なかよし2012年3月号

 「スマイルプリキュア」が始まりました。アニメでは、「5」同様に、第1話から第5話にかけて一人ずつ変身していく、という展開のようです。それに対し、漫画版では、5人が揃っている、というところから話が始まりました。
 みゆきが夢を見ているところから始まります。最初は、シンデレラのような「ガラスの靴をはいて王宮を走る、みゆき」が描かれます。しかし、続いて、「わかってるよ、ただ夢見て憧れるだけでは、ハッピーになれない」と言うやいなや、ガラスの靴を脱ぎ捨て、スニーカーに履きかえ、イバラの道を走る、という展開になりました。
 発表時の紹介には「メルヘン大好き・明るい・元気・ちょっとおっちょこちょい」などという言葉ばかり並んでいましたが、この「夢」を見るかぎり、かなり芯が強そうな感じです。

 そして、目が覚めて遅刻ぎりぎりで学校に行こうとすると、残りの四人と出会う、という流れになります。四人ともそれぞれ理由があって、遅い登校になったようです。その中で、やよいの「徹夜で漫画のペン入れしていた」という理由は印象に残りました。
 その直後に、敵が襲撃してきます。幹部のは狼が人の服を着ている「ウルフルン」という名前でした。人間バージョンもあるのでしょうか。あと、怪物の名前は「アカンベエ」でした。
 そして変身して闘いとなりますが、ポーズを決めた後、「わたしたち、もう友達の一線、越えちゃっているかも。”伝説の戦士・プリキュア”やってるし」などと、一部の人を喜ばせるような台詞を言っていました。
 続いて、闘いになりますが、みゆきは逃げまわっています。それを見た、あかねは「ええか、ハッピー、気持ちが逃げとったら、どんなスーパーパワーも、猫に真珠、豚に小判やで」と言い、その言い間違いを、れいかが突っ込んでいました。
 さらに、キャンディの励ましも受け、みゆきは敵に向き直ります。しかし、必殺技の名前をまだ覚えておらず、あかねに「”ハッピーシャワー”やん」と言われます。そして、他の三人の声援も受けると、「うーん」とギャグっぽい顔で気合を矯めた後に技を発動し、敵を撃退しました。
 この、一人のキャラが技を出すのを、他の四人が応援する、というのは斬新かつ面白いと思いました。アニメでも実現するのでしょうか。
 そして、勝利はしたものの、闘いの間も時間は普通に動いており、遅刻した五人は放課後に罰掃除を命ぜられます。
 皆が愚痴る中、みゆきは「みんなで力を合わせてピッカピカの教室にしよ!」と笑顔で言い、さらに、授業中に落とした消しゴムを拾ったと喜びます。それを見た、あかねが「ほんまにハッピーな性分や」と言うところで話は終わりました。

 とりあえず、第1話という事もあり、みゆきの回、という感じでした。あかねはツッコミで存在感を出していたものの、残る三人はあまり出番がありませんでした。
 次回は、この三人を軸とする話になるのでしょうか。
 特に印象に残ったのは、冒頭の夢でガラスの靴をスニーカーに履き替えるところ・あかねのことわざ言い間違い・皆の声援を受けたあと、ギャグ顔を経て必殺技を出した場面でした。
 キャラ・戦闘とも、プリキュアシリーズの基本を踏襲しつつ、独特の個性をつけていると思いました。次回および日曜から始まるアニメも楽しみです。

 新シリーズとして「キミが好きとかありえない」という作品が始まりました。とりあえず、来月も掲載され、その後は人気次第、という感じのようです。
 話のほうは、内気で漫画が好きなヒロイン・小町かなでのクラスに、イケメン・スポーツ万能・学力優秀という完璧超人な少年・宮原日向が転校してくる、という所から始まります。
 その宮原を見て胸がドキドキした、かなでは、好きな漫画を読んでいた所で宮原に声をかけられ、「それ・・・いいよね」と言われ、宮原に恋をします。
 そして、彼の事で頭が一杯になったり、夜中までラブレターを書いたり、友人たちに恋の応援をされたり、いじめキャラに「あんたも宮原くん狙い、笑わせないでよ」と憎まれ口を叩かれる、という展開になりました。
 そのいじめ女子といさかいの所に、宮原が現れます。そして、背景に、かなでの好きな花が舞う中、「ひとつの手紙を書くために夜中三時まで起きていたり、この漫画を好きでいてくれたり、オレはすごく嬉しいけど」と言ったあと、いきなり告白します。当然、かなでは見開きを使った満面の笑みで「っはい」と返答します。
 このあたりまで読んでいた時は、「なんだ、このテンプレートみたいなラブコメは。なんでラブリー増刊でなく本誌に載ったんだ?」などと思っていました。

