Fresh第7話

 プリキュアを倒すには、最初から変身させなければいい、という考えに至ったイースが、せつなの姿でラブに近づきます。その、せつなに対し、ラブは占いが当たったお礼みたいな感じで、目一杯感謝の意を示し、友人として接します。対する、せつなは表面上で笑顔を見せながら、心の中ではあざ笑います。しかしながら、時折、本人も意識しない中で、これまでにない表情や感情を見せる、という話でした。
 冒頭は今週もメビウスの「朝礼」でした。しかし、今日の出席者はイースのみです。他の二人は叱責を恐れてサボったのでしょうか。
 そして、プリキュアに目的を妨害されている事について話すメビウスに対し、イースは「プリキュアは変身しなければ、ただの人間」と言い、出陣を宣言しました。

 一方、ラブは、買い物に行かせて欲しいと、あゆみにねだり、出かけました。買い物そのものでなく、特典の福引きに興味があるようです。その際、「諦めません、ゲットするまでは」などと、65年ほど前にどこぞの管理国家が作った標語をパロったりしていました。
 そして、街に出たところ、いきなり強風が吹き、帽子が飛んできます。その帽子の主が、せつなで、それをきっかけに、占いの館の事を話しかけます。この展開を見ると、この風も、せつなの能力で吹かせたのでしょうか。
 それに対し、ラブは、せつなの占い通りに、幸せを得た事から、いきなり抱きつくなど、過剰なまでに喜びます。せつなは、「なれなれしい」と心の中では呆れますが、作戦のため、それは表に出しません。そして、自己紹介をし、せつなのほうから、「ラブ」と呼びかけ、対するラブも「せつな」と呼び返しました。
 やや唐突なような気がしましたが、これが、親しさを感じさせるための、せつなの策略なのか、ラビリンスの風習なのかは謎でした。
 そして、クローバータウンに来たばかり、という、せつなに対し、ラブは街中を案内します。せつなは、まずリンクルンの存在を確認し、早速奪おうとします。しかし、そこでカオルちゃんと出くわした事で作戦は失敗。そして、一緒にドーナッツカフェに行く事になってしまいました。
 そのドーナッツカフェでは、なぜかタルトが店番していました。一方、車の中ではシフォンまで寝ています。そして、戻ってきたカオルちゃんは、平然とタルトに挨拶していました。会話によると、別にエセ関西弁を喋るフェレット風生物がいても、どうとも思っていないようです。本人曰く「小さな事にも大きな事にもこだわらない性格」ゆえだそうですが、これを額面通りに受け取るか、何か含みがあるかは、まだまだ分からないと思っています。
 せつなは、カオルちゃんに貰ったドーナッツを、ラブが食べたそうにしていると、二つに分けます。この部分が、ラブに好かれるための計算なのか、ふと出てしまった優しさなのかも気になりました。また、ここで、ラブは再び、せつなの占いがきっかけで幸せを得たことを感謝し、さらに、せつなの幸せについて尋ねます。対する、せつなは、「メビウスの下僕としてインフィニティを得る」という目的はあっても、「自分の幸せ」という認識がない事に気づきます。しかし、現時点では、それがどうとも思っていません。
 その直後、ラブが席を外した隙に、本来の目的を思いだしてリンクルンを奪おうとしますが、その気配をシフォンに感づかれてしまい、達成できません。
 続いて、街の中心部に行くと、美希と祈里にバッタリ会い、せつなを紹介していました。そして、占いに始まった経緯を話します。せつなの占いの凄さについて、我が事のように話すあたり、ラブらしいと思いました。
 その後、ラブが買い物をしている間に、占い談義に。美希は「信じない」などと言いながらも、「ラッキーアイテム」を身につけるなど、ある程度は信じている模様。また、祈里のほうは、動物占いの話をして喜んでいました。対する、せつなに取っての二人は、ラブのリンクルンを奪う作戦の邪魔者としか映っていないようでした。
 そして、いよいよラブの福引きの番となりました。福引きの仕組みは、UFOキャッチャーみたいなもので、ガシャポン風のカプセルを取る、というものでした。関連商品として売り出すような形状だったので、再登場もあるかもしれません。
 早速、抽選券代わりのコインを入れたラブですが、どれをつかむか決めかねています。そして、いきなり、せつなに声をかけ、自分と同時にどれか一つを指さしてほしいと頼みます。唐突な展開についつい同意してしまった、せつなが指さすと、それがラブのと一致します。そして、それを掴んで開けたところ、「大当たり」のラッキークローバー型のアクセサリーが出てきました。それを見て、ラブは再び、せつなに抱きついて大喜びします。
 そのままラブが、せつなの手を取って出てきたところに、ウエスターが出現。せつなの不可解な行動をいぶかりつつも、時計をナキワメーケ化させて襲撃します。
 ラブ達は、逃げるようにうながされた、せつなは、心の中で「まだ正体を知られるわけにはいかない」と言って逆方向へ走り去ります。ところが、偶然発した爆風を受けて吹き飛ばされ、「後で覚えてらっしゃい」とウエスターに対して毒づいていました。
 時計ナケワメーケの「動きを止めたり巻き戻す」という能力に苦戦していた三人ですが、ラブが「元凶」である時計の針を攻撃したところで形勢逆転し、三人が必殺技を放ちます。
 ところが、今回のナケワメーケは免疫ができたのか、その攻撃を抑えます。これはウエスターも予想外だったようで、喜んでいました。しかし、その時、ラブが「楽しかったのに・・・」と言い、せつなと出会えて友達になれ、楽しく過ごせた日を邪魔された怒りのパワーを発揮します。それを聞いて、せつなは驚きの表情を浮かべます。
 そして、その怒りの力でナケワメーケは撃退されました。その時、ウエスターは「うっそお」と言い、さらに捨て台詞は「また、メビウス様に怒られる」でした。完全にギャグキャラになってしまっています。
 そして、せつなの所にかけより、先ほどのラッキークローバーを渡します。「あれだけ欲しがっていたのに」と驚く、せつなに対し、「自分は何か知りたかっただけ。今は、せつなに幸せになってほしいのが自分の目的だ」と言いました。
 その後のダンスの練習でもラブは絶好調で、ミユキに理由を尋ねられると、せつなとの出会いを挙げます。一方、本部に戻り、せつなは、イースの姿に戻って執務席につきます。そして、「騙されたとも知らないで、バカな子」と嗤い、さらに「プリキュアにいつでも近づけるようになった」と言います。しかしながら、ラブに貰ったラッキークローバーを粗雑に扱いはしませんでした。

