Suite第31話

 学校帰りに、奏のカップケーキを食べる三人から始まります。最初はケーキの美味しさに喜んでいた響ですが、そのうち、本来の用事である、前回発動できなかった、クレッシェンドトーンの力の話になりました。。
 しかし、尋ねても「自分で考えなさい」という答えしか帰ってきません。落胆したかけた三人に対し、ハミィは「クレッシェンドトーンの力を得るにはハーモニーパワーを高める事が必要ニャ」と言い、特訓することを提案しました。

 そして翌朝、奏の家の前で待ち合わせとなりました。最後に現れたエレンは、ギターを弾きながらやってきました。その服装は、帽子・ネッカチーフ・飾りつきの白いジーンズと、「ギターを持った渡り鳥」風です。
 音吉に借りた本でキャンプを調べた結果、このような結果になった、とのことでした。プリキュアになって色々と変わったエレンですが、この「勘違いファッション」だけはマイナーランド時代と変わっていないようです。
 響と奏に諭されたものの、結局エレンはその格好のままでキャンプに向かいました。モノレールとバスを乗り継ぐと、ひなびた渓谷が現れました。さらに林の中を抜けた所に、キャンプ場でもある北条家の別荘はありました。
 着いて早速、空手の修行となりました。響は燃えていますが、奏とエレンは引いており、響はイライラします。
 すると、今度は奏が格闘を取り入れたダンスを教えます。響はもちろん、エレンも乗り気になりません。
 そして最後に、エレンの提案で岩の上で座禅を組みました。最初は響と奏はやる気がなく、お坊さん役のハミーに棒で叩かれたりしていました。
 一方その頃、トリオ・ザ・マイナーは大盛りカレーを食べていました。プリキュアに対抗してパワーアップするために、とにかく食べる、というバスドラの作戦(?)のようでうす。
 それはともかく、座禅している三人は足がしびれてきます。最初は、三人とも、自分だけギブアップするわけいかないと意地になっていました。しかし、そのうち、響がお互いの気持ちに気づきます。そして、二人に手をさしのべ、「三人で同時にギブアップ」という形にして終わらせました。そして、その時、ヒーリングチェストが反応しました。
 その夜、三人は寝袋に入って野宿していました。満点の星を眺めて明日の話などをしていましたが、疲れもあって、いつの間にか三人とも寝入っていました。
 一方、三人に「対抗」してパワーアップを図っていたトリオ・ザ・マイナーも道端で寝ていました。しかし、深夜の道路工事の音で目が冷めます。そして、ロードローラーに音符がついているのを見つけ、ネガトーン化しました。

 そのような街の状況はつゆしらず、三人は翌朝、山登りに挑みます。頂上近くは急斜面になっており、鎖につかまって登る形になっていました。
 頂上まで25mですが、奏とエレンはもう諦めムードになっています。すると、響が二人の荷物を持つから、と言います。「それでは特訓にならない」という二人に対し、響は「一人で頑張るより、三人の力を合わせる事が重要なの。昨日、座禅している時に気づいたんだ」と言いました。
 すると、エレンもやる気が戻り、身の軽い自分が先導する、と言い、岩を登り始めました。この「元ネコ」の特性を活かしている描写は面白いと思いました。
 一方、そのような特技のない奏は、自分は何で役に立てるか、と響に尋ねます。すると、響は「奏は後ろでドーンと構えていればいい。ただし、いつもの笑顔でね」と言い、それを聞いた奏は満面の笑顔を見せました。
 途中、響が滑落しそうになりましたが、それを二人が助けます。その時、合言葉のように皆、「三人で一緒に」と言っていました。
 そうやって、ついに三人は山頂に着きました。ちなみに、そこにある立札には「加音山山頂」と書かれていました。それを見たときは、加音町の町域の広さに驚きました。
 山頂から日の出を見て、三人はその景色の良さと達成感を満喫していました。眼下には雲が広がっているから、かなりの標高のようです。三人はしばし感動し、ヒーリングチェストも輝いていました。
 しかし、そこにフェアリートーンが現れ、街でネガトーンが暴れている事を告げます。
 そこで三人は山頂で変身し、街に向かいました。トリオ・ザ・マイナーの「パワーアップ」にも効果があったのか、これまでのネガトーンとは強さが違い、三人は最初苦戦します。
 しかし、逃げているうちに、昨日そして今朝の事を三人は思い出しました。そして「今回のキャンプで気づいたんだ。プリキュアの力は強さではない。困難にあったときに三人の力を一つにして乗り越えること。それがプリキュアの力」と言います。
 そして三人で手をつなぎ、ネガトーンの攻撃を跳ね返しました。するとそこにクレッシェンドトーンが降臨し、「今です。プリキュア」と言います。
 すると、クレッシェンドトーンとプリキュア三人が一体化し、「プリキュアスイートセッションアンサンブル」が発動。ネガトーンを撃退しました。
 そして、なぜかずっと様子を見ていたキュアミューズとドドリーが意味深な会話をするなか、三人が勝利に喜ぶ、という所で話は終わりました。

 キャンプ描写の冗長さおよび、空手とダンスの技への活かし方など、今ひとつ残念な点もありました。特に、せっかくキャンプをするのだから、三人で食事を作って一緒に食べる、みたいな場面もあっていいのでは、とも思いました。
 という不満点もありましたが、全体的には、前回の良さを引き継いでおり、全体的には楽しめた話でした。
 特に、山登りのところで、諦めかけた二人に対する響の発言および、それを聞いてそれぞれ自分の良さを発揮した奏とエレンの描写は上手いと思いました。
 また、座禅をギブアップする場面も、三人の気持ちおよび、それを察した響の描き方が巧いとおもいました。
 さらに、山頂での描写も朝の山頂ならではの美しさがよく描けており、その爽やかな空気を一緒に吸っているような気分になりました。
 他にも、三人が天の川を見ている場面なども良く描かれており、キャンプ話を最大限に活かしていたと思いました。
 また、「ブイブイ」と言って、Vサインしながら勝利を喜ぶ三人の描写も可愛いと思いました。
 次回は、ヒーリングチェストが奪われる話とのことです。予告を見る限り、キュアミューズの動向が鍵を握っているような感じです。
 しかしながら、視覚的に一番強調されていたのは、トリオ・ザ・マイナーの女装でした。特に、「女装バスドラ」は「またみてね」にまで進出していました。
 最近では、「なかよし」でも女装少年を前面に出したりしています。そのこともあり、まさか次回は、プリキュア史上初の「男の娘」話になるのだろうか、などと思いました。
 せめて、バスドラの女装に対しては、響あたりに「お前のようなババアがいるか!」くらいな事を言ってほしいものですが・・・。どのような話になるのか、いろいろな意味で期待しています。

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