Suite第24話

 今回、一番印象に残ったのは、サンドアートで何を作るか、という時のやりとりでした。エレンの前では、ハンバーグだのケーキだのとボケた言い争いをしながら、いざエレンがいなくなると、即座に冷静になって「エレンは気を使っているのかしら」彼女の心境を分析します。そこで「エレンは気を使っている」と言っているのですが、そう言う二人も気を使って「ちょっとボケた言い争い」をしているわけです。
 そのあたりの、二人の微妙な心境を描きかたは興味深いと思いました。

 他に印象に残った事としては、セイレーンがメイジャーランドでハミィ以外に友達がいなかった、という設定でした。普通に暮らせば、友達の一人や二人いるはずです。いったい、なぜそのように孤独になったのか気になりました。まあ、その理由が描かれるかどうかは、これまでの展開を見ると、微妙かと思ってはいますが・・・。
 あとは、トリオ・ザ・マイナーが自分のラインカラーにあわせたシロップのかき氷を食べたのと、サングラスに対する妙なこだわりが面白いと思いました。
 あと、結果的にサンドアートで対象を取ったのは「イルカ」でしたが、あれを最初に見たときは、「尻尾についている球体は地球の物理法則を超越している」という事で印象に残りました。したがって、それが大賞を取った、というのは「さもありなん」と思いました。

  (8月5日追記)
 さて、話のほうですが、冒頭、目覚めたエレンを、響と奏がサンドアートに誘う所から始まります。エレンの住まいですが、15平米くらいの部屋にベッド・ソファ・机があるという、ビジネスホテルみたいな感じです。しかし、二人が勝手に入れたところをみると、ホテルではないようです。何かの寮みたいな施設なのでしょうか。
 また、ここでエレンが、前回の「海に向かって叫んだのを照れながら思い出している、というのは面白いと思いました。まあ、あの場では勢いと乗りがあったのでしょうが、冷静に振り返ればそう思うでしょう。

 その後、サンドアートとなりますが、響は「ラッキースプーンのケーキ一年分」を、奏は「審査員が王子」と聞いて、ともに異常な盛り上がりを見せます。さらに、サンドアートの題材をハンバーグにするかケーキにするかで言い争いなどもしていました。
 しかし、冒頭にも書いたように、一連の言動が本気とは思えません。響は普段からラッキースプーンで奏とケーキを食べています。まさかあれが有料で、会話の後にレジで料金を払っている、などという事はないでしょう。
 一方、奏ですが、自分の店が大会スポンサーである以上、王子が審査員をやるのを事前に知らないわけがありません。また、その場では盛り上がっていましたが、完成後は王子の事など気にもかけていませんでした。
 そう考えると、ここでは響と奏が、エレンの気を楽にするために、意識的にボケをやった、と考えるのが自然でしょう。
 あと、その王子の登場に、エレンは一切反応がありませんでした。序盤で作った「王子への想い」はなかった事になるのでしょうか。これは少々勿体無ののでは、と思いました。あと、昨年、王子がどんなサンドアートで優勝したのかも少々気になりました。
 そして、完成させたサンドアートをエレンが壊し、落ち込んだものの、二人に励まされて元気を取り戻し、かえって積極的にサンドアート再構築の指揮を取る、という展開になりました。
 そこに、トリオ・ザ・マイナーが現れて闘いとなり、初めての三人同時技での勝利、となります。
 このあたりは、ありがちな筋立てを淡々と進める、という感じでした。
 結局、優勝こそできなかったものの三人の友情は深まります。そして最後にやどかりを見て怖がるエレンを見てからかう二人に、エレンが「響も奏も絶対に許さなーい」と言って終わりました。
 このあたりもやや定番という感じでした。そのため、後半は淡々と進んだ、という印象がありました。ただ、なぜエレンがやどかりを怖がるかは気になりました。次回以降で明かされるのでしょうか。
 というわけで、やや個性に帰る話ではありました。ただ、キュアビート誕生時の盛り下がりから比べると、かなり回復しているようにも思えます。
 しかしながら、次回は、誤解による喧嘩が、さらに敵方の介入で悪化する、という、前半の残念な部分を合わせたような話のようです。なんとか、前半とは違った描き方になってほしいものですが・・・

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