ノーザ登場話でした。冒頭、占いの館から始まりますが、ここ数話で設置されていたバリアみたいなものは外れていました。中では、ウエスターがインフィニティ奪取に気合いを入れているところに、クラインが登場し、 「インフィニティ検知装置」をプレゼントします。
それまでの気合いから一転して、プレゼントと聞いて喜ぶウエスターは、相変らず「らしさ」が出ていると思いました。そしてクラインは、もう一つプレゼントがある、などと言って去っていきます。
一方、ラブの家では、皆が集まり、シフォンの事を心配しています。しかし、そこでシフォンが立ち上がって歩き出した事により、場が和みました。さらにラブは、シフォンを外に連れて行くと宣言。皆は反対しますが、ラブの「シフォンにいっぱい、幸せな事を経験して貰いたい」という主張の前に、ラブの意見を通します。
このあたり、取りようによっては、「インフィニティとして去ってしまう前に、好きな事をさせてあげたい」という解釈にもなるな、などとも思いました。
あと、話がずれますが、今回から秋服になっていました。ラブたち三人は春のと同じでしたが、せつなは新たな服になっていました。羽織っていたカーディガン(?)がキャラの色と異なる青だったのに、新鮮さを感じました。
それはともかく、ラブは皆をいつもの四ツ葉町公園に連れて行きます。そして、森の中に入り、ドングリ拾いを始めます。最初は不可解に思っていた美希と祈里も、やがて子供の頃、三人でドングリ拾いをしていた事を思い出します。
余談ですが、この回想で、かがんでドングリを集める三人を見たとき、「巨人の星」OPで兎跳びをする星親子を連想してしまいました。
その後、止め絵と会話でドングリ拾いが続きます。このあたりも予算の都合なのでしょうか。そして一段落し、シフォンがまだ樹についているドングリを見つけ、空中浮遊で取りに行こうとします。
それを見たラブは、「まだ赤ちゃんのドングリだから、休ませてあげて。シフォンもお昼寝の最中に起こされたらいやでしょ」と説得します。普段は、中止を命じられると泣き出すシフォンですが、この説教には納得していました。ラブの説明の上手さと、シフォンの成長を同時に描いていると思いました。
その時、公園にノーザが人間の姿で現れます。この時点では、まだ目の部分しか出ていませんが、何となく南瞬に似ており、姉弟設定とかあると面白いと思いました。
ノーザは姿を見せなかったのですが、その気配の影響か、シフォンがインフィニティ化します。しかし、タルトがクローバーボックスのオルゴールを必死に鳴らした事により、すぐ戻りました。
この時、タルトはクローバーボックスを、自分のマークが描かれた風呂敷に包んでいました。近日中に販売されるクローバーボックスですが、この風呂敷もついているのだろうか、などと気になりました。
この短い時間のインフィニティ化の間に、早速探知機が反応し、ウエスターとサウラーは出陣します。そして、足元に落ちているドングリをナケワメーケ化して闘いとなりました。
今回のプリキュアの技は、やけに中国拳法づいており、ラブとせつなの「ダブルプリキュアパンチ」は、「拳児」に出てくる八極拳風で、美希と祈里の「ダブルプリキュアキック」はストIIで春麗が使っていた「天昇脚」風でした。
それらの技で吹っ飛ばされたドングリナケワメーケがいずれも、ウエスター達の所に飛んできます。そんな時、森のはずれにノーザが人間の姿で登場。ラブ達三人は一般人と思って保護しに行きますが、せつなが正体に気付きます。これが気配で気付いたのか、ラビリンスにいるときも、お互いに人間の姿をして会う機会があったのか、気になりました。
せつなは気付いたものの、ウエスターは気付かず、「何者だ」などと言います。一方、サウラーは気付いたのか気付かなかったのか微少な反応でした。
すると、ノーザは自分の所に飛んできたドングリナケワメーケを緑の蔓で包んだ後、ウエスターをバカにするような台詞を言いながらスイッチオーバーします。そして、「ソレワターセ」を発動させます。
ソレワターセは、目の前のナケワメーケ二体を吸収し、攻撃開始します。その速さと力に驚いた四人は、格闘を仕掛けず、速攻で四人合体必殺技を出します。
しかし、ソレワターセはそれにも耐え、綱引き状態になります。そのあおりで、先ほどまで枝についていたドングリが落ちます。それを見たシフォンは、先ほどのラブの言葉を思い出します。落とされたドングリに今の自分の状況を重ねたのでしょうか。
そして、シフォンの力が発動して、クローバーボックスがそれに反応します。すると、プリキュアの技が強化され、ソレワターセを撃退しました。
それを見たノーザは「簡単にはいかないという事ね」と言って、アンモナイトみたいなワープホールを作って去っていきます。一方、ウエスターとサウラーは、これまで同様に歩いて去っていきました。
そして、占いの館では、ノーザが不幸のゲージを蛇口で汲んでいます。そこに、ウエスターとサウラーが現れます。ウエスターが「ノーザ!」と呼び捨てると、ノーザは「さん付け」を要求。ウエスターは悔しそうではありながら、「ノーザ・・・さん」と言い直します。一方で、サウラーは普通に敬語で「メビウス様の命令で来たのですか?」と尋ね、ノーザはそれを肯定すると同時に、「インフィニティを手に入れさせてあげる」と小馬鹿にした感じで去ります。そして、自室で不幸のゲージを使って、次なるソレワターセを育てていました。
一方、ラブの家では、皆がノーザの強さを痛感すると同時に、シフォンを守る決意を新たに固め、そこで話が終わりました。
新キャラのノーザですが、今回はまだ出てきただけ、という感じ。最高幹部なだけあって、ウエスターとサウラーを見下しているのが特徴といえば特徴ですが、まあこれは基本設定のうちでしょう。
今の所は凶悪さしか描かれていませんが、他の一面の描写があるのか、気になるところです。
あと、メビウスでの位置関係が気になった話でした。メビウスの使いであり、寿命操作にも関わっているクラインはかなりの重職のはずですが、占いの館の三人はいずれも呼び捨てており、クラインもそれを普通に思っていました。一方で、ノーザは敬称をつけるよう命じています。となると、クラインは役割の割りには、地位がかなり低いのだろうか、などと思いました。
プリキュア側のほうは、ラブのシフォンに対する想いや説教を除いては、特に印象に残る描写はありませんでした。予算があれば、どんぐり拾いが止め絵にならず、代わりに面白いかけあい、もしくは現時点における四人の心情描写があっただろう、と思い、その点では物足りなさがありました。
次回は、強大な新敵・ノーザに対し、プリキュアが新たな力を得て対抗する話です。これについては、これまでのシリーズでも定番でした。しかし、今回は、新たな力を得るために、四人が変身した状態で、御子柴家で経営しているスポーツジムに行って、ミユキの指導を受けて強化をはかる、というこれまでにない展開になるようです。
それだけでも気になるところですが、さらに予告では、その特訓の描写のみならず、その過程で、せつなと美希が言い争う場面や、四人で重ね餅になってコケる場面も描かれていました。
久々に、四人の特徴がそれぞれ描かれると思われるので、かなり楽しみにしています。