいるのですが、二人ともそれに対して驚きません。冗談抜きで、町長の住民票は入市家にあるのでは、と思ってしまいました。
 そして、二人が同性愛である事を匂わす描写も、だんだんと明確になっていっています。このあたりをどのように描いて「なかよし」漫画にするのか、非常に気になりました。
 あと、人形相手にキスの練習をする際に、ガーリックポテチを食べた事を気にして歯を磨く、という香菜の描写はとても可愛いと思いました。

 「Go!Go!なかよし団」は「さばげぶっ」とタイアップしてのサバイバルゲーム体験話でした。ギャグとしては、冒頭の「返してほしくば、いまから言う場所に来い」に対する、ナガノさんの「なんですって!返してほしくなければ行かなくていいんですか?」が笑えました。
 あとは普通にサバイバルゲームの紹介という感じでした。終わり方もあっさりしており、最後のコマを見たあと、オチがあるかと思って次のページをめくったほどでした。
 ここのところ、ギャグを控える傾向にあるようですが、以前に戻したほうがいいのでは、と思いました。
 その「さばげぶっ」ですが、新キャラとしてドジな顧問教師「佐倉先生」が出てきました。その佐倉先生ですが、なぜか知りませんが、どこかの高校の軽音楽部のドラマーの外見と、ギタリストの中身をくっつけたようなキャラでした。
 そして、その先生に部費アップと引き換えに、スズメバチ退治をやらされる、という展開でした。最後はライターとガスを使ってスズメバチを焼き殺し、ついでに部室も全焼、というオチでした。
 新キャラは面白いと思いましたが、一歩間違えれば死人が出るスズメバチでギャグをやる、というのは少々ひっかかりました。ライターとガスで火をつける際に「良い子はマネしないでね」のキャプションがついていましたが、それは主題である「スズメバチ退治」自体にもつけないとまずいのでは、と思いました。

 新連載の「スーパーダーリン」は、異常なまでに存在感がないヒロインが、四人の完璧超人美少年にモテモテになる。という話でした。先月終了した「ミスプリ」とえらく似ているキャラ構成ですが、こちらもタイアップの予定はあるのでしょうか。
 ちなみに、作者の硝音あやさんは、同じ講談社の「ARIA」という雑誌で人気がある人のようです。そして、もともとBL畑で活躍されていたとのことでした。
 しかしながら、サイトを見たら、BL系のページはリンク集以外全て見れなくなっていました。個人的にはどうでもいいと思うのですが、やはりまだメジャー誌で連載する人は、そっちのほうは隠さなければならないのだろうか、と思いました。
 話のほうですが、とりあえず、ヒロインの異常なまでの「空気ぶり」描写が気になりました。ほとんど、「自分が死んだことに気づいていない幽霊」だと思ったほどでした。
 あと、隣のページに載っていた「デジなかステーション」の四コマが、その設定と上手く連動しており、楽しめました。

 「クギ子ちゃん」は、クギ子とトモのキャラが段々と確立してきた感じです。連載が始まった時は、いろいろ無理があるのでは、と思っていたのですが、ここまでまとめるあたり、相変わらず力量の高い作者だと思いました。あと、「モッくん」のイラつく理由の内容にも笑いました。
 「甘い悪魔が笑う」は題名に反して、一心は冒頭とオチにしか出てこず、ナレーターみたいな役割になっていました。そして、前回唐突に住み込みメイドになった香月とハルルのやりとりが話の主題となっていました。
 えらく百合っぽい描写が多かったように思いましたが、今後は、そういう感じの路線に転向するのでしょうか。
 「わたしに××しなさい!」は、霧島編完結、という感じでした。霧島が雪菜を部屋に連れ込んだ口実が「時雨にDVされていると思って保護しようとしていた」というのはちょっと無理がありすぎると思いました。仮に踏み込んだのが時雨や晶でなく警察だったら、絶対に「そんな言い訳通るか。続きは署で聞こう」となっていたでしょう。
 率直に言って、今回のシリーズは、霧島の設定に無理がありすぎると思いました。今度はマミがらみで新キャラが出てくるようですが、大丈夫なのでしょうか。
 「地獄少女R」は、前回の黒幕が警官だったのに続き、今回は教師が黒幕でした。来月は県庁職員あたりになるのだろうか、などと思いました。

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