なかよし2011年9月号(+おはなしブック)

 「スイートプリキュア」は、アニメ21話をそのまま漫画化していました。数少ない違いといえば、メフィスト初登場に対し、響と奏が驚いていた事でした。まあ、当然の「改修」と言えるでしょう。
 あと、冒頭で出てきたアフロディーテが目を閉じて「そう、わかったわ」と言った時の顔が、なぜかノーザに似ているように思えました。

 なお、本誌発売の一週間程前に、単行本「まるごとキュアビート」が発売されました。そこで、上北さんのフリートークが収録されていたました。
 それによると、「スイプリ」のキーワードは、「友情」「努力」「勝利」とのことでした。売上600万部を目指したいのでしょうか。とはいえ、もう少し独自性のある「キーワード」でも良かったのでは、と思いました。あと、これまでに比べると、上北さんの文章があっさりしているな、とも思いました。
 なお、漫画とは関係なのですが、この本のトリオ・ザ・マイナーの紹介で、バスドラが「スキヤキの肉を独占するわるもの」と紹介されていたのには笑いました。

 「GoGo!なかよし団」は、タナカ氏がいきなり失踪、という衝撃の展開から始まりました。単なる人事異動だと思いますが、このような描き方をされると、何かあったのでは、と半分本気で心配になりました。
 そして、永遠幸さんが二度目のゲストとして登場し、担当のナガノさんとともに、富士急ハイランドのお化け屋敷に行く、というイベントになりました。そして、そのままナガノさんは、「なかよし団」の担当になるようです。今後は、彼女がオチのギャグを担当するのでしょうか。
 イベントそのものは、単なる富士急ハイランドの宣伝、という感じでした。

 その永遠さんが描く「地獄少女」はAKB総選挙のパロディという感じでした。なぜか、そのアイドルグループには閻魔あいも加入しています。そして、「なかよし団」の取材を活かし、アイドルグループがお化け屋敷に行く、という展開になりました。
 そこでの、毎度おなじみのドロドロした展開のなか、人気一位をコネの力で得ていたアイドルが地獄送りになります。その「地獄」は、ダンスレッスンでミスすると、地獄の鬼の責め苦を受ける、というものでした。ところがそのアイドル、そのシチュエーションの理不尽さよりも、「なぜ閻魔あいのほうが、私よりダンスが下手なのに、私が責め苦を受けるのか」と怒ります。
 傍から見ると、えらくずれているのですが、ある意味、これは彼女のプロ意識なのだろうか、と思いました。ちなみに彼女は、殺されるほどの悪いことは一切していません。それもあり、地獄での彼女の発言は、ちょっともの哀しいものがあありました。
 あと、「総選挙」ですが、先々月に募集した「なかよし総選挙」の結果は、一位が「わたしに××しなさい」の雪菜で二位が「キミノネイロ」のネイロ、三位が「甘い執事」の一心でした。
 「甘い執事」で一心がハルルに勝ったのは少々意外でしたが、あとは順当といったところでしょうか。それは分かりますが、やはりコピーライターに弟子入りまでした、ハタノヒヨコさんがランクインできなかったのは、ファンとしては残念でした。

 連載再開となった「恋と軍艦」は、新キャラとして、入市の担当編集者が登場しました。なんか典型的な、脳の栄養が乳に行った、というキャラでした。そして、編集の仕事は何もせず、ひたすら町長を口説いていました。
 しかし、町長は相手にセず、香菜に巨乳の話をふられても、「あれは肩が凝りそうだ」と言って笑っています。このあたり、同じ42歳として、妙に共感が持てました。
 というわけで、新キャラおよび、入市の素性に関する紹介話、という感じで、香菜と晶はあまり目立ちませんでした。次回、どうからんでいくのか、楽しみです。

 最終回となった「非科学常識ケータイくん」は、ケータイが故障し、修理で稔との記憶がなくなる、と告げられる。しかし、最後のは稔の事を思い出した、という話でした。やや「突然送られてきたロボットもの」としてはベタな筋立てだと思いました。
 とはいえ、終わるのは少々勿体無いと思いました。ヒロインの稔、ライバルのビビアンのキャラが良く、絵も含め、前作より大幅に進歩したと想っていました。
 作者は仙台在住なので、生活的な要因もあったのでしょうか。落ち着いたらまた、新作を発表してもらいたいものだと思いました。

 新連載の「荒野の恋」は、鎌倉を舞台にした話のようです。ただ、冒頭でいきなり登場した横須賀線の車内が間違っていたのは、鉄ヲタ的にはかなり萎えました。細かい事ではありますが、実在の土地を舞台にする以上、そのような描写もきちんとやってほしいものです。
 他にも、入学直後の中学校で、担任教師が挨拶もそこそこに、メインの男女キャラ二人を学級委員にする、というのにも不自然さを感じました。
 ヒロインを始め、各キャラの絵は可愛いと思います。それが活きる展開になれば面白くなるかも、と思いました。

 予告にも載らず、いきなり掲載された、PEACH-PITさんの「クギ子さん」は都市伝説怪談モノでした。冒頭、いきなり「実はPEACH-PITが女性二人組とは嘘で、正体は根暗な青年」というギミックから始まります。
 本題の「クギ子さん」よりも、そのギミックのほうに重点が置かれていたような印象があった話でした。
 また、なぜ予告にも載らずにいきなり突っ込めたのかも気になりました。このクラスの作者だと、そういう事が自由にできるのでしょうか。

 「わたしに××しなさい!」はマミがユピナの存在を知り、さらにその小説の展開が、自分の周囲で起きている事と似ている事から、彼女の正体に気付きそうになる、という話でした。
 ちょくちょく出てくるライバル作家の正体がマミなのでは、と思っていた事もあり、この展開は少々意外でした。まさか、ライバル作家の正体は時雨なのだろうか、などとも思いました。
 「さばげぶっ」は、すっかりサバイバルゲーム部に染まったモモカが、合コンのカラオケでサバゲ脳ぶりを発揮する、という話でした。いくら毎日部活ばっかりやっているからといって、普通の人はそこまでおかしくならないでしょう。
 そう考えると、モモカにはもともとそのように染まりやすい資質があった、という事なのでしょうか。それにしても、第一話の時とは、完全にキャラが変わってしまったな、とも思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です