Fresh第32話

 スイーツ王国話でした。冒頭、いきなりタルトが、スイーツ王国から帰還命令が出たので、シフォンを連れて帰る、と言い出す所から始まります。
 永遠の別れみたいな事を言って帰るタルトに対し、ラブ達四人も勝手についていきます。
 そしてスイーツ王国の王城に行き、タルトが王子であることが判明します。何でも、第105王子とか。105代目という意味なのか、現在の王位継承順位が105番目の王子なのか、気になりました。あと、タルトには、自分でも覚えられないほど長ったらしい正式名称があることも明らかになっています。

 姿が見えないくらい離れた「両親との挨拶」を済ませて、長老の所に行こうとしたタルトの所に、許嫁のアズキーナが現れます。そして皆で長老の所に行くと、早速タルトに「シルコアマの森にある祠にある物を持ってくるようにという指令が下ります。
 シルコアマの森は、大昔に魔人がいたものの封印され、今では癒しの場所らしいのですが、なぜかアズキーナはタルトが行くことを反対します。そこで、ラブ達も護衛について行くことになりました。
 そのシルコアマの森は、話と違い、えらい不気味な所でした。そして、急に花が怪物化して襲ってきて、四人は変身します。
 せつなのハピネスハリケーンで花を倒すと、今度は空から、巨大な臼の形をした魔人が出現します。その魔人から出る餅に四人が捕らえられた時、アズキーナは魔人の封印を解いたのは自分だと告白します。
 タルトがこのまま長老の使命を果たすと、また人間世界に行ってしまい、そのうち自分は忘れられるのか、と思って行為に至ったようです。だからと言って、魔人の封印を解くというのはまともな精神状態とは思えません。江戸時代の「八百屋お七」に通じるものを感じました。
 そして、改心したアズキーナが祠にたどりつき、中にある物を取り出すと、魔人の力が弱まります。そして、四人は餅から解き放たれ、魔人を撃退しました。
 祠にあったのは、新EDの最初に出てくる箱で、「クローバーボックス」という名前だそうです。そして、長老はアズキーナの心配通り(?)、タルトとシフォンに人間世界への帰還とクローバーボックスの管理を命じました。
 最後に、長老がアズキーナに、「クローバーボックスは全世界を救うものだ」と重要性を説明して話が終わりました。

 スイーツ王国の設定説明とクローバーボックスの宣伝が主題のようですが、はっきり言って一話使ってやるほどの話だったとは思えません。
 強いて印象に残った部分を挙げるとすれば、アズキーナおよび、実の息子と会話するのにあれだけ離れる国王夫妻などといった、スイーツ王家の異常性くらいでした。似たような設定である「デザート王国」同様、ムシバーンに精神を支配されているのだろうか、などと思いました。
 他の部分では、雑な描写ばかり感じました。題名にもなった「タルト・シフォンとの別れ」にしても、唐突に「永遠の別れ」と言い、オチは「勘違い」というのは粗すぎます。
 序盤のギャグ部分も、執拗にラブをいじる美希と祈里や、ドーナッツの空袋を「土産」と言って渡そうとするラブなど、らしさが全く感じられない、ベタな描写に終始していました。
 今回のみならず、27話・29話など、8月以降、明らかに「外れ」の話が見受けられます。まあ、好意的に考えれば、映画製作など制限のある中、全体的に低調にせず、いくつか「捨て話」を作って、他の話は品質を維持している、という事なのかもしれません。
 次回は、せつなと美希の話です。せつながイースだった頃、美希はせつなを疑う役回りでした。面と向かって「占いに頼るのはどうかと思う」と喧嘩を売ろうとした事もありました。
 そういう事もあるのか、仲間になってからも、あまり接点がありませんでした。おそらく、まだ引っかかっているものがあるのでしょう。
 そのあたりがどのように描かれるのか期待しています。さらに、ABCのサイトに書かれていた、せつなが自分の怖い物を言い、それが美希の胸に染みる、という所でどのような描写がされるかも大いに楽しみです。

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