今回は、冒頭部分を除けば舞台は異世界でした。したがって、咲と舞の日常生活や学園生活などもなく、そういう意味では残念でした。ただ、それ以外の部分においていい意味で予想を裏切られ、大変楽しめました。
咲と舞が「金の泉」を復活させ、毎度の事ながらフィーリア王女が出現します。そしていよいよ取り返した泉の力を集め、太陽の泉の場所を案内しようとしたところで、ゴーヤーンが登場し、あっさりエネルギーに満ちた「キャラフェ」を奪われます。
そしてゴーヤーンが行った事は、「キャラフェ」に「闇の力」と「戦士の原料」を入れて、再生怪人を作る、というものでした。そしてカレハーンとモエルンバを復活させます。
このあたりを前回の予告で見たとき、「二人まとめて登場の再生怪人か、どうせ満と薫の復活の伏線みたいに使われて、かつて戦っていた時より強くなっているプリキュアにあっさりやられるんだろう」などと思っていました。
ところが、この二人、再生怪人らしからぬ強さを見せます。しかも、実力だけでなく、キャラとしてもちゃんと描かれています。特に、第2話での伝説の名台詞「カレッチと呼んでくれ」を生かしてギャグにしているのには感心せられました。そして、カレハーンとモエルンバの不仲ぶりをさんざん描く事により、「これまでなぜダークフォールが戦士を一人ずつ送り込んでいたのか」という事が分かるようになっています。
本来、プリキュアのほうが「ブライト・ウインディ」さらには「スパイラルリング」で強化されたはずです。ところがそのかつてよりパワーアップしたツインストリームを二人はあっさり潰してしまいます。「キャラフェの力」の強さを示す意味などもあるのでしょう。とはいえ、この二人の「強さ」「面白さ」をきちんと描いた作りにはかなり感心させられました。
というわけで、今回はかつて散っていったダークフォールの戦士二人が主役だった話、と言えるかもしれません。おかげで咲と舞の描写がほとんどありませんでしたが、これはこれでかなり面白い話でした。
さて、いよいよ次回は満と薫が復活します。「復活すること」そのものよりも「復活した二人をどのように描くか」という点において非常に楽しみにしています。