数話前からの伏線であった「ミルキィノート」のお披露目も兼ねた、くるみ話でした。冒頭、小々田が授業で「竹取物語」の話をしていると、かぐや姫が月に帰った事に対し、のぞみが疑問を持ちます。それに、くるみが反論するうちに、言い争いのような形になり、見かねた小々田が注意します。
それに対し、のぞみは普通に反応しますが、くるみは過剰に落ち込みます。前シリーズでも、思いこみの激しさゆえに、落ち込み出すと止まらない所がありましたが、そのあたりは姿が変わっても相変わらずのようでした。
一方、エターナル本部では、館長がキュアローズガーデンらしき所でフローラに声をかけたら、振り向いた彼女が悲しげな顔をしていた、という夢にうなされていました。真っ昼間に職場で居眠りとは、かなりたるんでいます。
そんななか、アナコンディが、一年に一度、夜しか咲かないという月下美人の花を持って入室します。しかしながら、「ローズパクトでないなら」と冷たくあしらわれます。ちなみに、「年に一度」というのはウィキペディアによると俗説だそうです。
さらに、館長室を出た、アナコンディに、シビレッタが嫌味を言います。その場では、むしろシビレッタの発言を館長批判であるか咎めるなど、普段どおりにふるまいます。しかし、一人になると、髪を逆立てて先ほどの花を粉砕し、フローラへの敵意を口にしていました。
雰囲気から言うと、館長とフローラは元々夫婦だか恋人で、別れた後の館長に、アナコンディは想いを寄せている、といったところでしょうか。
さて、くるみは、のぞみに絶交を宣言します。しかしながら、のぞみも、他の四人もあまり気にしていません。何事もなかったかのように、お月見の話をしています。「まあ、よくある事だ」という認識なのでしょうか。
一方、夕暮れの公園で一人たたずむ、くるみの所に、シロップとクレープ王女が現れます。落ち込み続けていたように見えた、くるみですが、他の人に対しては普段どおりのようで、シロップに、自分を連れて行くように命じたりしていました。
しかしながら、ナッツハウスに戻って、小々田を見ると、とたんにシロップの後ろに隠れます。ここで、小々田が、最初にシロップに声をかけ、続いて、くるみに声をかけます。その自分の名が呼ばれるまでの、わずかな間ながら、彼女の不安が見ているほうに伝わってくるようで、うまい描写だと思いました。
一方、月見に行こうと、五人が集合したところでシビレッタの術が発動します。「竹取物語」の世界、という事ですが、舞台は、かぐや姫の故郷である、「月の都」で、りん・こまち・かれんが「月の住人」なのはまだいいですが、のぞみ・うららは兎の着ぐるみで、どのへんが「竹取物語」かよく分かりません。
最初の頃は、異世界に連れられる度に驚いていた皆ですが、すっかり慣れたのか、のぞみ・うららは、バニー(?)姿をほめあってはしゃぎ、りんに突っ込まれたりしていました。さらに、シビレッタが、かぐや姫の姿で出現すると、皆で「配役」を批判するなど、すっかり、コスプレを楽しんでいるような雰囲気でした。
そうこうしているうちに、闘いが始まり、シビレッタは隕石をホシイナー化します。そこから後半になるのですが、隕石ホシイナー化を「再放送」した後、五人の変身を一人ずつやるなど、かなりの「経費節減モード」でした。
さて、ナッツハウスに取り残された、くるみを合流させるべく、最初は、「くるみに、のぞみ宛の手紙を書かせ、それをシロップが配達するついでに、くるみもシビレッタの世界に連れて行く」という作戦をたてますが、くるみの、のぞみに対する想いの足りなさから失敗します。
ここで、ナッツがしばらく前から作っていた、パルミエ王国通信用ノートPC「ミルキィノート」を持って現れますがが、起動しません。しかしながら、クレープ王女が力を使うと、なぜか動き出します。クレープ王女は電源代わりみたいなものだったのでしょうか。
その力で、のぞみと通信ができた、くるみは、今度は強い想いでメルポに手紙を投函して作戦成功。シロップに運ばれて合流し、ミルキーローズブリザードでホシイナーを撃退しました。
そして、最後は皆で仲良くお月見となりました。のぞみは、くるみのために、得意の(?)創作菓子である、「チョコ入りお月見団子」を作ります。くるみは、「何でもチョコをを入れればいいものでは」と突っ込みはしますが、のぞみの気遣いには喜んでいるようでした。
一方、ナッツですが、折角の新兵器が、起動不具合という事で、あまり元気がありません。というわけで、ナッツのさらなる発動を含みに、次回への引きとなりました。
今回は、くるみの描写が良く、色々と楽しめました。他にも、館長とフローラの関係など、前半は興味深い部分が多々ありました。しかしながら、くるみに絡まない部分については、使い回しが多く、一転して大味になってしまいました。まあ、色々な制約があるので仕方ないかもしれませんが・・・。
次回は今回の続きで、ナッツの力が発動する話になるようです。アナコンディが本格的に襲撃するようで、どのような闘いをするのか、楽しみです。
そして今回からEDが「ガンバラスDEダンス」に。過去のシリーズで歌っていた人も加わっています。その人選や、最初の所で、皆が無印EDのような動きを見せるなど、「五周年」を意識した作りだと思いました。
映像的にも、りんが店の前で踊ったり、うららに増子さんが取材したり、こまち・かれんが、自分たちの珍料理を持ち寄るなど、凝った描写が多く、楽しめました。