前回からの続きで、いつきがポプリを人形だと思って可愛がっていました。その時ポプリは、いつきがプリキュアである事を確信していました。
そして、真夜中であるにも関わらず、つぼみを文字通り叩き起こします。そして、いつきがプリキュアであると断言し、そのまま、いつきの家に行こうとします。その物音で、えりかおよびシフレ・コフレも目が覚めて話に加わり、妖精達は慎重になるように言いますが、ポプリは聞く耳を持ちません。
翌朝、皆で明堂院家に行き、どこかへと出かける、いつきの後を付けます。つぼみは、いつきがうかない顔をしている事が気になります。そして、いつきの行き着いた先は病院でした。
薄暗い病室では、さつきが何かにおびえています。そこに、いつきが見舞いに入ってきますが、さつきの様子は変わりません。いつきがカーテンを開けようとすると、「開けるな!」と言うなど、これまでとは全く違うキャラになっていました。
病室から出た、いつきは、心配して、ソファの上で転がりながら、さつきの事をあ案じます。そして、転がりすぎて床に落ちたところで、つぼみとえりかに出会いました。
慌てて、「生徒会長らしさ」を取り戻した、いつきに対し、えりかが手術の事を尋ねます。それで、いつきは改めて、さつきの様子のおかしさを話しました。
さつきの病気は昔からですが、これまでは常に明るく振舞っていました。いつきは、幼い頃、稽古が厳しくて泣いていた自分を池のほとりに連れて行き、太陽に向かって伸びをして、元気を取り戻させてくれた事を話します。
そして、そのさつきが、手術を恐れている事を心配し、力になってあげたいという事を語りました。
翌朝、つぼみはひまわりの花束を用意して、シフレおよびポプリとお見舞いに行こうとします。しかし、ポプリは密かに先に出ており、病院の前で、いつきを待っていました。
そして、いつきに飛びつき、挨拶および自己紹介します。ぬいぐるみがしゃべって動くことに少々混乱したいつきですが、とりあえず、「はじめまして。明堂院いつきです」と挨拶をしていました。この部分の描写は、色々な意味で、いつきらしさが巧く描けていると思いました。
対して、ポプリは単刀直入にプリキュアになるよう頼みます。いつきは、プリキュアの可愛さを思い出し、自分も同じような格好ができると思って、嬉しそうな顔をします。
しかし、続いてポプリが「心の大樹を守ってください」と言うと、表情が曇ります。そして、自分にはプリキュアになる資格はない」と言いました。さつきの不安すら拭えない自分に、他のものを守れない、という考えなのでしょう。
その直後、つぼみとえりかが病院の前に現れます。ポプリは慌てて、いつきの腹に隠れました。その腹に驚いた二人に対し、「昨日、食べ過ぎて」と咄嗟にごまかします。二人はそれで納得(?)し、すぐに普段の表情に戻り、用意した花束を、いつきに渡しました。
一方、相変わらず不安におののいている、さつきは、昔の事を思い出したのか、太陽を見ようとカーテンを開けます。しかし、窓の外に見えたのは、太陽でなくサソリーナでした。
そして、病室に三人が行くと、窓が割れて、さつきが入った球が転がっており、外を車椅子ベースのデザトリアンが歩いていました。
つぼみとえりかは、いつきに残るように言って追いかけますが、ポプリはにうながされて、いつきも後を追いました。
そして、二人は、いつきがいることに気づかず、変身します。驚くいつきを前に、闘いが始まりますが、さつきの武術を身につけているデザトリアンは二人を圧倒します。
さらに、デザトリアンは、「手術を恐れること、およびそれを、いつきに知られたくない」という、心の叫びを語りました。
いつきは、その前に立ちはだかりますが、デザトリアンは構わず攻撃をしようとします。そこにポプリが現れ、バリアでいつきを守りました。バリアの効き目はすぐに切れ、ポプリは吹っ飛ばされます。
なぜそのような無茶をするかを尋ねられたポプリは、「いつきと同じです」と言い、皆を守りたい、という心を告げます。
その時、サソリーナがポプリの存在に気づき、襲ってきます。応戦する、いつきに対し、サソリーナは「何の力もないくせに出しゃばるんじゃないわよ」と言いますが、ひるまずに「ポプリは渡さない。ポプリも、お兄さまも、大切なみんなを守ってみせる」と言います。
すると、その時にポプリの変身アイテムが反応し、「シャイニーパフューム」が現れ、いつきは変身を決意しました。
変身が完了した、いつきに対し、ポプリは名前を決めるよううながします。その場では決めませんでしたが、変身と同時に顔を出した太陽を見て、「できるなら、太陽のような・・・」と言いました。
そして、闘いが始まります。いつきは、空中で止まって、その空気を足場にするような形で攻撃を仕掛けたり、水の上を滑るように動くなど、これまでの二人と異なる技に、明堂院流の武術を組み合わせて、デザトリアンを圧倒します。
さらに、防御でも、ポプリのバリアを出したうえに、そこから発勁で攻撃する、という技も出しました。
そして、手すりの上に軽やかに立ち、「そして願わくば、太陽のようにみんなの心を守る光になりたい」と言い、「陽の光浴びる一輪の花・キュアサンシャイン」と名乗り、ここで次回への引きとなりました。
新プリキュア誕生回ということもあり、作画にかなり力が入っていました。そういう事もあり、視覚的に非常に楽しめました。
冒頭から、つぼみの「眼鏡を取った藤子不二雄キャラ顔」にはじまり、寝ぼけたり驚いたりと、様々な表情を楽しむことができました。
さらに、「後をつける」という場面において、一応、最初だけは「草むらのなかに紛れるひまわり」という「変装」をします。しかし、そのまま、街中をつけたため、ただの「ひまわりを持ちながら歩く変な人」になってしまいます。
そして、結局そのひまわりを持ったまま、話しかけようとするのですから、かなりのギャグです。それを、台詞的なボケツッコミなしで行うだけに、より一層笑えました。
他にも、ソファで転がるいつきおよび、そこに出くわしたときに、いつきとつぼみの表情を見比べる、えりかの動きや、ポプリが身代わりに置いたカエルのぬいぐるみなど、細かいところでも、印象に残る場面がありました。
そして、いつきの変身場面は、期待通りの出来でした。動きといい、表情といい、これまでの二人との共通点を持ちつつ、いつきならではの、新たな特徴も出ていました。
三人一緒での変身場面がどうなるか、今から期待大です。
さらに、変身後の動きも、その動きの各所で「強さ」を上手く描いていました。そういうこともあり、絵的には完璧に近い回だったと言えるでしょう。
一方、話のほうは、重要回の割には今ひとつ、という感じもしました。一番の原因は、さつきのキャラクターがこれまでと全く違ってしまった、ということでしょう。いくら、手術を恐れているとはいえ、ちょっと変貌が激しすぎ、不自然さがありました。
他にも、いつきが夢を見たかを結局確認せずじまいだった、など粗さを感じる点が少なからずありました。
まあ、今回の主題は「キュアサンシャイン誕生」であり、その場面を中心に、視覚的に十二分に楽しむことができました。したがって、それらの不備もそれほどは気になりませんでしたが・・・。
次回は、今回の続きで、キュアサンシャインの決め技披露、さらにダークプリキュアとの初対決、となるようです。
二人では一度も勝てなかったダークプリキュアに対し、いつきが加わったことでどう変わるのか、楽しみです。