GOGO第42話

 シビレッタ退場話でした。冒頭でいきなり、シビレッタの部屋に来たアナコンディが、館長の伝言として、隠退を伝えます。「地下室行き」でなく、さらに執務室の継続使用を認めたあたり、館長の温情を感じました。
 しかしながら、アナコンディを介して言われた事もあり、シビレッタは怒りを爆発。部屋の中で荒れ狂います。そして、扉の外では、アナコンディがその様子を聞きながら冷笑していました。

 OP終了後、図書館にいる、こまちの所に、のぞみが現れます。そして、図書館にある本の多さに驚く、のぞみに対し、こまちは「これだけ多くの本がある中、自分の本がどれくらいの人に読んでもらえるか、という不安を話します。対して、のぞみの回答は、「自分は絶対に、こまちの本を読む」というものでした。
 そこでいきなりナッツが登場し「何か出た」と言うと、直後にシビレッタが登場します。まだ、題名も紹介されていません。続き物を別にすれば、これだけ早い戦闘モード突入はシリーズ新記録と言えるでしょう。
 そして、最終兵器としての世界は「アラビアンナイト」でした。そして、「皆をバラバラに飛ばしてやった」などと言います。しかし、こまちとナッツが王宮で、のぞみ・うらら・くるみと「40人の盗賊」という事で40体に分身したシロップが沙漠の真ん中、かれん・りん・ココが空飛ぶ絨毯の上と、三箇所に分けただけでした。
 そして、のぞみたちが巨大エリマキトカゲを模したホシイナーに追いかけられ、かれんたちが空飛ぶ絨毯に翻弄される、というドタバタが続きます。その中で印象に残ったのは、くるみがホシイナーに追われて逃げながら、かれんに携帯で助けを求めた所でした。
 結局、のぞみたち四人と、かれんたち三人は合流に成功。ホシイナーに崖まで追い詰められます。しかし、そこにあった岩扉の前で、のぞみが変身ポーズ(?)を取った後、「開けー、コメ!」と言うと、扉は開き、難を逃れました。これを見ていた女児達が、「アリババ」の呪文を間違えて覚えたりしないか、少々心配になりました。
 一方、城ではシビレッタが、こまちが目指している作家活動そのものを批判し、ナッツが反論などをしていました。普段、本に囲まれて生活しているシビレッタが言うだけに、少々違和感がありました。まあ、とにかく若手が出てくると反射的にけなす、老評論家みたいな心境だったのかもしれません。また、闘いの中で自ら明かしていたように、館長に自分の話を聞いてもらえなかった事による悔しさもあるのでしょう。
 しかし、のぞみが再び、こまちの小説を評価する発言をし、それを聞いて元気づけられた、こまちは、エメラルドソーサー越しにシビレッタと論戦を繰り広げます。
 そして、メタルブリザードでホシイナーを撃退した後は、レインボーローズエクスプロージョンが発動。シビレッタは一度は跳ね返そうとしますが、耐えきれずに消滅してしまいました。
 そして、無人となった執務室で、アナコンディが冷たく「この部屋ももう不要」と言い放つと、部屋にあった本が消滅し、水晶玉も割れます。それを見たアナコンディは「報告書以外の文字は不要」と言って去りました。この「鑑定士」の発言を聞いたときは、エターナル博物館では「貴重な文献」は収集しないのだろうか、と気になりました。
 そしてナッツハウスに戻り、こまちはナッツに、「この仲間達との話を書きたい」と言います。それを聞いた何人かが「なら自分を主役に」と売り込んだところで話は終わりました。

 今回、一番気になったのは、シビレッタと館長の関係でした。もともと、隠居状態だったのが、館長の推薦で戦線に加わった、という変わった経歴を持つキャラです。しかし、それについては、その後はアナコンディの嫌味のタネとしか使われませんでした。
 そんな中、今回では、担当から外したにも関わらず、一切の処罰は与えないという館長の寛大な対処が冒頭で描かれ、闘いの中では、かつては、物語を毎日聞かせていた、という逸話がシビレッタの口から明かされました。
 シビレッタ自体は、館長は自分の話に何ら反応しなかった、と言っています。しかしながら、館長の対応を見る限り、シビレッタに対して、他の戦士とは異なる想いを持っていたと思われます。
 このあたりの人間関係について、もう少し以前から描けていれば、もっと彼女が面白いキャラになっていたのでは、と思い、少々残念に思いました。特に、最後の部分は、アナコンディの「死者へのむち打ち」でなく、訃報を知った館長の反応を描いてほしかったと思いました。
 なお、異世界の中で、プリキュア達が望んだ事が次々と実現し、バラバラにして飛ばしたはずが、あっという間に全員集合となりました。これについて、こまちは、アラビアンナイトが「王に殺害をやめさせるために語られた話」である事から、想いが通じやすいため、と説明しています。
 自分の作った世界なのに、相手の思い通りに進むのですからシャレになりません。シビレッタとしては、「最終兵器」の選択を間違えたわけです。ならば、「想いがかなう」とはかなり縁遠い、「さよなら絶望先生」でも選んでいたら、シビレッタがっていたかもしれない、などとも思いました。
 あと、こまちの悩みですが、デビューする前から「読まれなかったら・・・」などと心配したのには、若さがないと思いました。まあ、このあたりは、実際に商業作品と関わっている、作り手達の心情が織り込まれている、というのもあるのでしょうが・・・。
 次回は、のぞみと館長の接触話になるようです。フローラとの関係など、館長の口から何が語られるか、興味深いものがあります。

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