 ところが、その後もオチを見て、その解釈が180度間違っていた事を思い知らされました。
 返答を受けた宮原は、かなでの好きな漫画の著者が自分だと明かします。この時点でもまだラブコメですが、続いて宮原は、「これが一番好き、というからこの花も使っちゃった」などと言い、箱に入った花と扇風機を見せます。
 つまり、先ほどの告白シーンで舞っていた花は、効果ではなく、実際に宮原が飛ばしていたわけです。
 その奇妙さにも気づかず、かなでは宮原が作者である事に驚いています。しかし、続いて宮原のポケットから紙くずが落ちます。開いてみたら、それは自分が書きかけて捨てたラブレターでした。
 かなでが不思議に思うと、宮原は爽やかな笑顔で「もったいないから回収したよ。君の家で」と言います。
 さすがにドン引きした、かなでは、先程「夜中三時まで起きていた」という発言の不審さに気づき、それを尋ねます。
 すると、宮原は、爽やかさを変えずに、「尾行☆したから☆」と言いながら、制服の裏地を広げました。そこには、かなでの盗撮写真が一面に貼られていました。
 ここで初めて、かなでも周囲も、彼が変態であることに気づきます。しかし、宮原は意に介さず、「これからもよろしくね、かなたん」とハアハアしながら言います。
 そのバックに「小町かなで16歳。あこがれの恋をしました。恋をしました。相手は変態でした」というナレーションが流れて終わりました。

 よくよく読み返してみると、夜中にラブレターを書いている時に、ストーキング中の宮原の頭がコマの隅に描かれたりしていました。
 しかし、最初に読んでいた時は、全然気づきませんでした。
 オチの直前まで、こまちは普通の恋する少女ですし、宮原も爽やかな笑顔を崩さない少年です。それだけに、その強烈なオチがより一層心に残りました。
 次回がどんな展開になるか、今から大変楽しみです。

 「さばげぶっ」は、モモカ・うらら、そして前シリーズから登場した、かよが三人でクレーンゲームをやりにゲーセンに行く所から始まります。そこには、いかにもなキモオタが射撃ゲームをしており、うらら・かよは引きますが、モモカは銃に興味を持ち、近寄ってしまいます。
 すると、キモヲタがモモカをバカにし、ゲーム対決となります。なお、その際に、うららが割り込んできて、モモカへの「恋心」を語るのですが、それを見たキモヲタの感想は「百合展開キタコレ」でした。
 実は、キモヲタはこのゲームの全国チャンピオン「からあげ☆レモン氏」でした。そして、勝ったらモモカとプリクラを撮る、という条件ををつけます。闘いは互角の展開となり、途中、ゲームの仕様を知らないとクリアできない中ボスも現れましたが、ここは。実は重度のヲタだった、かよの知識によりクリアできました。
 すると、「からあげ☆レモン氏」は2P用のコインを投入し、二丁拳銃をつかて突き放しにかかります。モモカも対抗しようとしますが、クレーンゲームでお金を使い果たしており、コイン投入ができません。
 困ったモモカの脳裏に、鳳の教えが浮かびます。それで閃いたモモカは、うららにサバゲ用の銃を要求しました。そして、格好良く二丁拳銃のポーズを決め、次の瞬間、その銃の台座で「からあげ☆レモン氏」の頭を殴打し、気絶させます。そして、倒れた彼を横によけた後、ゲームを続け、勝利しました。
 そのまま、自分に酔ったモモカは、目が覚めた「からあげ☆レモン氏」に「カッコ良かったよ。アンタも」と言い、プリクラを撮ります。そして、帰宅後にそれを死ぬほど後悔する、というオチでした。
 毎度の事ですが、よくもまあこんなとんでもない発想が浮かぶと思い、驚嘆させられました。

 「Go!Go!なかよし団」は、「わたしに××しなさい!」のドラマCD収録レポートでした。冒頭とオチにちょっとしたギャグがありましたが、基本的にはドラマCDの宣伝に終始していた感じでした。
 宣伝をするのは連載開始からのコンセプトですが、最近、その各所に織り込んだギャグが減っており、以前の面白さがなくなっている感じです。次回の宣伝が何になるかわかりませんが、久々に派手なギャグを見たいものだと思っています。
 その「わたしに××しなさい!」ですが、霧島の車に乗って部屋についていった雪菜を、時雨と晶が一緒に追いかける、という展開になりました。
 そこで、二人がそれぞれ本音をさらけだす会話をしたところは面白いと思いました。あと、霧島は29歳とのことですが、それだと10年前に19歳で幼稚園の先生をしていたのだろうか、と気になりました。
 そして、今月から同じ遠山さんによる「かみかみがえし」が始まりました。この話は今ひとつ見所がわかりません。最近、色々なところで遠山さんの作品を見ますが、ややオーバーワークなのでは、と気になりました。

 「クギ子ちゃん」は前回出てきた「階子さん」の封印(?)をトモが解いてしまい、それをクギ子が助ける、という展開でした。そして、改心(?)した「階子さん」は歩道橋で老人の昇降を助けるようになった、というオチでした。
 今ひとつピンとこないのですが、読んだ後の満足感はかなりあります。これも作者の力量なのでしょうか。
 「地獄少女R」は、警官の顔を見た瞬間、こいつが真の悪人だとすぐわかる、というベタな展開でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です