なかよし2009年1月号

 「プリキュア5」は、前回の「カエルの姿になったココに、のぞみがキスできるか」の解決編(?)でした。カエルが苦手な、のぞみが逡巡している間に、トカゲの姿にされたナッツは、こまちと、蜘蛛の姿にされたシロップは、うららとそれぞれあっさりキスして元の姿に戻っています。
 漫画では、これまで、りんとナッツおよび、まどかとシロップの描写がありました。しかし、今回、アニメにあわせる組み合わせで、一気にくっつけてしまいました。
 逡巡し続ける、のぞみですが、ココがカエルの姿でシビレッタに挑んだ事に感激し、ついにキスに成功(?)します。そして、その勢いで変身し、のぞみと、くるみの合体技でシビレッタを葬りました。ちなみに、技の名前は「Yes GOGO!Here We Go!」というようです。
 そして、クリスマスイブの夜、ナッツハウスでパーティーをやっている中、りんの気遣いで、のぞみと小々田が買い物に行きます。小々田のコートのポケットに、のぞみが手を入れて寄り添って歩く、という描写でした。
 こまちと、うららが、あっさりキスしただけに、話の主題となった、のぞみの長い逡巡には違和感がありました。一方、最後の「寄り添って歩く」描写は巧く描けていると思いました。

 「しゅごキャラ!」は、歌唄が、イルとキャラなりした「セラフィックチャーム」の姿で、ややとタッグを組んで闘います。ただ、同じイルのキャラなりでも、あむとの時に見せた、伝説の「ホワイトフラッグ」および「Wプラン」系列の技は出さず、普通の攻撃技および癒し技を使っていました。そして、ややを認める発言をし、それに応えた、ややも「あひるちゃんブラック ゴーゴー」なる技を使い、「×たま犬」を元に戻すことに成功しました。
 一方、屋上では、操られているイクトと唯世の闘いと、一臣の計画通りに進もうとします。しかし、そこでヨルが、あむにダンプティキーを渡し、それを受けた、あむがハンプティロックを開けようとする、というところで、次回への引きとなりました。
 なお、今月は、8巻が出ますが、同じ12月に、ヤングジャンプ版の「ローゼンメイデン」1巻と、「ZOMBIE-LOAN」の12巻が出ます。そこで、三社タイアップ企画をやっており、それらの単行本の広告も載っていました。
 以前、同様の企画をやった時にあった「タイアップ漫画」が描かれるか、気になるところです。それにしても、なかよしでヤングジャンプコミックスの発売を知る日が来るとは思いませんでした。

 「小川とゆかいな斎藤たち」は、前回の続きで、仲良が転校する、とい状況の中、四人で水族館に行く話でした。
 先に集まった、小川さん・大喜・保茂が、何か記念品を作ろうと話のですが、なぜかそれが、「三人を模したロボット」になります。
 他にも、小川さんが、おかずのない弁当を作るなど、皆、仲良転校に動揺しています。しかし、仲良が来たら、自然にいつもの雰囲気に戻りました。
 水族館に入っても、小川さんがイワシの群れを見て、「今日の朝ご飯がイワシだった」などと、らしい会話をしたり、イルカのいる水槽に落ちるなど、心に含むものがありながら、毎度のノリで楽しんでいます。
 そこに仲良の父が現れ、引っ越しの準備をさせようと連れ帰ります。最初はおとなしく従った仲良ですが、小川さんに先ほど作った「三人のロボット」を渡されると、気持ちが抑えられなくなり、父に残留を宣言します。すると、父はその四人の姿を見て、意外にもあっさり許可する、という形で転校騒動は終わりました。
 今回も、ギャグおよび小川さんの表情にいい描写が多く、かなり楽しめました。
 なお、巻末の漫画講座も茶匡さんが担当していました。主題は「キャラ作り」なのですが、まずそのキャラが「明るい」か「暗い」を決めるところからはじめる、と言い、「暗い」のほうに、小川さんと斎藤ズを挙げていました。ただ、大喜は、自分は違うと主張していましたが・・・。
 いずれにせよ、「暗い」キャラを中心にして、あのような笑える話を描く、というのは面白いものだと思いました。

 「マジカルダンス」は、カイと流星を見るという「初デート」話でした。ところが、海辺に行ったところ、曇っていて流星を見ることができません。そこで帰ろうとしたカイを引き留めるために、リンとディズニーキャラが「雲払い」をする、という話でした。
 そして、リンたちは、「晴れ晴れダンス」なるものを踊ります。この時の、リンが真面目な表情で、奇妙な踊りをした場面は、非常に印象に残りました。
 「こどもじゃないから!」は、優河の父親の不倫が発覚し、優河が校内でマスコミに追われる、という少女誌らしからぬネタでした。
 その後、風邪で倒れた優河を、乙姫が自宅に連れて看病し、二人の雰囲気が良くなる、という展開でした。
 相変らず、長所と短所がそれぞれ目立つ作品ですが、ある程度、キャラの個性が確立しつつあるようにも思えます。なお、今回、一番印象に残ったのは、住職の格好のまま、ギターをぶら下げて登場した乙姫の父でした。
 「新地獄少女」は、「他人の絵を自分の作品をして発表し、その報いで命を落とす」という定番ネタでした。読んでいて、「スケバン刑事」と「瑪羅門の家族」読切版を思い出しました。

 ところで、今月号で、なかよしは創刊55年とのこと。これは、コミック誌で最長記録だそうです。それにともない、現連載陣および、かつての連載陣の色紙プレゼント企画をやっていました。その中で、「プリキュア5」の隣のページで、四コマを連載している人が、ドーナッツ国王の絵を描いていたのが、妙に印象に残りました。
 また、付録では、創刊号を初めとする、歴代の表紙が掲載されていました。そのまま、各時代を代表する作品の紹介になるわけです。そこに、「東京ミュウミュウ」が入っていたのは、ファンとしては嬉しく思いました。

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