羽衣ララが「身バレ」した話でした。
最後は、クラスメイトの皆が、サマーン星人であると判明した羽衣ララを受け入れてハッピーエンドとなりました。
ただ、そこまでの経緯の描き方に残念なものがあり、視聴後の気分はあまりいいものではありませんでした。
たまたま戦闘場面を撮った写真を見た香久矢冬貴は、なぜか羽衣ララが宇宙人であると確信します。
別に撮った写真は一つだけでないでしょうから、他のを見れば、自分の娘である香久矢まどかが写っているのもあったはずです。
しかしながら、娘には何も尋ねません。それどころか、生徒会の引き継ぎで途中まで一緒に帰った香久矢まどかと姫ノ城桜子をつけ、別れた直後の姫ノ城桜子に接触します。
一連の言動から考えると、娘は無関係だという形にしたいという意図がうかがえます。しかし、ならば積極的に香久矢まどかに実情を伝えたり得ている情報を話し、彼女を安全にするように努力すべきです。
それをせずに、このような行動を取るようでは、娘のためではなく、自分の保身のためだと言わざるを得ません。
以前からそんな感じですが、彼にとって香久矢まどかは「所有物」でしかないのだな、と改めて思いました。
さらに、香久矢冬貴に羽衣ララ宇宙人説を吹き込まれたあとの2年3組の面々の描き方も本当に寂しいものがありました。
本人に尋ねることなく、クラス全体で「シカト」を始めるのです。
偉い大人かつ生徒会長の親に吹き込まれたとはいえ、ここまであっさりと羽衣ララへの認識を変えるのか、と思いました。
とくに、3対3バスケでパスさえ拒否される描写は、見ていて辛いものがありました。
せっかく、転校当初の話から、生徒会選挙・仮装大会と着実に羽衣ララと2年3組の面々が仲良くなっていく描写を丁寧に描き続けてきたのが、一瞬で台無しになってしまった、という印象しかありませんでした。
その後、五人が皆の前で変身した事がきっかけで、信頼関係が取り戻されたわけですが、このあたりも、「じゃあプリキュアに変身しなかったら、『シカト』のままだったのか?」という感想しかありませんでした。
別に、あのような「集団いじめ」描写をしなくても、「いっとき、クラスメイトが羽衣ララに疑念を持つが、宇宙人でもかまわないと友情を優先する」という結末は描けたはずです。
それだけに、大変残念な話になりました。
次回は、香久矢まどか話です。ここのところ、いい話と残念な話が一回交代で描かれているので、次回はいい話になってほしいものだ、と願っています。
もし、あの陰湿な父親に、香久矢まどかがビシッと言うような展開になれば最高なのだが…、などと思っています。