「プリキュア5」は「リーダー論」でした。前半は、かれんの「白馬に乗ったお姫様」ぶりから、乗馬を通して、かれんのやや強権的な要素も含まれるリーダー的資質を描いています。
当然、同じ事は、のぞみにはできません。その、「もし、のぞみが、かれん風のリーダーだったら」という描写が、凛々しいながらも違和感バリバリのものになっています。
そんな中、唐突にパフェ大食いコンテストの招待状が登場。のぞみが申し込んでいたものです。もちろん、大食いが得意な面々なので、優勝をします。それについて、皆は、のぞみの、かれんとは違った「リーダーの資質」について認識します。ただ、のぞみは「大好きなみんなと食べるのが楽しくて幸せ」と、特に「リーダー」を意識している節はありません。それを聞いて、他の四人は、プリキュア5におけるリーダーが、のぞみである事を確信しました。
プリキュア5の初期設定において、この「生徒会長で先輩のかれんをさしおいて、のぞみがリーダー」というのは必然性として難しいものがあるのでは、と思いました。もちろん。「主役だから」という事で強引にこの問題を片付けてしまうのは可能でしょう。ただ、それでは話の基本部分での説得力が弱まります。
その部分を解決しつつ、のぞみとかれんのそれぞれの特徴をうまく描いており、毎度の事ですが、高品質の作品になっていました。
初の表紙となった「小川とゆかいな斎藤たち」は、大喜に奇妙な噂が出る、というネタでした。オチは、小学校時代に彼の事が好きだった、新キャラ「斎藤はるこさん」の「脳内彼氏妄想」による、というもの。彼女の容姿ならびに会話は可愛いのですが、冷静に考えればかなり危ないキャラです。まあ、成田さんの小川さんに対する言動に通じるものがあるのかも、などとも思わされました。
それにしても、無茶苦茶な話を、小川さんの人柄と新聞部への制裁だけで解決(?)してしまう、というのは凄いものがあります。まあ、それがこの作品の売りでもあり、個人的にも面白いのでいいのですが。
「しゅごキャラ!」は卒業により引退した空海がOBとして再登場。新キャラが動かし切れていない中の再登場は、ちょっと気になるものがありました。
「キッチンのお姫様」は、自分的には前半部分の茜が全ての話。本当に彼女は健気です。また表情も最高です。後半部分は、「また恋愛関係を複雑にするんかい」という感想くらいしかありませんでした。
次回最終回の「ピンクイノセント」は、パソコンを壊さなかったので読みどころがありませんでした。
「地獄少女」は、あの潔く地獄に送られたひき逃げ犯も、殺される直前は骨女達にいびられたのかどうか、だけが気になった話でした。
今月号で別な意味で衝撃を受けたのは、読み切り「くノ一もの」である「すっぱだもん」でした。「こんな少女まんが、まっていた!」のあおりのあるフルカラー扉に始まって、ヒロインが「縞パンチラ」を随所で披露しまくります。このテの、「読者サービス」は、増刊なんかでもよく見ましたが、どうやら真面目にこれが今の女子小中学生に好評らしい、というのには驚かされました。ついでに、今の男子小中学生にどんな「読者サービス」が好評なのだろうか、などとも思いました。
もう一つの読み切り「夢みるエンジェルブルー」は、いわゆるタイアップものでした。ネタについては全然分かりませんが、視覚的には大変楽しめる、可愛い話でした。