第1話については、当ブログを開設した時に一度書いているのですが、それも含めて改めて書いてみます。
改めて第1話冒頭部分の「中庭の渡り廊下ですれ違うものの、お互いの存在すら気づかない」を見ると、そこからの2年間を思い出し、不思議な感慨がありました。
今にして思うと、最初の数ヶ月間のほのかの人柄は、かなりアクがあったな、と思います。第1話の冒頭で平然と小爆発を起こし、第2話でも飴玉を作るのに実験セットを爆発させてガラスを飛び散らしながら、「また」とか言って平然としています。プリキュアとしての戦いについても、なぎさが現実的なのに対し、「死にそうになるのも含めて面白そう」などと平然と過激な事を言っています。ある意味、怖いもの知らずで突っ走っている感じで、それをなぎさが抑えるような感じすらあります。
なぎさとの会話でも、第1話の「流れ星」については、別に相手の事を考えず、ただ言いたい事を言っているだけですし、数学の指摘に対するなぎさのお礼にも投げやりな感じの応対です。考えてみれば、そのような悪く言えば無神経ともなりかねない人柄が、第8話でのケンカの原因にも繋がってくるわけです。
ところが洋館が登場した以降(特にMax)のほのかは、あまり自己主張をしない優等生になってしまいました。「第2部」以降でほのかの個性が描かれた話と言えば、「支倉との栗拾いに変装してついてくる」「3on3のバスケでの的確なコーチング」「京都で路面電車に乗りに行く」くらいだったのでは、と思えます。
こうやって振り返ると、もっとアニメでもほのかの人となりを描いた話が見たかったと、この第1巻を見て改めて思いました。
一方のなぎさですが、始まった頃はあまり人柄の表現はなかったとも言えます。彼女の場合、「藤村に恋をする」「勉強が苦手」「ちょっとそっそっかしい」「家族関係」「口癖は『ありえない』など、基本設定が多いので、それをまず描く、というのがDVD1巻の位置付けなのでしょう。
あと、このDVD第1巻と言えば、やはりドツクゾーン第1の使者・ピーサードを外さないわけにはいきません。毎回、ジャアクキングへの報告と叱責、さらには仲間の嘲笑を受けながら、自らのため、ドツクゾーンのために頑張る姿には感心させられます。ザケンナー一つをとっても、後の闇の使者たちが、近くにあるものを適当にザケンナー化させているのに対し、ピーサードはわざわざ家電量販店まで出向き、店員の説明まで聞いて、「ザケンナーの素」を調達しています(ついでに悪人らしく、超能力を使っての窃盗行為までしています)。
他のキャラも、第3話のよし美先生の風間=ピーサードに対するメロリンキューぶり(笑)など、面白く描けています。また、第4話のゲストキャラ・柏田真由は、ピッカリーニへの思い入れ、なぎさに憧れて髪型を変えた事など、うまく描かれています。さらに、その髪型を闘いに関連付けられており、このあたりも感心させられました。これまた「今にして思えば」ですが、彼女をからめた話も、もう一つ二つ作ってくれれば、とも思いました。
考えてみれば、もう「二年前の作品」なのですが、見返すと、新鮮な面白さがありました。漫画・アニメを二年間見たうえで気づく面白さ、というのもあるのでしょう。プリキュアの面白さを再認識させられたDVD第1巻でした。