りんとかれんの話でした。この二人を主題にしたのは、第8話以来です。あの話はかなり気に入っていたので、今回も期待していましたが・・・。
冒頭はナッツハウスのクリスマス飾り付けで始まります。そして、不足した花を、りんとかれんで、りんの店に取りに行く、という事から始まります。
一方、ナイトメア本社では、カワリーノもブラッディも休み。ブンビーは、ハデーニャの肩をもんでいます。そして、ハデーニャに、チクチク嫌味を言われた挙げ句、黒仮面の脅しを受けて、ブンビーの出陣となりました。なお、次回予告を見た限りでは、そのハデーニャに黒仮面がまわってくるような感じでした。
さて、りんの店に二人が行ってみると、ちょうど母親の和代が外に出るところで、なしくずしで、りんが店番をする羽目になります。このあたり、もし、りんが偶然戻らなかったら、どうしたのだろうか、と気になりました。
そして、りんが電話対応中に来客があったことから、かれんも店の手伝いを始めます。そして、それぞれの接客を見て、お互いを評価し、そのあたりから派生して、他のメンバーの話となります。そして、こまち・うららが将来の目標を見据えた故の能力を発揮したり、のぞみのリーダーシップの強さを、ともに語ります。その結果、ともに、能力も高く、学園内で高い評価を持ちながら、将来の具体的な夢がないという事をともに不安に思っている事を知り、互いに夢ができたら、一番に話そう、という約束をする、という筋立てでした。
そして前回同様、CM前に早くもブンビーが登場し、後半に入ってすぐに戦いが始まりました。そして、コワイナーを撃退して店に戻ると、二人は全然違う色合いの花を持ってきます。このあたりは、第8話のオチと同じなのですが、今回の二人は争わずに、お互いの感覚を認め合い、同時にこのように、異なる二種類が同時に存在するのがいい、と言います。その後、互いに「少し夢が見つかったみたい」と言い、さらに「みんなのおかげかしら」と付け加え、話が終わりました。
本シリーズにおいて、この二人の設定はかなり興味を持って見ていました。序盤の仲間集めの時期から、対立心を描いていました。そして、ナッツも含めた全員が揃った直後の第8話で、この二人の喧嘩話が描かれました。その第8話で認め合った後も、合宿の買い出し話などで、張り合う場面がありました。
「GOGO」ではともかく、「5」で二人の話が描かれるのはこれが最後なわけです。その対立の「決着編」にしては、かなり物足りなさがありました。
りんの花屋ぶりを、かれんが評価する、というのは分かります。ところが、逆の、かれんの仕事ぶりを、りんが認める、というがよく分かりません。
かれんの良さを示す場面として、男の子が室内植えの球根を外植えにしようとし、その間違いを、りんが指摘しそうで指摘できずに、かれんが代わりに指摘する、というのがありました。ここで、りんが何故それを言えないのかが分かりません。まさか、「純情乙女」設定で、あんな小くても、知らない男と口をきけない、というわけではないでしょう。
りんが、かれんの良さを認める場面、というのは他にいくらでも作れるはずです。生徒会長ぶりでも、音楽でもいいですし、ナッツハウスや戦いでの、いざと言うときに発揮するリーダーシップでもいいでしょう。どうしても花屋でというなら、プロでは気付かないような視点・発想を見せる、という必要があったように思えます。
あと、題名にもなった「二人の約束」にも違和感がありました。少なくとも、のぞみが何かあらたな夢や目標が出来たら、りんにまず言うと思うのですが・・・。もしかして、りんの「のぞみ離れ」を示唆した場面なのでしょうか。もっとも、そこまで深く作っているとも思えませんでしたが・・・。
まあ、相変らず作画が崩れた場面が多く、さらに顔のアップでごまかしていた場面も多々ありました。先週同様に長めに取った戦闘場面も、本編とのしっかりした繋がりは感じませんでした。諸事情から、あまりじっくり作り込めない理由があったのかもしれません。
そういう意味では仕方ないのでしょう。とはいえ、せっかく序盤から伏線を張っていた興味深い設定だっただけに、「作り込めば、かなりいい話になっていたはずなのに・・・」という、もったいなさを強く感じた話になってしまいました。
次回は、こまちとナッツのラブコメ+ハデーニャ退場話になりそうです。月末には、のぞみと小々田のクリスマス話があるようですし、当分はこのような展開が続くのでしょうか。