なかよし2008年10月号

 「プリキュア5GOGO」は、今月も、「のぞみ・くるみ・小々田の三角関係(?)」でした。のぞみ・くるみの表情など、興味深い描写はあったのですが、さすがに同じネタご四ヶ月も続くと飽きます。特に、他のキャラが完全に背景に近い扱いとなっているのは、残念かつ非常に勿体ないです。
 主題は「人を笑顔にさせる力」でしたが、これについても、のぞみの良さ、というよりは、単に「のぞみと小々田の相性」によるものでは、と思いました。とにかく、「三角関係」の決着はついていると思うので、来月からは違う題材ならびに、他のキャラが活躍する話を読みたいものだと強く思いました。

 「キッチンのお姫様・番外編」は、これが実質的な最終回という内容でした。予告どおり、茜と星夜がくっついた話でした。以前より、「ふられたキャラ同士がくっつく、という展開は安直」という考えがあるので、この展開はあまり見たくありませんでした。
 しかしながら、茜の描写が良かったのと、韓国の「ブラックデー」という風習にひっかけたお菓子を作ることにより、「ふられた者同士」をうまくネタにしており、作品として非常に良くできていたので、満足することができました。
 あらためて振り返ってみて、この話で一番印象に残ったのは、当初、ナジカをいじめていた茜が、仕事の事で苦しみ、それを、今は亡き祖母が作ったピーチパイの再現品を食べた事によって立ち直り、それからはナジカの心底大切にするようになったくだりでした。
 そういう意味で、自分にとっての「ヒロイン」である茜の主役話で終わる、というのは非常に嬉しいことでした。いつか、彼女が主役となる話を読みたいものです。

 「しゅごキャラ!」は、理事長が人気占師という、さらなる一面を見せた話でした。そんな中気になるのは、「イースター御前」が行方不明だった、という事でした。この場面で「不在」という描写があるというのは、既に登場しているキャラである、という伏線だと考えられます。となると、この正体もまた理事長なのでしょうか。
 他には、冴木のぶ子のツンデレ描写と、美少女コンテストに紛れ込んだ、りまが印象に残りました。
 あと、余談ですが、作中に出てきた「テレビ関東」と電波塔ですが、モデルはどうみても、東京タワーの敷地内にある、かつてのテレビ東京の本社でした。「東京タワーもテレビ局の所有物」と書いたのは、アニメの放映局への気遣いなのだろうか、と思いました。
 ついでに、「テレビ関東」という名前を聞いたときは、反射的に、「あしたのジョー」に出てきた後援テレビ局を思いだしてしまいました。

 「小川とゆかいな斎藤たち」は小川さんの祖父母ネタでした。看病のドタバタはまあまあでしたが、オチの「水虫」はベタながら笑えました。
 新連載の「こどもじゃないから」は、「学校にアイドルが転校してきた」という、さほど新鮮味のないネタでした。ただ、それぞれのキャラが個性的で、そのあたりがうまく描き切れれば成功するかとも思いました。あと、個人的に「グリーンピースごはん」には幼少時にトラウマがあるので、そういう点でも共感が持てた作品でした。

 「マジカルダンス」は前回に続き、基本的な事である「コンビの息のあわせ方」を主題にしていました。毎度の事ですが、絵がしっかりしているので、このような重要ながらも地味な主題でも、うまく作品としてまとめられていました。
 「夢みるエンジェルブルー」は、毎回、個性的なゲストキャラが出てくるのですが、今回の不良少女は特にうまく描かれていると思いました。ヒロインとのからみや、主題である「ヒロインのデザインした服を着る」部分の描写も特に印象に残りました。

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