第42話・「自分のため」と「他人のため」

 前の話で、自分達の体が闇の力に侵されつつあるある事を知った角澤と翔子は、結城の誘いに乗り、ジャアクキングのためでなく、自分達のために石の力を奪う事を決意します。
 一方、なぎさ達はアカネのたこ焼きやで、「一番大切なもの」談義。当然ながら、社会人であるアカネも含め、結論は出ません。後から来たほのかも「人体の成分」から始まって「水だけで2ヶ月生きた例もある」などとあえてボケたほどでした。
 続いて、夕暮れの公園で光の園トリオのしりとり大会(?)。彼らの語尾の都合上、すべての言葉は「ポ」で終わります。したがって「ポテトグラタン」も「ポテトグラタンメポ」となるために反則にはなりません。ほのかのボケといい、一見、謎のギャグですが、実はこれらも伏線みたいな働きをします。

 そうしているうちに、覚悟を決めたジュナとレギーネが登場。変身後の決めポーズが終わる前に襲い掛かるという「掟破り」から猛攻をかけ、ほのかを捕らえて闇の力の結解に閉じ込めます。
 そしてそのほのかを探すなぎさに対し、「相棒を探すふりをして、本当は無力な自分を安心させたいだけなのだ。結局はお前も自分の事しか考えていない」などと精神的なゆさぶりをかけます。ただ、これは「なぎさを責める」というよりは、「『裏切り』は、必然的な事なのだ」と、彼ら自身を納得させようと言っているような感じでした。

 自らの右手が闇に侵食されつつある事を知り、恐怖するほのか。一方、探し疲れたなぎさも絶望しかけます。その時、気晴らしにとメップルが先ほどの「光の園式しりとり」を開始。「ポ」の連発に詰まるなぎさに対し、「『ほ』でもいいポ」と助言。それを聞いてなぎさはほのかを思い出し、再び気力を蘇らせます。一方、絶望しかけたほのかも、なぎさの接近を知り、さらに闇に侵された手でぬくもりを感じるなどして立ち直ります。

 そしてついに再会。なぎさが感極まり、それをほのかが「よしよし」となだめ、それに対してなぎさが突っ込む、という予想外の場面になります。全般的に、ギャグとシリアスが織り交ざっている話ですが、この場面はその最たるものかもしれません。
 後はレインボーストームでジュナとレギーネを撃退します。余談ですが、この話の後半部の作画は普段とはかなり違う画風。わざわざレインボーストームのバンクシーンにも独自の絵が追加されていました。

 というわけで、結果的にはいつも通りの戦闘終了でした。ただ、洋館三人組の総括はこれまでとは異なります。危機感が全然違うので当然と言えば当然なのですが。
 それにしても、この「反乱」。ダークファイブ編で、闇の住人としての自分に疑問を感じながらも、定めに従って消えていったキリヤや、最後まで忠誠を尽くしながらジャアクキングの手によって滅ぼされたイルクーボにもどかしさを感じていた身としては好感が持てます。
 やはり、洋館三人組は純然たる闇の住人ではなく、基となった人間がそれぞれいて、彼らの意思が働いているためなのでしょうか。
 1月末の「最終回」もしくはその前でベルゼイ・ジュナ・レギーネが滅びる事は避けようのない事でしょう。しかし、何とか結城・角澤・翔子は生き延びてもらえないものか、などと思いました。

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