新宿に行きました。今使っている目覚まし時計が壊れかけている事もあり、ヨドバシの時計総合館をのぞきました。
一階は腕時計フロアとなっているようで、目的のものはありません。そこで、案内図を見たところ、最上階である4階にあるという事でしたので、エレベーターに乗ることにしました。
エレベーターを待つ間も案内図を見ていたのですが、二つほど気になることがありました。まず、エレベーターが二つ並んでいるのですが、そこに「5階まで行くのは片方だけです」と書いてあるのです。
つまり、この時計総合館は、5階があり、そこに行くことは可能なのに、なぜか4階までしか商品が置かれていない、という事になるわけです。
一方、案内図はこの建物のみならず、新宿西口にあるヨドバシの全ての建物を案内しています。そん中、一つだけ、フロアが一つしかない図がありました。そこには「5階 アダルトソフト売り場」と書かれていました。
これらの情報をまとめると、一つの推論が導きだされます。それは、この建物の5階に、アダルトソフト売り場がある、という事です。
実際に4階で目覚まし時計を見たあと、5階に上がってみました。しかし、そこは極めて狭いスペースで、かつ「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた扉があるだけでした。
そこで一度時計総合館から出て、建物に沿って歩くと、小さく「ヨドバシカメラ アダルトソフト売り場」という表示が出ていました。そこは薄暗い通路になっており、壁にはエロゲーとAVのポスターが貼られています。
そして奥に、エレベーターがありました。中には同じようなポスターが貼られており、行き先は5階しかありません。それで上がって中に入ると、少々くたびれた感じの「アダルトソフト売り場」がありました。
店員さんが一人だけおり、普通にヨドバシの制服を着ています。しかしながら、あの「まーるい緑の山手線」などは流れていません。それだけに、ヨドバシであってヨドバシでない、という感じの不思議な空間になっていました。
ちなみに、時計総合館の構成は、1階が腕時計、2階が輸入時計、3階が健康器具(マッサージチェアなど)、4階が目覚まし時計・置き時計となっています。そして隠し扉(?)から入る5階がアダルトソフト売り場となっているわけです。
この構成を理解した時に思い出したのは、「さよなら絶望先生」第2集に出てきた、「起承転結闇」でした。
これは、四コマ漫画には、オチである「結」の後に、禁断の五コマ目「闇」がある、というネタです。一例として、
- 起「子供たちが豪邸の壁に落書きする」
- 承「中から主人が出てきて捕まえられる」
- 転「主人が『ちゃんと描きなさい』と言って怒る」
- 結「実は主人は画家だった」
- 闇「主人がダークな笑顔を浮かべて『私の筆も握りなさい』と言う」
というネタが挙げられていました。
この建物にこれをあてはめると、
- 起「腕時計売り場」
- 承「輸入時計売り場」
- 転「健康器具売り場」
- 結「目覚まし時計売り場」
- 闇「別の入口から入るアダルトソフト売り場」
となり、ぴったり合致します。
ここまで漫画のネタを具現化した店舗構造もないな、などと感心しました。ついでに、そのような肉色のパッケージが並ぶフロアに居ながら、それにときめきもせずにそんな事を考えるようになった自分を省み、年をとったもんだな、と痛感しました。