話のほうは、前回の予告から想像していた通りの展開でした。したがって、感想も、前回の予告で感じたものと同じでした。今回行われた四人への精神攻撃にきちんと対処しているような「解決編」を次回描かないと、作品世界そのものにかなり悪影響を与えるように思えます。
過去の「ふたりはフリキュア」シリーズ同様に、普通にカワリーノ+仮面ギリンマに力で敗れ去り、それを新アイテムと新技で対処、としておけば、無難にすんだわけです。それをここまでリスクの高い方法で描く以上、成功すればかなりのリターンを得るとは思いますが・・・。いずれにせよ、次回はかなり重要な話になります。
さて、今回の事件もミルクがきっかけになりました。相変らず、のぞみ達には意地でも謝罪をしません。これについてですが、酷寒の地や沙漠で現地の人と暮らしたルポを書いた新聞記者の文章に「異民族に侵略を受けた体験をした民族は、そう簡単に自分の非を認めない」という分析がありました。もしかしたら、ミルクの性格設定も、その分析に基づいているのか、などと思いました。もっとも、一般的な視聴者である幼児はもちろん、その親だって、普通はそんな事分かるわけありませんが。
一方、ナイトメア側は、今回の「勝ち組」という事もあり、印象に残る描写が満載でした。冒頭から、ギリンマは「退職か怪獣化か」というとんでもない二択をつきつけられます。あそこで退職を選んでいたら、会社都合という事で、雇用保険の支給額が増えるのだろうか、などと思いました。もっとも、ナイトメアがちゃんと雇用保険に加入しているか、という前提があるのですが・・・。
あと、ナッツハウスからワープしてナイトメア本社に行くにも関わらず、わざわざ1階からエレベーターで上がる、という描写も楽しめました。あと、あの高速エレベーターは、個人的に非常にうらやましく思いました。
そしてトドメは、いきなりの、のぞみの来社にお茶を吹き出すブンビーでした。これだけ、小ネタで面白いものをできるのですから、次回の「解決編」も期待できるのでは、と思いたいところですが・・・。
最初に書いた事の繰り返しになりますが、特に今回、りんの描写は強い違和感がありました。これまでも、のぞみに突っ込んだり、からかったりはしていました。また、第13話や17話のような成功とはいえない話もありました。しかしながら、ここまで、母親の代から続いていた、「一番怖いのは、のぞみがいなくなること」という設定にはぶれがありませんでした。
それが、今回は冒頭からあっさり否定していました。それ以降の「捕まって精神操作」というのは想定の範囲内ではありましたが、これはさすがに驚きました。まだ、のぞみが、りんが小さい頃から大切にし続けていた物を壊した、などというなら、分からなくもないのですが・・・。
他の三人はもちろんですが、特に、りんについては、次回でよほどの「解決」を描かないと、ここ半年で描いたものまで台無しになりかねません。これまた繰り返しになりますが、次回は極めて重要な話です。