GOGO第22話

 のぞみの良さおよび、のぞみを信じる、りんの友情が巧く描かれた話でした。特に、りんの弟妹への指導の際に、これまで描かれてきた、のぞみの「らしさ」が非常に良く出ており、「なるほど、のぞみは先生に向いているな」と十二分に納得させられました。
 小々田の授業から始まり、その説明の良さが話題になると、りんが、「うちの、あいとゆう、も教えてほしい」と言います。すると、のぞみが「家庭教師」を買って出ます。
 のぞみの学力を考えれば、「先生」は難しいと誰もが思うところです。しかし、りんは、あい・ゆうが元気すぎて、自分でも勉強を教えるのが一苦労だという点では心配しますが、「のぞみが先生をやること」自体は何も心配していません。このあたりの描写でも、りんが、のぞみをいかに信用しているかが伝わってきます。

 一方、エターナルですが、アナコンディに収集品の学習を命じられているブンビーが、偶然、館長に出会ってしまうが、それと気付かずに愚痴をいう」という、いかにもなネタが描かれていました。あと、当然とはいえ、ブンビーの愚痴どおりに、髪の毛を逆立てて怒るアナコンディも印象に残りました。
 エターナル入社直後でのスコルプとの会話でも思ったのですが、ブンビーという人は決して要領よく立ち回ような為人ではない、と改めて実感しました。それで、ナイトメアでは課長(?)にまでなったわけです。つなりは、実力一本でのし上がったわけなのでしょう。
 それにしても、ブンビーが出てくると、エターナル館内で展開される話の面白さが、数倍増します。改めて、すごいキャラだと思いました。
 そして、本編である、あい・ゆうへの「家庭教師」ですが、のぞみは、二人の率直な疑問を正面から受け止めます。そして、最初の疑問である「分数とは何か」について、近くにあった煎餅を割って、明確な回答をしていました。
 質問の内容を聞いていると、あい・ゆうはかなり頭脳明晰な子供だと思います。したがって、要領よくごまかそうとすれば、即座にその意図に気付いたでしょう。
 逆に言えば、のぞみの誠実な回答に感心したからこそ、二人は、物心ついたときから一緒に遊んでいる「のぞみお姉ちゃん」を「先生」と言うようになったのだろうな、と思いました。
 そのような授業なだけに、勉強部屋からはかなり大きな声が聞こえてきます。店の手伝いに来ていた、かれんはそれを聞いて心配し、見に行こうとしますが、りんは、のぞみに任せているから、と止めます。冒頭の部分でもそうですが、りんの、のぞみに対する信頼度が重ねて伝わってきました。

 なお、話の中では、シロップがココを嫌う原因についてのやりとりが出てきます。小々田の言動を見る限り、誤解などではないようです。これは次回への伏線なのでしょう。
 さて、勉強のほうは引き続き、「ひまわりの双葉はどれか」というという選択問題に対し、のぞみが「実際にひまわりを育てればわかる」と言い、ナッツハウスで、ひまわりを植えます。
 その際、先ほどのシロップとのやりとりで悩む小々田を励ましたりしているところでブンビーが襲撃。先ほど植えたひまわりをホシイナー化します。
 今回は、後半からの新武器「キュアフルーレ」登場にそなえてか、久々に五人がそれぞれ技を披露。りんのファイヤーストライクは、「ローズパクトを取り込んだ、ひまわりホシイナーの花を開かせるための疑似太陽」という使われ方をしていました。
 そして、最後は、あいとゆうが、のぞみ用の観察日記を持ってきます。そこで、のぞみは、先ほどの授業で受けた質問である「どうして勉強をするのか?」に対し、自分の言葉で回答しました。そして最後は、三人で仲良く「けってーい」ポーズを取る、という形で終わりました。

 要領こそ良くないものの誠実に頑張り、最後には結果を出す、という、のぞみの長所と人柄が非常に巧く描かれていました。また、のぞみに対して、率直な疑問をぶつけた、あいとゆうの描写もかなりのものでした。
 そして、冒頭から一貫して、のぞみならちゃんと教えてくれる、と信じていた、りんも印象に残りました。当初は、りんと小々田以外の皆は不安視していたわけです。そして、のぞみが結果を出したわけですが、その際に「だからのぞみなら、大丈夫だと思っていた」という台詞すらありませんでした。そのような事は、りんに取っては言わずもがなの事なのでしょう。
 出来ることなら、ここまで信頼できるようになったきっかけ、みたいな過去話も読みたいものです。
 ここ五回は、次回からが前半の山場、という事もあるのか、一話ずつ各キャラ話をやっていました。いずれも、各キャラの基本的な性格を活かした上で、新たな一面を描いており、秀作ぞろいでした。今後も、このような話をたくさん見たいものです。
 その前半の山場となる次回は、シロップとアナコンディという意外な組み合わせで話が進むようです。シロップの過去話のみならず、初めて実戦に登場するアナコンディがどのように動くかも興味深いところです。

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