話の作り方といい、各キャラの描き方といい、完璧といっていいほどの名作でした。「クリスマスの奇跡で、この世にいない人と会える」というのは、ある意味定番です。それをここまでいい話に仕上げられるのだからすごいものです。
一度はクロミに「夢野家の奴の願いなど」と断らせておいて、帰ったら故郷の母親からの手紙とマフラーが届いており、それで考えを変える、という作り方が特にうまいと思いました。そうやってクロミの母親からの手紙で「親の愛」の深さを描いた後、琴の願いをかなえる、という話の持っていき方で、いやおうにも視るほうの気持ちを話の中に引き込んでいきます。母親がやってくる場面は、こうなると分かっているにも関わらず、ジンと来るものがありました。
マイメロとクロミの合体魔法という、ある意味、本作品最大最強の技を持っていくのに適した話の作りだったと言えるでしょう。
アニメを見ていてここまで心に残ったのは、昨年春にプリキュア第8話を見て以来です。「マイメロ」を見ていてよかった、としみじみ思いました。