Suite第1話

 冒頭のメイジャーランドの設定描写が長いのに驚きました。おかげで、かなり各キャラの位置づけや性格が分かりました。ハミィは典型的な天然ボケキャラですが、実はアフィロディーテも同レベルなのでは、と思いました。なにしろ、「これは一年に一度の極めて重要な儀式です」などと言いながら、直後にその重要な楽譜を奪われ、書き換えられても、「歌い手がいなければ意味がない」などと呑気に笑っています。普通の人なら、「楽譜を書き換えられた」という事は、それ相応の歌姫もいる、と考えるところでしょう。
 もっとも、悲しい歌が始まるのを見ると、即座に音符を回収して人間界に送る、という迅速な対応をしていました。それらの作業を慌てずに行ったのをみると、このような「事件」は日常茶飯事なのかもしれません。

 そう考えると、重要なはずの儀式に、敵国の王や部下たちが堂々と乗り込み、あっさり楽譜を奪われる、というのも納得がいきます。名目は「国」となっていますが、実質的な関係はむしろ、隣町みたいなものなのかもしれません。
 そして、長いアバンが終わり、OPになりました。最後のほうに出てきた謎の仮面少女はハミィなのだろうか、とも思いました。
 本編に入り、街が出てきます。繁華街の地面にピアノの鍵盤が描かれていました。また、後で出てくる、響と奏の「思い出の場所」には、誰もが自由使えるレコードプレーヤーやピアノが設置されていました。日本にそんな施設がある街がないでしょう。どうやら、現実世界よりも、音楽に慣れ親しみやすい街、という設定のようです。
 また、石畳や塔になっている建物など、ヨーロッパ風の街並みが目立ちました。途中、懸垂式のモノレールが出てきましたが、あれも千葉や湘南でなく、ドイツを意識しているのかも、と思いました。
 その後、響のスポーツ万能ぶりと、奏のお菓子づくりの上手さが、分かりやすく紹介されます。そして、響がスイーツ部に忍びこみ、お菓子を盗み食いして、奏と喧嘩になりました。ただ、これは喧嘩というよりも、一方的に響が悪いのでは、と思いました。少なくとも奏は何ら不当な事をしていません。あと、響が鼻についてクリームを放置しながら会話するのも不思議に思いました。息苦しくならなかったのでしょうか。
 ただ、その後、一人で思い出の場所に行って独白したのを見ると、本当は昔のように仲良くしたいけれど、話かける手段が思いつかず、仕方なく喧嘩を売っている、という心境なのかと思いました。
 ここで、セイレーンの人間体である「エレン」が現れ、そこから戦闘モードになります。どうやら、マイナーランドの人々は、「心にト音記号がある人」を探し、そのト音記号を抜き出すのがとりあえずの目的のようです。
 続いて、響と同じ心境で思い出の場所に来た、奏も「トイオ・ザ・マイナー」の三人に襲われ、心のト音記号を抜き取られそうになりますが、なぜか弾き返されました。
 そして、そのト音記号が抜き取れない、響や奏みたいな人は、プリキュアの資格がある事が明かされます。それに気づいたハミィの言うがままに、二人はキュアメロディとキュアリズムに変身する、という所で次回への続きとなりました。

 冒頭部分を長くするなど、基本設定の説明のみに重点を置いた第1話でした。そのため、キャラの個性としては、ハミィの天然ボケぶりくらいしか分かりませんでした。
 次回は、息が合わなかった二人が一度は敗れ、その後喧嘩の原因となった回想を経て勝利を挙げる、という話のようです。そのあたりの話の流れはもちろんですが、その過程において二人の性格や心情の変化がどのように描かれるか、気になっています。

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