なかよりラブリー増刊秋の号

 「プリキュア5」は、こまち邸でのパジャマパーティーで一発芸+告白大会(?)という内容でした。冒頭の扉が、いきなり、炭酸飲料を顔に浴びて怒る、かれんのアップという、かなり特徴的な絵でした。
 話の方は、のぞみが企画した「芸か告白」を五人がやっていく、という筋立てです。まず最初は、「うららのひそかな楽しみ」でした。何と、風呂の中で演歌を歌ったり、公園で新聞を読む、という意外すぎる一面が判明しました。それに対して、「おっさん女子」という評価がされていましたが、「休日に公園で新聞」は「オッサン」を通り越しているようにも思えました。
 続いて、こまちが一発芸をやります。その直前に、まどかがおやつを差し入れに来るのですが、両手に皿を持って、足でふすまを開けます。このあたりの細かい表現が毎度ながら巧いものだと思いました。そして、こまちの芸は、まどかを使った「幽体離脱」でした。二人がよく似ている事を利用しているわけですが、よく即興で思いつくものです。かなり笑いました。

 続いては、りんの「男の人のどこに夢中になるのか」でした。このゲームは、芸もしくは告白をした人が次の内容を指定できるので、こまちがこれを指示した事になります。そして、りんは、「肩胛骨」とか「アキレス腱」などと、スポーツ少女らしい(?)注目点を挙げていました。
 その、りんですが、続いて、のぞみ・かれんの二人に「ロデオ勝負」を命じます。具体的な描写はなかったのですが、うららはそれを見て、「すごい、暴れ馬、ステキです」と興奮していました。いったい、どんな戦い(?)が繰り広げられたのか、興味深いところです。なお、勝負は最後まで振り落とされなかった、のぞみの勝利に終わりました。
 そうこうしているうちに、場は落ち着き、みんなはこれまでの事を振り返ります。のぞみの熱意で集まった五人が、いまではこのように親しくなっている事などに感心しつつ、戦いが終わった後もこの時間が続くことを願います。
 これまでの作品である、咲と舞や、なぎさとほのかにも言えることですが、この「プリキュア」という世界で出会った人たちが、戦いが終わっても、仲間であり続ける事を一ファンとしても願っています。上北さんにはいつか、なぎさとほのかの高校生活なども描いてもらえれば、などと最後の場面の皆を見て思ったりもしました。

 巻頭カラーは、アニメ化記念で「しゅごキャラ!」でした。基本的には、キャラなりしたあむのイラスト集といった感じでした。
 桃雪琴梨さんの新作「金色ハーヴェスト」は農村ラブコメもの。前作・前々作と、家が金持ちすぎてちょっと頭がアレな美少女が主役でしたが、今回のヒロインはその対極と言ってもいい農家の娘で、二度「こえだめ」に落ちていました。「こえだめ」はともかく、これまでと違って、普通の人であるヒロインには好感が持てました。持ち前の飛んだ感覚とうまくあわされば、いい作品になるかもしれません。
 「私立ヤバスギ学園」は今回が最終回でした。いきなり、「殿下」の正体が「総帥」でだったり、依頼人の「バーバレラ」がその「殿下=総帥」の母だったり、しかも「総帥」がこのような異常な学園を作ったのは、母の放蕩に嫌気がさしての事だとか、いろいろな事が一気に判明します。
 そして、恋心を捨てた風羽は総帥と戦いますが、彼女の足が総帥の股間に達しようとしたところで、血迷った手下がいきなりピストルをぶっ放し、総帥が風羽をかばう、というこれまたとんでもない展開に。そして、そのどさくさで、なぜか問題が一気に解決し、風羽と総帥がぶじくっつく、という怒濤の最終回でした。
 諸事情による急展開なのでしょうが、できれば、苺花や龍子にも、最後の活躍をさせてほしかったものでした。とはいえ、いろいろな意味で楽しめたこの作品、作者の次回作が楽しみです。
 「メガネ王子」は、「第二のメガネ王子」という肩書きで登場した新キャラが、実は「メガネ王子」の父親だった、という衝撃的な展開でした。ちなみに、父親は私と同じ年だそうで、それもなかなかの衝撃でした。
 読み切りシリーズで印象に残ったのは「ポジティブを君に」と「教室のあたし」でした。前者は、何事もポジティブに考える主人公が、ネガティブ思考の男を元気づけてくっつく、という、「絶望先生」第1話を明るい少女漫画にしたような感じでした。人気が出て連載になったら、スコップを操るきっちり美少女や運動神経抜群ヲタク美少女などが登場したりするのでしょうか。
 「教室のあたし」は、小学校が舞台の話。恋愛ものではなく、いじめや、家庭内DVなどを扱った、重めな話でした。したがって、楽しむような話ではないのですが、各キャラがうまく描かれており、かなり高い品質の作品でした。、

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です