「東京ミュウミュウにゅー」第7話

 パイとタルトが初登場し、さらにはディープブルーの存在を匂わせるなど、「エイリアン」側に新たな動きが見られました。
 話の主題は、青山雅也と二人でいたところ、パイのキメラアニマに襲われ、正体バレ覚悟で、桃宮いちごが変身した、という描写でした。
 一方で、藤原ざくろさんのカフェミュウミュウデビューも描かれていました。その代わりなのか、戦闘は、桃宮いちごだけで行われていました。

 主題の「眼の前で変身」ですが、第1話と違って、青山雅也は意識を失っていません。
 したがって、あのシチュエーションで、青山雅也が桃宮いちごの変身に気づかないわけがありません。
 実際、漫画や無印アニメでは、後に、「知っていたけれど、桃宮いちごを気遣って、気づかないふりをしていた」という事が明らかになります。
 今のところ、「にゅー」は年齢設定と、藍沢みんとの設定や人格描写を除いては、漫画と無印アニメを丁寧になぞっているので、この設定もそのまま継承されるのでしょう。
 となると、今回の話は、お互いに事実を知りながら嘘をつきあっているわけです(※無印アニメでは38話でそれを告白しています)。
 この、DV的に桃宮いちごを支配しつつ、嘘を重ねる青山雅也と、敵として闘いながら本音をぶつけ続けるキッシュとの対比が、、「桃宮いちごをめぐる恋模様」の特徴だと思っています。

 主題はともかく、自分的に今回最も楽しめたのは、藤原ざくろさんのカフェミュウミュウデビューでした。
 無愛想というのは、漫画や無印アニメと同じなのですが、「水を置くときに飛沫が机に飛ぶ」という描写は変えられていました。
 紅茶を頼んだ客にコーヒーを渡し、ミスオーダーを指摘されたら、「淹れたてで美味しい」と言って納得させる、という描写も加えられていました。
 最初に「ギャラが発生する以上」と語っていましたが、藤原ざくろさんとして考え出した、「プロの接客」がこれなのだろうな、と思いました。
 実際、それが「アーティストの藤原ざくろさん」であることを知らないお客さんたちが、その接客に喜んでいるわけです。
 この「にゅー」独自の改善が素晴らしく、大変楽しむことができました。
 次回は、碧川れたすと白金稜がらみの話のようです。
 これまで、碧川れたすと黄歩鈴は、基本設定だけ描かれ、為人などは描かれていませんでした。
 それだけに、ついに「にゅー」ならではの碧川れたすが描かれることを楽しみにしています。