中盤の山場話・前編でした。シロップが登場してから一貫して見せており、前話で特に顕著に描かれていた、「ココへの敵意」の原因がついに判明した話でした。さらに、そのシロップの心の隙につけこんだアナコンディがローズパクトを奪おうと画策する、という展開でした。
二話構成の前半部分という事で仕方ない所ではありますが、全体的に話が薄めでした。そのため、回想シーンが多く、中には、同じ場面を、時間を置かずに流した、という所もありました。
話のほうは、先週に続き、ココにつっかかるシロップ、という所から始まります。そして、ついにシロップが恨んだ理由が明かされます。それは、パルミエ王国で孤独かつ記憶を探しているシロップに対し、ココが助力を約束し、調査はしたものの結果が出なかった、というものでした。
それに失望したシロップが、ココを信用しなくなった、というものでした。確かに、出来る根拠もないのに安請け合いしたココにも問題はあります。一方で、他人の厚意を義務であるかのごとく認識して恨むシロップもどうかと思いました。まあ、どっちもどっち、と言ったところでしょうか。
一方、エターナル本部では、ネバタコスが報告書を持ってきたものの、アナコンディは席を外していました。そのアナコンディは時計台に行き、シロップに対し、「過去を教える」と「襲撃の停止」を条件に、ローズパクトを持ってこさせようとしていました。
懐柔しようとしつつ、実力を誇示するなど、シロップの複雑な心境を巧く衝いています。特に、「襲撃の停止」を条件に挙げることにより、シロップに「これで皆を守れる」という形で、自分で自分を納得させています。このあたり、さすがは管理職といったところでしょうか。
というわけで、これまでの事を思い出して葛藤するシロップですが、最終的には、ローズパクトを「借りて」しまいました。ちなみに、今回のシロップの回想は、のぞみが中心になっていました。どうせなら、第18話での、うららとの会話なども入れてほしかったものだ、と思いました。
そして、シロップは、暴言を追及しようと時計塔まで追ってきた、くるみを振り切って、エターナル本部に行きます。なお、特に案内もなく、普通にアナコンディの部屋まで行っていました。ということは、エターナル本部では相変らず「出入りの運送屋」として登録されている、という事でしょうか。
一方、ナッツハウスではシロップの行動が心配されますが、のぞみはあくまでもシロップを信じています。そんな中、ネバタコスが襲撃しますが、一瞬苦戦したもののあっさり撃退します。
さらには、逃げようとするネバタコスを、うららがプリズムチェーンで捕まえ、そのまま小々田も含めた七人でエターナル本部に行きます。
そして、アナコンディが、迷うシロップからローズパクトを強奪しようとするところに、皆が着くところで、今回の話は終わりました。
というわけで、話自体はあまり進展がなく、初期からの伏線である「シロップのココに対する敵意」もやや拍子抜けでした。
そんな中で面白かったのは、シロップの心理につけ込んだアナコンディの言動でした。硬軟取り混ぜた巧みな会話で心をぐらつかせる一方で、「自分の作成した報告書の優秀性」をさりげなく自慢する、という描写が織り込まれていたのが面白いと思いました。
色々な意味で面白い存在なので、できれば、ブンビー同様、最後まで死なないで欲しいものですが・・・。
次回は、解決編で、プリキュアたちは新たな武器と技を身につけるようです。一方で、ネバタコス退場回にもなりそうです。ここまで目立った描写がなかった彼ですが、最後に何か一花咲かせてほしいものです。