OP前は、ソレワターセ化したノーザを見て皆が驚く、という前話ラストの再放送だけでした。いかにも「1月半ばのプリキュア」という感じです。
そのソレワターセ化したノーザは、先週同様、植物攻撃を続けます。ソレワターセ化した事による違いは、先週が蔓だったのが、今週は枝になった、という事くらいです。
その枝に対し、ラブ達は、ラブサンシャインなどの初期技を、ショートレンジで使って対抗します。新技によってお蔵入りになった技を、このような小技として再利用する、というのは面白いと思いました。
一方、一度タガが外れたラビリンス国民達は、好き放題に闘いを見物しています。先々週、ラブに助けられた女の子も見入っていました。余談ですが、私はこの少女と先週のドーナッツ少女を同一人物だと勘違いしていました。まあ、話の本筋とは特に関係ないことですが・・・。
一方、勝手放題を始めたラビリンス国民ですが、先週のシステム障害の影響が強いようで、クラインがいくらキーボードを叩いても変化がありません。業を煮やしたメビウスは、直接の鎮圧を命じます。
そこで、クラインは市街にワープし、勝手な行動をやめるよう命じますが、完全に無視されます。「処罰しますよ」と宣告しているのを無視されたのですから、見せしめに何人かの寿命をその場で終わらさればかなり効果があるのでは、と思いました。まあ、そちらもシステム障害で使用不能だったのでしょうか。
あと、総統の側近が、街中で巡査みたいな事をやっている、というのは笑いました。どうやら、ラビリンスの管理要員は相当人員が絞られているようです。発達しすぎた管理システムの弊害なのかもしれません。
さて、ソレワターセ化ノーザに対し、四人は必殺技の同時攻撃をかけます。一度は跳ね返されたと思いきや、ラブが「まだまだ」と言うと、上に飛ばされたと思われた技のエネルギーが再度ソレワターセ化ノーザを襲います。これで、ついにノーザは倒されました。
倒れたノーザの前で一安心する四人ですが、そこにクラインが現れます。そして、せつなが驚く中、龍みたいな戦士に変身して闘いを挑みました。そして、圧倒的な力で、四人を吹っ飛ばしました。
このまま勝利かと思いきや、それまで寝ていたソレワターセ化ノーザが、「合体すればより強力になる。メビウス様のために」などとプロポーズ(?)します。普通の悪役なら、ここは「お前のような敗残者はいらん」などと冷たく拒否して止めを刺すところですが、クラインは応じます。
その原因が、最後の台詞である「メビウス様のために」に呼応しただけなのか、それとも、クラインのノーザに対する想いがあったゆえかは気になりました。
一方、タルトとアズキーナは塔にあるシフォンの気配を感じてそちらに向かう最中に、そこで転んでドーナッツを落とします。それを拾ったのは、ウエスターの手でした。
さて、合体した二人ですが、女声で植物を身にまとうなど、明らかにノーザがベースになりました。このあたり、「デビルマン」で瀕死のシレーヌに、カイムが主導権を渡しつつ合体した場面を思い出したりしました。
そのノーザ+クラインに四人は吹っ飛ばされ、グランドフィナーレを放ちますが、これも防がれてしまいます。弱音を吐きます。
その時、ラビリンスの少女が現れ、ラブを応援し、それに国民達も呼応します。それを見たノーザ+クラインは、「ラビリンスの民など、メビウス様のために存在する」とうと、衣装が白っぽくなったウエスターとサウラーが現れ、それを防ぎます。
そして、せつなや美希が喜ぶ中、二人は「メビウスとは一体なんなのか。なぜ我々が従わなければいけないのか」などと、いきなり全ての核心を悟ったような事を言い、国民達を鼓舞します。デリートホールで、メビウスの秘密でも知ったのでしょうか。
そして、まだプリキュアが倒れている中、ノーザ+クラインの攻撃を二人で防ぎます。その間に、国民も「メビウスがなんだ!」などと言い出します。そして、皆の胸から胸からハート型のものが出現しました。
そして、ノーザ+クラインの攻撃にウエスターとサウラーが吹っ飛ばされると、そのハートがプリキュア達のもとに集まります。すると、四人は光に包まれ、再度変身し、白い翼が生え、衣装がマイナーチェンジした、「キュアエンジェル」になりました。そして、ノーザ+クラインとの最終決戦が始まる、というところで次回への引きになりました。
まあ、1月なので、中身が薄くなってしまうのは重々承知しています。ただ、いくらなんでも、ウエスターとサウラーがどうやってデリートホールから復活したかくらいは描いても良かったのではないでしょうか。
ああやって唐突に街中に出現するのでは、サーバ室から追い出された時にタルト・アズキーナが落とされた穴と同じ効果しかデリートホールにはなかった、という事になってしまいます。それだと、前々回の感動的な場面の印象まで下がってしまいかねません。
吸い込まれそうになり、諦めそうになったときに、せつなと美希の言葉を思いだし、最後の力を振り絞って、なんとか脱出したみたいな回想をもう数分入れるだけで、全然違う印象になっていたと思われます。それだけに、この部分はかなり残念に思いました。
あと、印象に残ったのはクラインの過重労働ぶりでした。何しろ、システム障害に対応しつつ、国民の統制、さらには戦闘まで行なわされているわけです。その一方で、日常業務である寿命管理までしなければならないのですから大変です。もしかして、全パラレルワールド制覇に人を取られすぎて、本部が手薄になってしまったのでしょうか。
その結果、本国民が叛乱を起こしてプリキュアがパワーアップするわけです。やはり、インフィニティを入手した直後に侵略戦争を始めたのは無計画だったな、と改めて思いました。
次回はメビウスの正体が明かされるとのことです。自分的には、メインコンピュータに操られるロボットかと予想していますが、果たしてどうなのでしょうか。「実はカオルちゃんだった」とか「実は御子柴財閥が裏で糸を引いていた」とかだと、本作は永久に忘れられないものになると思いますが、さすがにそれはなさそうです。
繰り返しになりますが、闘いの大半は来週で終わらせ、最終回はそれ以外の描写に全力を注いでほしいものだと思っています。