下校場面から始まります。隣町にある「三浦屋ラーメン」の二号店が近所に開店すると出ており、えりかは喜びます。その時、その店の息子である、あきらが通りかかったので、えりかは開店の喜びを伝えます。ところが、あきらは「来るなよ!」と不愉快そうに言い放ちました。
さらに、店から出てきた父親に対しても、同様の態度を取ります。
続いてOPとなりますが、今日から20日公開となるオールスターDX2の宣伝バージョンに。いきなり、「S☆S」の日向みのりが出てきたのは嬉しいことでした。今回はぜひ、昨年以上に長い台詞を話してほしいものです。
翌日の学校では、あきらは、野球部のレギュラーとして練習を頑張っています。その姿を見ながら、えりかは、一号店の開店時には、学校でビラまきするなど協力的だった、あきらが、なぜここまで態度が変わったのか、と不思議がっていました。
つぼみが帰宅すると、両親が、三浦屋ラーメン開店祝いの花を作っていました。今ひとつ満足な出来にならず、悩んでいます。それを見ていた、つぼみは菜の花を渡します。それを中心に加えると、雰囲気が一変し、両親の悩みは解決しました。
両親が、「さすが、つぼみ」と喜んでいたところを見ると、普段からよくある事のようです。この部分は、彼女の花に対する感性の高さを、うまく表現していると思いました。
その時、えりかが現れ、コフレの様子がおかしい事を伝えます。実は、シフレともども空腹とのこと。そこで、薫子の植物園に行き、何とコッペの腹から「キュアフルミックス」を取り出し、えりかの強烈なシェイクもあって、二人の空腹が癒されました。
それがきっかけで、再び三浦ラーメンの話に。三浦父子を心配する、つぼみは、その心境をコッペおよび薫子に見抜かれ、元気づけられます。
そこで再び三浦ラーメンの前に行くと、店の前で、あきらが佇んでいました。それを見た、えりかは、「あ、親不孝者。まさか花を壊したりしないだろうな」などと過激な言葉で心配(?)しますが、あきらは逆に、落ちていた花をなおしていました。
つぼみは、その哀愁ただよう後ろ姿を見て心配して追いかけます。そして、公園で声をかけようとして転び、それがきっかけで、あきらと会話できます。
そこでも、あきらは本心を言いませんが、父親の事業拡大そのものには反対してはいませんでした。また、傍らで楽しくキャッチボールをしている親子を見ている姿から、大体の心境が伝わってきました。
さて、砂漠の使徒本部では、クモジャキーが前回の失敗を批判され、「ほんの小手調べじゃきに」と返事をしたところで、新キャラ・コブラージャがライトを浴びながら登場します。二人は早速舌戦を初め、仲の悪さを隠そうとしません。そして、サバーク博士はコブラージャに出撃を命じました。
翌朝、つぼみが寝ていると、えりかがいきなりやってきて、布団をはいで起こします。今日は休みですが、三浦屋ラーメン2号店の開店一番乗りをするために来たとのことです。ちなみに、まだ8時で開店は11時とのことでした。ただ、最終的に、つぼみが起きたかどうかは、描かれませんでした。
その開店を控えた、三浦屋では、父親があきらにラーメンを食べさせようとしますが、拒否されます。ここでも、あきらは理由を言いません。
一方、店の外では、コブラージャがまたもや写真撮影をしています。そして、つぼみの案によって菜の花が入った花束を見て、それを評価し、背景に使っていました。
そして、店から出てきた、あきらの心の花を取り出して、ラーメンをベースにしたデザトリアンを作りました。
それを見た二人は変身します。そして、コブラージャを見て、えりかが「名を名乗れ!」と言うと、自己紹介と同時に、自分のサイン入りブロマイドを二人に投げつけました。
闘いの間、デザトリアンは、あきらの「ラーメンにかまけて自分の相手をしてくれない父親への批判」と「父親に頑張ってほしい」という半ば矛盾した心境を吐露します。それに対し、コブラージャが「なんて弱々しい」と馬鹿にすると、つぼみが「堪忍袋の緒が切れました!」と、決め台詞で怒ります。
