HeartCatch第9話

 花咲家に客が来ており、それを陽一とみずきが応対しています。その小畑は、陽一の事を教授と呼び、それを外で、つぼみと聞いていた、えりかは驚きます。
 その驚きぶりを見て、つぼみは得意そうな顔で微笑みます。ところが、小畑が陽一に自社へ来てほしい、とスカウトを始めると、一転して、つぼみは驚きの表情を見せました。

 陽一の過去に驚いた、えりかは、みずきの話を聞きます。そして、彼女が花に関する有名な会社の出身と聞いて驚き、かつ二人の出会いのきっかけが、花なのかと確認します。
 えりかの予想通り、二人の出会いは花畑でした。それを聞いたシフレとコフレはいきなり、「出会いから即プロポーズ」を演じ始めます。えりかは突っ込みますが、つぼみは、出会ってから1ヶ月で結婚したからあながち間違いでもない、と言いました。
 続いて、えりかは、陽一が「出世」する事も含め、花咲家を褒めますが、その話を聞くと、つぼみは再びうかない顔をします。
 その日の夕食時、つぼみはうかない顔をしていました。それについて尋ねられると、小畑の引き抜きの話をします。そして、陽一が断ったと話すと、急に元気になりました。
 翌日の夕方、えりかが「トンカツの好きな犬と、天ぷらの好きな猫が将棋を指したらどちらが勝ったか?」などというナゾナゾを出しながら道を歩いていると、携帯で仕事の話をしている小畑が現れます。
 そして、つぼみに、スカウトを断った陽一を説得するように頼みました。困ったつぼみに対し、小畑はたたみかけますが、そこに、えりかが割って入り、場所を変えての話し合いを提案します。
 そこで一旦場面は変わり、沙漠の使徒の世界に。そこでは、コブラージャが砂風呂に入って悦に入っていました。そこに、スナッキーが現れ、サバーク博士の出撃命令を伝えに来ます。しかし、コブラージャはエステ中と言って無視します。
 そこで、スナッキーは、コブラージャの手伝いをしていたスナッキーと話し合い、二人でコブラージャをおだてます。そして、「プリキュアもコブラージャの美しい姿を見たがっている」などという無茶苦茶な理由で彼を説得(?)し、出撃させました。
 一方、えりかの提案によって、三人は話しあうために薫子の植物園に行きます。そこに入った小畑は、園内にある珍しい植物を発見して喜びます。すると、つぼみもそれに応じて、えりかにはチンプンカンプンの会話を二人で繰り広げました。
 一瞬、いい雰囲気になりましたが、小畑は再び勧誘の話をします。しかし、「企業の論理」を言う小畑に対し、つぼみは「花に勝も負けるもないと思います」と否定します。
 さらに、小畑が「君は子供だからわからないだろうけど」などと、説得しているのか喧嘩を売っているのか分からないような発言をすると、そこに薫子が登場します。
 そして、陽一とみずきが仕事で家を開けっ放しにし、つぼみは幼い頃からそれを笑顔で見送っていた、しかしある日、見送った後、仲睦まじい燕の家族を見て泣き出し、それを偶然忘れ物を取りに戻った両親がそれを見て、仕事を辞めて今の花屋を始めた、という話を明かしました。
 それを聞いて、つぼみの説得を断念した小畑は去っていきます。そして、それを見つけたコブラージャが、心の花を取り出し、携帯電話を使ってデザトリアン化します。
 変身した二人に対し、コブラージャは「さあ、プリキュア、お望みどおり来てやったぞ」などとボケをかまし、そこから闘いが始まります。
 デザトリアンが語る小畑の心は、「営業ではなく研究部門に行きたいが、それを言うと、会社を首になるかもしれないから言えない」というものでした。闘いのほうは、特に派手な技などはなく、挟撃した二人が、最後はダブルフォルテウェーブで撃退する、という展開でした。
 翌日、小畑は再び花咲家に行き、スカウトを諦めた事と、自分もいつかは花の研究をしたいが、まだ自信がないと言います。一方、表で店番をしている、つぼみのところに、向日葵がほしい、という少女が来ます。それに対し、つぼみは丁寧に「夏まで待ってください」と言いました。
 その様子を見ていた陽一は、小畑に対し、「君は春の向日葵だ」と言って会社で頑張るよう励まします。そして、最後は両親に飛びつく、つぼみの描写で話は終わりました。

