ペギタンが公園で、孤独な小学生・りりにヌイグルミと間違えて拾われる、という話でした。
転校した学校で友達ができなかったのですが、ペギタンがきっかけで友達ができるようになった、という筋立てでした。
興味深い主題ではありましたが、肝心のプリキュア達の出番が少なすぎました。
転校したばかりのうえに、人見知りの性格で友達ができない、りりが「メインキャラ」でした。
彼女がペギタンを可愛がる描写にかなりの時間が割かれていました。
また、沢泉ちゆのもとに帰ろうとするものの、りりが気になって学校にペギタンが行き、それがきっかけで、りりに友達ができる、というホッとできるオチに仕上がっていました。
ところで、彼女は母親と二人暮らしなうえに、その母親が長時間労働なので、帰ってきた時は既に寝ている、という設定になっていました。
つまり、平日は、親と会話する時間もほとんどないわけです。
この描写には、今の世の中における様々な問題が反映されていると思いました。
というわけで、色々と考えさせられました。一方で、これは「ヒーリングっどプリキュア」の話なのだろうか、と思いました。
別に、りりが拾ったのがペギタンでなく、普通のぬいぐるみでも、この話の主題はほぼ成立します。
つまり、今回の話において、プリキュアはいてもいなくても同じような存在なのです。
この設定で話を作るなら、りりを、プリキュア達のいるクラスの転校生にして、その悩み解決をを花寺のどか達が手伝う、という筋立てすれば、普通に「ヒーリングっどプリキュア」の話になったのに…と思いました。
また、ペギタンがいなくなった時に沢泉ちゆが自分を責めますが、これも違和感がありました。
確かに、ドラマを怖がっているにも関わらず虚勢を張ったペギタンに対し、「かわいい」と言うのは、彼の自尊心を傷つける発言ではあります。
しかし、このくらいの失言は大人でもよくする事であり、いくら生真面目な沢泉ちゆとはいえ、そこまで悔いるのはちょっと違うのでは、と思いました。
そういうわけで、一つの話としてはいろいろと興味深く見れましたが、「ヒーリングっどプリキュア第25話」としてはかなり違和感がありました。
次回は、風鈴アスミに、他のプリキュア三人が何かのサプライズを企画する話のようです。
ちょっとよそよそしい展開になりそうですが、四人をうまく描いた話になってほしいものだと思っています。