それを受けて、えりかも、「私も、ムカーときて、ガーっなった感じだよ!」と怒りを表明しますが、その表現に自らダメ出しします。そして、「次回までに考えておくからね」と決め台詞開発を予言していました。
そして、フローラルパワーフォルテッシモでデザトリアンを撃退。つぼみが心の花を取り戻すと同時に、えりかは、落ちそうになったラーメンをキャッチし、「セーフ」と喜んでいました。一方、コブラージャは「アデュー」と、キザキャラらしい捨て台詞で去っていきました。
闘いが終わり、二人は三浦屋二号店でラーメンを食べています。食べ終えた後、えりかが、あきらの話をしようとしますが、つぼみは「それは本人から・・・」と止めます。そこに、あきらが入ってくると、つぼみは「あっ!本人!」と大声で言い、さらに和解の話をしそうになったため、つぼみは慌てて口を塞ぎ、えりかを抱えて店を出ました。
そのあきらに対し、父親はキャッチボールに誘い、二人だ河原に行きます。それを見ながら、つぼみが喜ぶと、えりかは「私たち、いい仕事をしたねえ」とグルメ話らしい(?)締め台詞を言いました。そして、嬉しそうな、あきらの止め絵で話は終わりました。
今回の話の主題は、あきらの父親に対する複雑な心境だったと思います。しかしながら14歳の中学生が、父親とキャッチボールをしたがる、というのは、自分の中学時代を思い出すと、かなりの違和感がありました。まあ、世代の違いなのかもしれませんが・・・。
また、父親が、「デザトリアンの心の叫び」で、あきらの本心を知る、という筋立てもどうかと思いました。これだと、二人の問題を解決したのは、コブラージャになるのでは、と思いました。
あと、あきらと初対面であり、三浦屋に行ったこともないつぼみが、親子の仲を取り持とうした、というのも違和感がありました。確かに、えりかとの出会いや、プリキュアの経験によって、引っ込み思案から脱却しつつありますが、これではいくら何でも変わりすぎです。
まあ、元々のキャラなら、えりかがこの役回りを担うところでしょう。それだと、つぼみが目立つ場面が、開店祝いの花に菜の花を加えるところだけになってしまいかねません。そのため、つぼみにその役目を回さざるをえなかった、というのもあったのかもしれませんが・・・。
といわけで、話の筋よりも、各キャラの描写のほうが印象に残る話となりました。
初登場のコブラージャは、常に自らを撮影させたり、自己紹介でサイン入りブロマイドを投げてよこすなど、そのナルシストぶりを十二分に発揮していました。クモジャキーとの仲の悪さが、話にどのような影響をおよぼすかも含め、いろいろと期待できるキャラだと思いました。
また、花束を見たとき、つぼみの案で入った菜の花という「派手さのない美」を賞賛したという描写も印象に残りました。
一方、主役のほうですが、今回は、えりかの描写が際立っていました。特に、つぼみの「堪忍袋」に続こうとして、いい台詞が浮かばず、「次回までに考えておくからね!」と言った描写には感心させられました。
また、朝からつぼみの部屋に上がりこんで、布団をはがして起こす、というのも印象に残りました。これまでは、ベランダ越しに会話するだったわけですが、おそらくは前回の「親友宣言」を受けての変化だったのでしょう。
他にも、目から炎を出してキュアフルミックスを振る場面や、デザトリアンから解放されたラーメンを救った描写、そして最後の「いい仕事をした」という台詞など、彼女の良さを存分に発揮していました。
次回は、OPで存在感を出していた、カメラ少女・多田かなえの初登場話です。あのOPを見る限り、今後も、いろいろと出番がありそうですが、いったいどのようなキャラなのでしょうか。
また、つぼみが新技を習得するとのこと。今回は、出ていた割には、菜の花の場面を除くと目立つ描写がなかった、つぼみがどのように描かれるかも楽しみです。