Yes!第39話

 休日になぜか唐突にデスパライアが出現する話でした。ここまで唐突に、ラスボスが自ら襲撃をかける、というのはかなり珍しい展開かと思われます。その一方で、のぞみと小々田の恋愛話が、主題として展開される、という話でした。
 ただ、自分の中で最も心に残った描写は、要所要所で出てきた、りんの言動でした。もちろん、もともと自分が彼女びいき、という事でそう感じた、という部分はあると思います。しかし、それを差し引いても、かなり際だった描写が目立ちました。
 まず一つめは、のぞみを捕まえたデスパライアが、「他人の願いをかなえて何になる?」と言った時に、間髪入れずに「相手の喜ぶ顔を見たいからに決まっているじゃない」と、のぞみに代わって反論した場面でした。そして二つめは、デスパライアの「私に勝てるとでも思っているのか」に対し、目をつぶって微笑しながら「さーね」と言ったところです。
 今回、他の部分については、「よくあるラブコメ」というのが基本的な感想でした。ところが、りんの描写に関しては、なんか別の話かと思えるほど、巧さが際だっていました。あと、新EDといい、りんの目をつぶった表情は、なぜあそこまで魅力的なのか、と感心させられもしました。

 さて、本編のほうですが、OP終了後は人気のない新部署で休日出勤し、電卓をたたいているブンビー、という場面から始まりました。閑職に追いやられたと思いきや、意外と忙しいようです。もっとも、ただ単にパソコンが支給されずに休日出勤を余儀なくされているだけかもしれませんが・・・。
 ついでに言うと、休みだから来ていないブラッディ・ハデーニャおよび、あの仮面社員たちはどのような休日を過ごしているのか、というのも気になりました。
 そして、これまた休日出勤のカワリーノがデスパライアの不在に驚く、という所で、話が始まります。
 最初に書いたように、本編の主題は、のぞみと小々田の恋愛ネタでした。その、前半部での止め絵でツーショットを表現したり、落ち葉が舞う中に歩く二人、などという絵を見ていると、なんか恋愛シミュレーションゲームをやっているような気分になりました。
 そんな中、住む世界の違いから、のぞみへの想いを断ち切ろうとする小々田に、ナッツが昔話を交えて、想いを貫くように説得をします。
 そしてナッツは半ば強引に二人から離れ、いよいよ本格的恋愛場面か、と思ったところにデスパライアが出現して戦いになる、という展開になりました。
 プリキュア五人が技を駆使しますが、デスパライアおよび、彼女の操る「影」相手に、効果はほとんどありません。ところが、冒頭に書いた、りんの「喜ぶ顔を・・・」に始まる、プリキュア達の台詞の後、謎の力が作用し、のぞみを掴んでいたデスパライアの手がひからびます。
 しかし攻撃が通じたのは実質ここだけ。プリキュアファイブエクスプローションも、「影」は倒せたものの、デスパライアには効果がありませんでした。しかしながら、会社に戻ったデスパライアは、ひからびた手の事を思い出し、「不老不死にならねば対抗できぬ」と、プリキュア達にかなりの脅威を感じていました。
 そして話のほうは、小々田が、のぞみへの想いをナッツに告げて応援される、という所で終わりました。

 のぞみと小々田の恋愛ネタと、唐突かつ不可解すぎるデスパライアの襲撃が話のほとんどを占めていました。しかしながら、ほとんど出番のなかった、りんの言動が最も印象に残る、という不思議な話でした。
 次回は、理事長の正体ネタです。さらに「なかよし」によるとその次は、こまちとうららの話のようです。いずれも前回、「シンデレラやるより、こういう話を」と書いたのですが、私が言うまでもなく、作り手は考えていたようでした。そういう意味でも、期待しています。

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