第16話・れたすの変化

 赤坂→マシャと続いた「サブキャラシリーズ」の第3弾はれたすです。以前にも書きましたが、ミュウミュウになって一番「成長」が表現されているのは彼女だと思います。この作品でも、初登場の時に出てきた「いじめ三人組」への対処の変化などに、その変化が描かれています。
 この話の主題は、図書館でのれたすの「初恋」。れたすの独白をナレーションとして入れながら、心の動きを描くという、シリーズ中でもかなり珍しい話です。
 ただ、その「初恋の相手」の江戸紫がまたまた奇妙な男です。「二人のはじめての接触」は、高い位置の棚にある本を取ってあげる、なのですが、その時彼が渡したのは、「ラマーズ法は難しくない」という「出産ガイド」なのです。制服着ている女の子にそのような本を渡そうとする神経はすごすぎます。

 さらに、実はその図書館の司書さんとつきあっているにも関わらず、彼女の目の前で、れたす相手ににこやかに語ったり、挙句の果ては写真集などをプレゼントします。
 結局、「れたすのおかげで、彼女にプロポーズする勇気が出た」みたいな事を言うのですが、この話だけを見ていると、「見せ付けて不安がらせ、それにつけこんでプロポーズした」という解釈をしたくなります。
 まあ、そのくらいすればこそ、れたすとしても諦めがつくとしたものなのかもしれませんが・・・。

 そうこうしている間に、その図書館にパイが人間のデータ収拾のために作ったミジンコ型キメラアニマを放ちます。彼らは、書物を食べる事により、そこに書かれている知識を得る、という能力を持ちます。なかなか凄いですが、かなり効率の悪い作戦です。
 パイの下調べがもう少ししっかりしていれば、国会図書館あたりに行ってマイクロフィルムを収集したのでしょうが。
 結局、れたすの本好きが生きて(?)キメラアニマを撃退しますが、このネタはちょっと蛇足だったような気もしました。

 他にも作画もアレでしたし、突込みどころが少なからずありました。とはいえ、このような普段と違う作り方で、彼女の成長振りを描く、という方向性は良かったと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です