HeartCatch第43話

 病院に駆け込む、つぼみと陽一の場面から始まります。みずきが急に体調を崩して病院に運ばれた、という事で二人は心配します。病室に着くと、みずきは元気そうでした。そして、先にいた薫子が「おめでた」である事が告げられました。
 二人とも、一瞬ピンと来ず、少々のタイムラグを経て、驚きかつ喜んでいました。

 店の前に戻り、みずきを実家に連れて行く準備をしていると、えりかたち三人が来ていました。急に早退した事を心配する、えりかに対し、つぼみは「おめでた」である事を告げました。喜ぶ三人に対し、陽一は両手で目を見開き、「これは目デカイ」などと謎のギャグをかましました。
 三人は何の事だか分からず、無言のままです。しかし、つぼみが「今日もお父さんのギャグは冴えています」と言った事で、初めてギャグであることに気づき、お愛想で笑いました。なお、ゆりの笑い方は、失笑もしくは冷笑、という感じでした。
 翌日、つぼみは朝食を作ります。ご飯の鍋が吹いたり、目玉焼きを焦がすなど、御世辞にも成功とはいえない出来です。
 しかし、陽一は、「目玉焼きはちょい焦げが好き」「今日は柔らかいご飯を食べたかった」とつぼみをフォローし、美味しそうに全部食べました。
 そして、つぼみが店の準備をしようとすると、えりか達三人が手伝いにやってきました。
 まずは開店準備という事で、花を並べたりしています。つぼみは、店の前を掃除しており、いつきはそれを見て感心していました。続いて、鉢を店の前に並べます。「結構重労働だね」と言う、えりかに対し、つぼみは「お花好きの人にとっては最高の仕事」と、みずきが言っていたと答えていました。
 その頃、クモジャキーは久々のフンドシ一丁になって、滝に打たれて修行していました。そして、「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言い、続いて、滝から落ちてきた丸太を一刀両断しました。そして、「無念無想の境地。これでハートキャッチオーケストラをも一刀両断できるぜよ」と言い、闘いへの闘志を燃やしていました。
 一方、店では、三人がそれぞれ接客しています。えりかは、自分の心の花である「白いシクラメン」を花言葉を紹介しながら勧めていました。いつきは、他校の女性と達に、「貴方の好きな花がいいです。なぜなら貴方にプレゼントしたいから」と相変わらずモテモテぶりを発揮していました。そして、ゆりは記念品を求めた客にプリザーブドフラワーを勧めるなど、プロの花屋ばりの応対をし、つぼみに感心されていました。
 その、つぼみに対し、陽一は手伝いを頼みます。そして、「お父さんとお母さん、今でもラブラブなんですね」と言われると、照れながらも「家族みんながいるから頑張れる」と遠まわしに感謝の言葉を述べていました。
 その時、店にブーケを買いに来た老女と少女が現れました。つぼみが作ることになり、接客しますが、ついてきた少女・カスミの様子はちょっと変でした。
 その晩、つぼみは部屋でどんなブーケを作るか悩んでいました。そこに陽一が現れ、みずきに相談するようアドバイスします。電話でつぼみは、状況や、カスミの様子が変だった事を話します。
 それを聞いた、みずきは、「家族みんなに幸せを運ぶようなブーケがいい」「大切なのはつぼみの気持ちを込めること」とアドバイスしました。
 翌日、つぼみは、カスミと話をしようと、陽一とともに家に向かいます。その道すがら、つぼみは、自分が産まれた時の事を尋ねました。
 すると、陽一は、その日が雨だった事、雨上がりの窓の外の木についていた、つぼみが綺麗だった事から、名前の由来になった、などという事を教えました。
 そして、家の前に行きますが、カスミは一人で遊んでいました。つぼみが声をかけると、ちょっと嬉しそうな顔をしましたが、ブーケの話になると、途端に不愉快な顔になりました。
 いぶかるつぼみに対し、妹が生まれてから、両親が構ってくれなくなった、という悩みを話します。それに対し、つぼみは「一緒にブーケを作りませんか」と言います。一瞬、嬉しそうな顔に戻ったカスミですが、つぼみが妹の話をした途端、また不機嫌になって走り去りました。
 そして、そのカスミを見つけたクモジャキーは、自らのサーベルを使って、デザトリアン化しました。
 カスミを追っていた、つぼみが気づき、一人で変身して挑みます。それに対し、デザトリアンは、両親が仕事と妹ばかり大切にし、自分はもう嫌われた、というカスミの心の声を叫びました。それに対し、つぼみは、妹が生まれる前の事を思い出すように言い、それを聞いたデザトリアンの動きは止まりました。
 それを見ていたクモジャキーは、ダークブレスレットを発動します。つぼみは追い込まれますが、そこに三人が現れ、助けました。
 皆が揃ったところで、クモジャキーは「サソリーナの仇討ち」を宣言します。そして、修行の成果もあり、その剣圧で四人をまとめてふっ飛ばしました。そこで、四人は早速、スーパープリキュアに二段変身し、オーケストラを発動しました。
 クモジャキーは「修行の成果を見せてやるぜよ」と言って、正面から立ち向かい、一時は受け止めます。しかし、その圧力に抗しきれず、最後は敗れて逃げ、デザトリアンは浄化されました。
 カスミに謝った両親に対し、「カスミ、お姉ちゃんだからちょっとだけなら我慢する」と言い、驚かされます。それに対し、つぼみは、カスミの事を「お姉ちゃんの先輩」と呼びました。それを聞いた、カスミは、ブーケを一緒に作ることを同意しました。
 そして、ブーケは完成します。褒めた、みずきに対し、つぼみは、家族全員の誕生花で作った、と答えました。そして、改めて「お姉さん」になる事に対する決意表明をし、話が終わりました。

 話の終盤で、突如降って湧いた、「花咲家懐妊話」でした。現時点では、全体の流れでどのような位置づけにあるのかは不明です。ただ、何となく最終回へ向けての伏線なのか、とは思いました。
 そういう事もあり、主たる展開についても、ゲストキャラについても、「今回の話の主題」と言えるものは今ひとつよく分かりませんでした。
 その代わり、部分部分の描写は、色々と楽しめるものがありました。周囲が引く陽一のオヤジギャグを、つぼみが普通に笑って褒めた場面および、つぼみの成功とはいえない料理に対し、陽一が長所を探して褒める場面には、二人の親娘愛がよく伝わりました。
 また、みずきとの電話においても、二人の間の信頼がよく描かれていると思いました。
 他にも、店の前を掃除する、つぼみなど、細かい所でも丁寧な描写があり、楽しめました。
 また、今回は、つぼみ回だったわけですが、脇に回った三人も、花屋で手伝う場面や、陽一のギャグに対する反応など、短い出番の中で、そのキャラを巧く描けていたと思いました。
 一方、クモジャキーについても、打倒「オーケストラ」を意識した修行や、愛用のサーベルを使ってデザトリアンを作った事、そしてプリキュアに対し、「サソリーナの仇」を宣言するなど、その覚悟の強さがよく描かれていました。オーケストラが発動した時は、ダメだと分かっていても、「このまま持ちこたえ続けてほしい」と思ったほどでした。
 次回は、クリスマス話です。その「奇跡」として、「キュアフラワー復活」を持ってきたのには驚くと同時に、大いに期待しています。キュアフラワー本人はもちろんですが、コッペがどのようなサポートをするかも気になるところです。
 また、その宿敵とも言える、デューンがつぼみと接触する場面もあり、そこでどのような会話がなされるかも気になるところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です