前回と同様、上条を見舞う、さやかの描写から始まります。しかし、今回はリハビリの時間変更があり、会うことはできませんでした。
その帰りのエレベーターの中で、さやかは、上条が事故に遭った不幸を嘆くと同時に、前回、マミに言われた事を元に、「契約によって叶う願い事で上条が治った場合に、自分が何を求めるか」を自問自答します。
その上で、暗に自分が「治した事によって、上条に好きになって欲しい」と願っている事を認め、自己嫌悪に陥りました。
それに続き、さやかの「思えばその時の私は、まだ何も判っていなかった。奇跡を望む意味も。その代償も・・・」というモノローグが入ります。これは、未来のある時点での、さやかが、当時の自分を振り返っているわけです。
その「未来」がどの時点なのかが気になりました。現状で推察すれば、「魔法少女の代償が魂のソウルジェム化」かつ「上条は仁美とつきあう」の二点が判明した第8話中盤、というのが妥当です。
ただ、確率は低いと判っていますが、その後の悲劇ののちに、さやかが元に戻り、その回想をする場面が出てきてくれれば、などと思ってしまっています。
続いて、鹿目家の朝食風景になります。これまで同様の、ほのぼのとした光景ですが、まどかは、マミの最期を思い出してしまい、涙ぐんでいました。そして、まずかったかい、と尋ねた知久に対し、生きている事の幸せを通して、暗にマミの死に対する哀しみを語っていました。
そして、登校風景になります。さやかは、昨日の事がなかったかのように、わざと明るく振るまって、仁美に話しかけていました。
その後、昼休みに屋上に行き、まどかと昨日の事を話します。まどかは、マミの死を見た恐怖で、魔法少女になる気がなくなっていました。その、マミの死を思い出して泣き出す、まどかを見て元気づけ、改めてマミを褒めた、さやかの描写は印象に残りました。
その一方で、さやかの会話は、あの惨劇を見たにも関わらず、何とか自分が魔法少女になる「口実」を求めている、という雰囲気がありました。その、さやかの複雑な心境がよく伝わってきました。
続いて、マミの部屋を訪ねて再び哀しみを感じる、まどかと、その行動を予知して、マミのマンションの前で、まどかを迎える、ほむらが描かれます。
その会話の中で、まどかが、マミを自分は忘れない、と言います。それを聞いた、ほむらが「そう言ってもらえるだけ、巴マミは幸せよ、うらやましいくらいに」と、他人事みたいな表情で本音を言います。
それを聞いた、まどかが「ほむらちゃんの事も忘れないよ!」と言います。それを聞いた、ほむらは、拳を握り締めますが、その表情は描かれません。ただ、それを見た、まどかは「ほむらちゃん・・・」と驚きます。ここで、ほむらがどのような表情を見せたかが、非常に気になりました。
場面が変わり、上条を見舞う、さやかが描かれます。懸命に上条に気遣う、さやかですが、上条は、つい先刻、医者に演奏を諦めろ、と言われた事があり、さやかに八つ当たりします。
絶望して、「僕の手はもう動かない、奇跡か、魔法でもない限り・・・」と言う、上条に対し、さやかは即座に、「あるよ。奇跡も、魔法もあるんだよ!」と言い、窓の外にいる、キュウべえを見据えました。
先程の、まどかと、さやかの屋上での会話を聞いた時には、「二人を魔法少女にするのは諦める」みたいな事を言い、去ったように見せていました。しかし、ここで病室の前にいた、という事は、さやかが言葉と裏腹に、魔法少女になる決意を固めていたのを知っていたのでしょう。
続いて、「魔女の口づけ」を受けた、仁美たちが、集団自殺をしようとし、そこに、まどかを巻き込もうとします。それを、さやかが「魔法少女デビュー」で助ける、という展開になりました。
あの衝撃的な場面を見たにも関わらず、魔法少女になった、さやかに驚いた、まどかは問いかけます。しかし、さやかは、「なぜ魔法少女になったか」については、はぐらかしました。その一方で、その場に現れた、ほむらに対しては、相変わらず、敵対的な態度を取っていました。
そして、腕が動くようになった上条が描かれます。続いて、マミの後釜になろうと見滝原に現れたものの、キュウべえに、さやかの存在を聞かされて敵対心をあらわにした、佐倉杏子の出現が描かれ話は終わりました。