 自分的には、今回の話で最も活躍したのはスナッキーだと思っています。サバーク博士の指令を、闘う気のない大幹部に伝えるため、「プリキュアもコブラージャ様に会いたがっている」などという、とんでもない嘘をついて、うまく乗せてしまいます。
 また、コブラージャお付きのスナッキーとの連携も絶妙でした。初登場ではあまり目立ちませんでしたが、今回の話で一気に存在感を大きくしたと思います。今後も、彼らの「活躍」が楽しみです。
 また、いきなり花咲夫妻のプロポーズを演じ出すシフレとコフレの描写も印象に残りました。特に、「結婚するですぅ」「ハイですぅ」には笑いました。また、陽一のプロポーズを予想出来たのは、薫子との付き合いで花咲家の思考パターンがある程度想像できるからなのか、などとも思いました。
 あと、この二人の関係が気になりました。歴代シリーズでは、マスコット達には「バカップル」「片思いするも相手は全然気付かず」「王位継承権を押し付けあう王子達」「赤ん坊とお守り」など、位置関係が明確に設定されていました。しかしながら、この二人については、いまだにそのあたりが謎です。
 今回だけ見ると、漫才の相方みたいですが、さすがにそれだけではないと思われます。そのあたりの展開も期待できました。
 また、えりかの動きも色々と楽しめました。特に、小畑に説得を迫られて、つぼみが困っているのを見たら、即座に間に入って場所替えを提案したあたりは、彼女らしさを感じました。
 あと、話の本筋とは全く関係ないのですが、彼女の出した「トンカツの好きな犬と、天ぷらの好きな猫が将棋で対決したらどちらが勝ったか?」というナゾナゾが非常に気になりました。ちなみに、ネットで検索をかけても、有力な回答は見当たりませんでした。
 なんでも、かつて日本将棋連盟事務局で取材する記者に将棋の歴代記録などの情報を解説する仕事をし、現在は東京アマチュア将棋連盟で理事をやっている人間が二日間考えても、全然分からなかったそうです。したがって、かなりの難問なのでしょう。
 というわけで、本筋以外では、色々と楽しめた話でした。その一方、本筋である、花咲家についての部分および、今回のゲストキャラである小畑については、少なからぬ違和感がありました。
 両親が仕事を辞めて花屋を始めた理由の部分ですが、つぼみの後ろ姿ばかり描かれており、幼い頃や小学生時代のつぼみの表情が見えません。仮に、見送った後はずっと寂しそうにしているのなら、薫子がそれに気づいて、陽一たちに伝えたでしょう。
 逆に、これまではずっと明るく振る舞い、中学生になって燕を見て初めて泣き出したとしたら、どちらかと言うと突発的な事と思うのが普通です。それだけで教職ならびに会社を辞める、というのは違和感がありました。
 むしろ、たまに過ごした家族団らんでの、つぼみの健気な気遣いを見た両親が、家族が一緒にいることの大切さに気づく、みたいな筋立てのほうが自然だったのでは、と思いました。
 あと、小畑の設定及び心の声もよくわかりません。研究職をやりたいと言うとクビになる、と心配していましたが、毎日言うならともかく、上司との面談などで希望を言う分には普通は問題ないのでは、と思いました。
 まあ、元ゼミ生とはいえ、入りたての人間一人にいきなり世界的植物学者の勧誘をやらせる、というかなり非常識な会社です。そこから類推すれば、異動の希望を言うだけでクビになる、というブラックな社風である可能性も十分にありますが・・・。
 というわけで、本筋を除けば十分に楽しめた、という話でした。
 次回は、ダークプリキュアが登場とのこと。早くも序盤の山場、といったところでしょうか。夢を除いては初台詞となるダークプリキュアの人となりが、どのようなものなのか、気になるところです。
 同時に、予告に登場した、デフォルメ調のつぼみとえりかがどのような会話をするのか、および、えりかのナゾナゾの答えが明かされるのかが非常に気になる話でもあります。

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