GOGO新キャラ・ミルキーローズが満を持して登場、という話でした。
ただ、自分的には、闘いの前に描かれた、のぞみとりんのかけあいが一番心に残った話でした。
冒頭、ローズパクトからフローラが久々に登場し、予言をします。ただ、その内容はえらい遠回しすぎて、何が何だか分かりません。普通にに解釈すれば「校庭あたりで栽培している赤い薔薇が、変な連中に荒らされるから気をつけて監視しろ。ついでに隣に青い薔薇も植えておけ」とでもなるところです。
一方、エターナルではブンビーが会議を立ち聞きしています。そこに現れたスコルプによると、エターナルでは、不要のレッテルを貼った職員を、地下倉庫という名前の「廃棄処分場」に一生閉じこめるという刑罰があるとのこと。そして、実績を挙げていない自分たちが、その対象になっている、という事でした。
それを聞いたブンビーは、「またそんな仕打ち」と頭を抱えます。そして、まだローンもあるのに、とも言っていました。という事は家かマンションを買っているのでしょうか。という事は、普段は街中に住んで、家に帰れば妻子がいたりすのだろうか、などとも思いました。一度、「ブンビーの私生活」も描いてほしいものだと思いました。
それはともかく、危機感を抱いたスコルプは、ブンビーと手を組んでのローズパクト奪取を計画します。
学校では五人が、謎の予言についていろいろ悩んでいます。りんは「赤い薔薇が散る」という一言から、自分たちに分断の危機がくる可能性まで心配していました。本当にはた迷惑な予言です。
そうやって皆が不安になっている時に、元気づけたのはやはり、のぞみでした。いつのものように「平気、平気」と言い、りんが突っ込みを言い終える前に、手をつかみます。そして、皆を元気づける発言をします。それに対し、りんは「みんなが心配している時に、のぞみはいつもそうやって・・・」と言います。字面だけ見ていると、なんか脳天気さをバカにしているようです。しかし、そう言って、のぞみを見て照れたように微笑む表情は、のぞみを心より信頼している事が伝わってくるものでした。
ここまでのやりとりは非常にいいものでした。しかし、そこから皆で輪になって、なぜか前シリーズ第23話に出てきた「カワリーノの精神攻撃」を回想し始めたのを見たときは、少々驚きました。その後の「皆が絶望仮面をうちやぶる」につなげる事により、「どんな困難がふりかかっても」とやりたかったのでしょうか。
言いたいことは分からなくもないのですが、「これまで打ち勝った困難」ならば、もっといい場面がいろいろあったのでは、と思いました。
その放課後、五人で小々田とシロップを待っている所にスコルプが登場。変身した五人をおびき出し、その隙にブンビーが男性三人を攫う、という作戦を考案し、見事成功しました。三人をつかまえたブンビーの出現に五人は驚きますが、その前に、先週の冤罪の件を謝るべきなのでは、と思いました。
そして、二人がかりの攻撃の前に五人が押されているところに、唐突にミルキィローズが登場します。そして、ブンビーを吹っ飛ばして三人を救出し、のぞみに、きつい目で「そんな事ではダメよ」「大切な者は自分でしっかり守らなくてはダメ」などと説教しました。その後も、ブンビーの攻撃を受け止めた上に、中国拳法みたいな肘打ちで再度吹っ飛ばします。
その後、りん以外の四人も技を出し、最後はシューティングスターで撃退しますが、実質的には、ミルキィローズの独擅場でした。
「とにもかくにも圧倒的に強いミルキィローズ」という感じの描写でした。話が終わった直後に、ミルキィローズに関する広告を流した、という営業的な意図もあるのでしょう。とはいえ、いくらなんでも、唐突かつ安直すぎる登場なのでは、と思いました。まあ、今回は顔見せとでも言うべき位置づけなのでしょう。
というわけで、後半部分については、話として見るべき点はあまりありませんでした。ただ、のぞみの元気づけと、それに対する、りんの反応の描写がかなり良く、それについてはかなり満足できました。
予告を見る限り、次回はスコルプ殉職話のようです。できれば、もう少し活躍してほしかったものですが・・・。とりあえず、ブンビーの身は安泰のようなので、その点では一安心しています。