OP前は、前回ラストの「キュアエンジェルへの変身」を再放送していました。そして、ノーザ+クラインとの最終決戦が始まりました。
先週は戦闘モードのクライン単体で四人を圧倒していました。ところが、キュアエンジェルは、一対一でノーザ+クラインと互角以上に闘っています。これがキュアエンジェルの強さなのか、合体による弊害なのかは何とも言えません。
そして、最後は新技、「プリキュアラヴィングトゥルーハート」で決着がつきました。この「ラス前」での新技披露というのは驚きました。そして、クライン+ノーザの死体は、トカゲと球根になりました。
ここで、改めて、せつな達はウエスターとサウラーに復活の理由を尋ねます。すると、ウエスターは、デリートホール内で、「キュアキュアプリプー」なる言葉を聞き、気付いたら街中にいた、と説明します。一方、サウラーは、オルゴールの曲が聞こえた事を指摘していました。
それを聞いた皆がシフォンの復活だと分かって喜ぶのですが、そんな中、ウエスターは、「あれ、チュパチュパだったけな」などと一人ボケます。この最終決戦の場ですら、「らしさ」を発揮するのですから、本当にすごいキャラだと思いました。
その一方でサウラーは「君の手のぬくもりが、僕を目覚めさせた」などと美希を口説き初めていました。
それを傍目に、サウラーはタルトと、ドーナッツを通じた友情をはぐくんでいました。そして、義兄弟の契りを果たしたあと、勝手にサウラーも加えての「ドーナッツブラザーズ」結成を宣言しました。それに気付いたサウラーは、即座に加入辞退を宣言していました。
ここでギャグは一段落し、いよいよメビウスとの最終決戦に挑みます。すると、ウエスターとサウラーは自分たちも行くと主張します。そして、飛ぶ手段がない事を指摘されると、先ほどの戦闘の際に落ちたキュアエンジェルの羽根を持ちながら、白い「ナケワメーケのもと」を出します。
それを見た美希が、「まさかナケワメーケ・・・」と言うと、サウラーは「フッそんなものは・・・」と言って、「ホホエミーナ、我に力を」と言います。すると、翼がついた笑顔の風船状生物が誕生し、二人はそれに乗りました。
そして今回はあっさりメビウスの執務室にたどり着きます。まずは、その手から放つ光線に皆が圧倒されます。そこから、ラブが反撃に転じようとすると、せつながそれを制してメビウスの元に行きます。そして、「メビウス様」と呼びかけ、敬語で自分がラブ達との出会いによって幸せを得たことを伝え、「貴方も人間なら」と言って改心を求めます。
しかし、メビウスは冷笑するのみ。そして、せつながハピネスハリケーンを放つと、表面が焼けただれ、ロボットが出てきました。
意外な事に驚く皆ですが、そこで再び、メビウスの声が響きます。そして、自分の正体はこのメインコンピュータであることを告げます。そして、元は、ラビリンス国民が行政管理の効率化のためにつくったコンピュータだったが、性能が良すぎて意思を持った言います。そして、その結果として最も適切な管理方法は自分が全ての人を支配する事だ、という結論に達し、その結果今のラビリンスができた、と告げました。ついでに、クラインとノーザは、管理業務遂行用に爬虫類と植物のDNAを使って生み出した存在であることも明かしていました。
自分たちを支配し、かつ信奉していた存在が機械だった事に、せつな・ウエスター・サウラーは愕然とします。
一方、メビウスは凶悪な表情の美希のCGを作成し、その姿で自らの野望と計算違いについて語ります。そのまま、祈里→ラブ→せつなと変貌を続け、プリキュア達を最終決戦の場へと誘いました。
そして、最後はイースの姿になって攻撃を開始します。この、一連の「凶悪な表情のプリキュア達」というのは、話の最後に「イースだった頃のせつなおよびイース」をスタッフが描きたかったためためなのだろうか、と思いました。
その猛攻の前に、まずはウエスターとサウラーが下に落ち、プリキュアの四人も最後には倒されます。その四人が倒れている場面で話は終わりました。
冒頭が「再放送」だったときは、「まあ、ラス前だから仕方ないか」と思っていました。ところが、ウエスターとサウラーの復活話に始まり、ギャグあり口説きあり、という予想外の展開となりました。
そして、ウエスターとサウラーの描写が非常に良く、最終決戦直前とは思えないような雰囲気となりました。
ウエスターにおいては、従来からの特徴をそのまま描いています。「ドーナッツブラザーズ」あたりの自然なノリを見ると、改めてこの人は、敵とか味方とか関係なく、日常を楽しんでいたんだな、と思いました。
一方、サウラーのほうですが、美希をくどいたり、「ブラザーズ」の入隊を拒否したりと、いままでにない言動が描かれていました。しかしながら、これまで占いの館での言動との一貫性がありました。したがって、一連の言動を違和感なく楽しむことができました。
一方、メビウスとの最終決戦で、せつながラブを制し、ラビリンス国民・イースとして、メビウスに話しかけた、というのも印象に残る描写でした。
せつながプリキュアになった後、故郷であるラビリンスに対する想いというものは、ほとんど描かれませんでした。この割り切りぶりについては、少々違和感も覚えていました。
しかし、46話でのウエスターへの「ごめん、でもありがとう」および、今回のメビウスへの語りを見ると、ラブ達には見せなかったものの、心の中ではずっと故郷とかつての仲間ならびに忠誠の対象への想いを持ち続けていた事がよく分かります。
そこまで考えて、プリキュア転向後のせつなを描き続けていた、というのには感心させられました。
というわけで、「ラス前」の話としては、プリキュアシリーズ史上最高の内容だったと言えるでしょう。ぜひとも、この流れを続け、次回の最終回も素晴らしい物であってほしいと思っています。
※今回、録画に失敗してしまいました。したがいまして、記憶違いによる誤記が発生している可能性があります。もし何か気付きましたら、ご指摘いただければ幸いです。