「わんだふる」第6話

 犬飼こむぎと犬飼いろはのケンカ話でした。
 きっかけの一つは、散歩に行く際に、これまでのリードがフレンドリータクトになってしまった、という事でした。
 犬飼こむぎとしては、前回、自分がフレンドリータクトを使えなかった事に、忸怩たるものがあったようです。
 それもあって、これまでのリードがなければ散歩に行かない、と言い張り、二人の仲が険悪になりました。

 また、そのきっかけみたいな事が前の晩にありました。
 何か役に立つことができないか、と訪ねた犬飼こむぎに対し、犬飼いろはは、以前と同様に、「お手」などをさせた後、一緒に寝る、という対応を取りました。
 つまり、会話もできるし、人の姿にもなれるのに、以前と変わらない扱いだったわけです。
 犬飼いろはにとっては、プリキュアになっても、犬飼こむぎである事には変わらない、という自然な感覚だったのでしょう。
 しかし、対等な立場で役に立ちたい犬飼こむぎにとっては、不満だったのでしょう。それが、翌朝の行動につながったと思われます。
 さらに、戦闘では、ライオンのガルガルがでてきました。
 犬飼こむぎは、犬の本能でライオンをおそれ、足が震えてしまいます。
 それを見た、犬飼いろはは、兎山悟たちと一緒に、安全な場所に逃げるように言います。
 もちろん、犬飼こむぎを気遣ってのことです。しかし、これも当人にとってはきつかったと思われます。
 結局、捕獲に失敗して家に戻ります。
 そして、翌朝、犬飼こむぎは「役に立てなくてごめんワン」と言って、雨に打たれながら「家出」をする、というところで、次回への引きとなりました。

 予告にケンカとありましたが、EDに「たまにはケンカもするけれど秒で仲直り」とあるのだから、すぐ解決するのだろう、と思っていました。
 それだけに、次回まで引っ張る、という展開になったのは驚きました。
 また、犬飼こむぎがなぜフレンドリータクトを使えないのか、という理由が描かれないのも引っかかりました。
 次回の「仲直り」でそのあたりがどう描かれるのか、気になっています。