 今回の見どころは、せつなの描写でした。基本的に、彼女は三つの「顔」を持っていました。一つは、ラブに近づくために見せる、演技での笑顔です。もう一つは、イースとしての作戦を遂行するための、敵意を見せた表情です。そして、もう一つは、ラブが予想外のリアクションをした時やドーナッツを食べた時に見せた、彼女の飾りがない表情でした。この「三つ目の表情」が非常に印象に残りました。
 ドーナツの美味しさに驚いた時や、ラブにラッキークローバーを渡された時などもそうですが、他にも二人で選んだカプセルをラブが取ろうとした時に、思わず両手を握るなど、細かい描写にもそれが現れていました。
 今回の話の締めを見ると、イースはラブ達に対して、何ら認識の変化を持っていません。同時に、自分が時折見せた「第三の表情」や、ラブに尋ねられて自問した自分の幸せ」については自覚していないようです。
 今後、せつなとして、ラブ達と接するたびに、そのような「今までにない感情や考え」を持ち、戸惑ったりするのでしょう。これは、満と薫や、ダークドリーム、さらにはキリヤなど、ある意味、プリキュアシリーズの定番とも言えます。とはいえ、その定番の中で、どのように、せつならしさを描くのか、非常に興味を持っています。
 予告で題名を見たときは、今回の話で、せつなが、ラブに対する好意的な感情を自覚するのか、と思いました。その点では予想は外れました。ただ、先述したように、せつなおよび、それに対すラブ達のの描写が良く、今後に大いに楽しみが持てました。そういう意味では、期待通りの話と言えました。今後も、内面・外面とも、せつなの描写に目が離せません。
 次回は、シフォンがらみの、新アイテム話になりそうです。予告にはラブ・タルト・シフォンしか出ていませんでしたが、他のキャラがどう動くのかも気になるところです。

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