9月20日に出ていたのですが、出ていた事に気づいたのは昨日でした。10代から20代前半までは「欲しい雑誌・単行本は少々遠くの本屋に行ってでも発売日前に購入」という自己ルールがあったのですが、我ながら衰えたものです。まあ、だからこそ「枯れヲタ」なわけですが・・・。
「プリキュアSS」は、10月号の本誌で初登場したミズ=シタターレが早くも退場。毎度の事ながら、月刊+季刊の年16話で、毎週放映の約50話にあわせようとするのは大変です。実質的に本誌10月号が「満と薫が去った後」「二段変身」が主だっただけに、ミズ=シタターレにとっては唯一の活躍のできる話となりました。そういう事もあり、「ゴーちゃん」から「人間に変身」さらには「美学」まで一式揃っていました。特に、「自分が目立つために、プリキュアの変身後決め台詞を遮る」「最後は自らの意思で、『元の姿』である雨に戻る」などというあたり、短い中で彼女らしさを表現しました。
一方、主役二人に関する主題は「咲のこだわりは『自分は辛い目にあっても舞だけは守る』」というものでした。いつもながら、熱い友情表現でした。あと、何回か描かれた「妙に色っぽい舞」が印象に残った話でもありました。
茶匡さんの「小川とゆかいな斉藤たち」は人気好調で次回からなかよし本誌に連載とのこと。というわけで増刊では最後となった今回は、原点に戻って「いじめと戦う小川さん」でした。明らかに成田たちの策略と分かりながら、斉藤トリオの「力による復讐」は抑えてもらい、とにかく頑張って小川さんが難題をなんとかこなす、という話でした。
同じ「押しつけられた無理難題をやる」でも、「パシリ時代」とは違い、彼女の強い意志が感じられました。そのあたりが斉藤トリオと出会った事による成長なのでしょう。
相変らずキャラ・設定ともいいのですが、ただ本誌で月刊連載を続けるためには、その基本設定をベースにさらに面白さを積み上げる必要があるのでは、と思っています。ぜひともそれを実現させて人気連載になってほしいものです。
それにしても、毎度の事ながら、「美少女」とは全然違うキャラであるにも関わらず、小川さんの笑顔には独特の不思議な可愛さが描かれています。
「私立ヤバスギ学園」は相変らずの展開の中、新キャラの「女子部の先輩」が登場。学園の理不尽な制度に苦しみつつも、「良縁のため」と耐えており、そのため、一度は風羽たちの「お仕置き」にも怒る、という設定でした。それにしても、「催淫作用のある花の香りの影響で服を脱ぎ出す」などというネタが小中学生向け少女誌で行われる時代になっている事には驚かされました。あと、来月に単行本2巻が緊急発売とのこと。アニメ化するわけではないでしょうし、なぜ「緊急発売」なのか、と思いました。もしかして第1巻で「ヒルズ族成敗」を検察に先駆けて行った事が評価されたのでしょうか。
(10/8追記)読み切りで印象に残ったのは、「ダーリンはマフィアンセ」と「ハニーブラッド」でした。前者は父親がイタリア旅行に行った際に飲み屋でマフィアのゴッドファーザーと意気投合してしまい、お互いの子供を結婚させる事を約束。それに応じてマフィアの跡継ぎの少年がヒロインの学校に来て、暴れ回り、さらに「ネズミーランド」を貸し切りでデートしたら、そこで日本の新興暴力団の襲撃を受ける、という荒唐無稽きわまりない話。少年と少女のラブコメよりも、その飛びすぎている設定に驚きました。飲酒運転問題が目立っている昨今ですが、やはり酒には気をつけなければならないようです。
「ハニーブラッド」は、吸血鬼と人間のクォーターの少女が主役の学園ラブコメ。吸血鬼と人間の間に生まれた、といえば「吸血鬼ハンターD」が有名ですが、一冊に一回しか笑わない陰気なDに比べ、このヒロインは快活そのもの。クラスメートも自然に接しており、牙を一時的に失ったヒロインに対し、「血、吸えなくて体、大丈夫なの?」などと普通に心配しています。そのあたりの会話が妙に印象に残りました。