「ハートキャッチプリキュア」は、前話の続きでアニメ34話の筋を追い、32話をちょっとやった後、先日放映の38話をなぞる、という展開でした。
メインは38話と同じ、ミラージュ→オーケストラなのですが、そこに至る過程は、アニメとかなり違った描き方をしていました。
アニメ同様に四人でフォルテッシモをやるのですが、こちらのデザートデビルはあっさり跳ね返します。
皆が驚くなか、つぼみが「四人で力を合わせたのに・・・」と言うと、ゆりが「ただ力を合わせてもダメなのかしら・・・」と言います。
それを聞いた、つぼみは、「そ・・・そうかもです」と何かに気づいた表情をし、続けて、「・・・みんなの心がまだ、ひとつにつながっていないのです・・・」と続けます。
そして、えりかと、いつきの手を握り、「えりか・・・いつき・・・ゆりさん・・・そして・・・わたし」と変身中であるにも関わらず、名前で呼びました。
すると、それに反応して、ミラージュが輝きだし、四人は覚醒します。そして、スーパーシルエットに変身し、ハートキャッチオーケストラで撃退しました。
一方、その様子を見ながら不敵に笑うデューンが描かれ、話は終わりました。
オーケストラを出す過程は、明らかにアニメより分かりやすかったと思いました。ただ、いかんせん紙数に限りがあるので、「四人の心を一つにする」という部分は描ききれなかった、という感じでした。
ただ、その中で、「変身中に本名を呼ぶ」という方法を使って、心の繋がりを描いたのを見た時は、さすがは上北さん、と思いました。
この漫画をベースに、話を肉付けして38話をつくったら、かなりの名作になっただろうに・・・と少々勿体なさを感じたほどでした。
「GO!GO!なかよし団」は、「野ばらの森の乙女たち」単行本1巻宣伝企画という事で、白沢まりもさんがゲスト出演しました。その内容は、「単行本が飛ぶように売れるように」というこじつけで、群馬県水上にある、日本で唯一らしい、橋から川に向かって飛ぶバンジージャンプをやる、という企画でした。
かなり無理があるこじつけなのですが、それを逆手に取って「というわけで今回は、『野ばらの森の乙女たち』にちなんで!『日本一高いバンジージャンプ』体験レポートでーす!」とハタノさんがボケをかまし、白沢さんに「一個もちなんでないよ!」と突っ込ませるあたりは、相変わらずのギャグセンスだと思いました。
そして、ハタノさんを筆頭に四人が飛ぶのですが、その感想が心理的・視覚的にも面白く描けていました。続いて白沢さんが飛ぶのですが、その感想は「これで・・・私が死ぬとき、走馬灯のように流れる思い出の中にブリッジバンジーが追加されるんだ・・・」という妙に悟ったようなものでした。
あとは、白沢さんの担当さんが飛んだあと、当初は自信満々だったタナカ氏がいざ飛ぶと怖がりまくる、というオチで締めていました。
その題材となった「野ばらの森の乙女たち」ですが、前回のダークな展開はおさまり、いつもの「四角関係描写」に戻りました。先輩が後輩に勉強を教えるという場面で、泉が眼鏡をかけるのですが、その眼鏡は男性がかけるようなデザインでした。
「タチ」を意識してのことかと思いますが、あのような描き方を見ると、本当に女性なのだろうか、と久しぶりに気になりました。
その後、礼拝堂で泉と初美が「野ばらの約束」をしそうになる、という展開になるのですが、最後の場面で、唐突に繭子が「そんなの見るくらいなら、この世界から消えたほうがマシよ」と言って窓から飛び降りる、という衝撃のラストとなりました。
これを見たとき、実は繭子の足にはゴムロープが巻かれており、地上に着いた繭子が、「これで・・・私が死ぬとき、走馬灯のように流れる思い出の中に礼拝堂バンジーが追加されるんだ・・・」と言う、というネタが頭をよぎりました。もし本当にそれをやってくれたら、単行本を二冊くらい買うのですが・・・。
今月で最終回の「初恋ランチボックス」は、クリスマスイブに、これまでサエが取り持ったカップルが集合する、という話になりました。これまで、各話で魅力的なゲストキャラを描き続けていただけに、その彼女・彼らが集まる、というまとめ方はいいと思いました。
ただ、肝心の悠希はパーティに来ません。それを心配した皆の応援を受けたサエは、悠希のために唐揚げとフルーツサンドを作ります。
その際のsihoriとの会話で、フードコーディネーターを目指すことを決意したサエは、帰りに追いかけてきた悠希に、マフラーとフルーツサンドをプレゼントします。
そして告白しようとしたら、悠希からキスしてきてハッピーエンド、という形で終わりました。
最後の部分は、これまで描いたゲスト達の恋愛に比べると少々ベタかとも思いました。まあ、主人公たちによる「締め」としては、これくらいのほうがいいのかもしれませんが・・・。
とにかく、その洗練された絵と、温かい話で、一年間楽しませてもらいました。また、このような楽しい話を読みたいものです。
新連載の「ミスプリ」は、「史上空前の執事ブーム」なるものを迎えた日本において、男勝りのヒロインが、「ミス・プリンセス・コンテスト(略称・ミスプリ)」を目指す、というものです。
その過程において、なぜか執事派遣会社の会長と知り合い、四人の執事をつけてもらえる、という乙女ゲームを漫画にしたような筋立てでした。ちなみに、プロデューサー的な位置づけで「アンジェリーク」を作ったスタッフが参画しているとのことです。
設定的のほうは好みでありませんが、ヒロインはかなり魅力的なキャラだと思いました。
「キミノネイロ」は、音色と明星と鈴木で、校内球技大会でバレー部員と闘う、という話でした。実は運動が苦手な明星に対し、音色はその身長を活かしてブロックを教え込みます。
その練習中に怪我をするのですが、音色は平気なふりをし、大会にもそのまま出る、という展開でした。
そして、最後に明星が音色を初めて呼び捨てにすると、音色の胸がドキッとなり、顔が赤くなる、というオチでした。このまま「男女逆転ラブコメ」になるのでしょうか。
最後の部分も興味深く読めましたが、それ以上に、怪我を隠して試合にのぞんだ音色の「漢」っぷりが印象に残った話でした。
「園芸少年」は、相談室登校で、常に箱をかぶっているという、庄司という新キャラが登場しました。ニックネームは「BB」とのことですが、それを聞いたときは、20年近く前に少年サンデーに載った、世界で最も悲惨なボクサーの話を思い出しました。それはともかく、前回に続いて対象読者層が見えてこない話でした。
前回、驚異的なブレイクをした「地獄少女R」でしたが、今回はまた定番の話に戻っていました。前回が名作過ぎただけに残念です。