天宮えれな話でした。そして、人間の教師に化けて観星中に潜入したテンジョウとのやりとりが軸になっていました。
それにより、テンジョウの過去について、抽象的に描いていました。
また、天宮えれなの人柄の良さと誠実さを強く描いていた話でもありました。
天宮えれなが学校対抗スピーチコンテストの代表になり、それを、テンジョウが変装した「ジョー=テング」教師が指導をする、という筋立てでした。
テンジョウの目的は、負の思い出を喚起させて、天宮えれなの心を曇らせる、というものでした。
しかしながら、ポジティブな事だけを話そうと思って行き詰まっていた天宮えれなにとって、極めて有益な「指導」になった、という皮肉な結果になりました。
さらに、そのテンジョウの「指導」の背景には、彼女が若い頃、故郷で感じていた寂しさがある、という設定になっていました。
彼女の故郷では、「笑い=嘲笑・哄笑」だったようです。そのため、笑顔を主題にスピーチしようとした天宮えれなに、「プリキュアに対する敵意」とは別の対抗的な想いが生じた、という事だったのでしょう。
その結果、彼女を妨害するつもりの「指導」が、天宮えれなにとって、非常に有益だった、という結果になったわけです。
そのあたりの、二人の描き方が非常に興味深く、楽しめました。
また、天宮えれなが、正体を明かしたテンジョウに対し、スピーチの助言についてお礼を言い、さらに優勝したときも、彼女への感謝を述べた、という描写には感心させれました。
彼女の人となりが、本当に深く描かれていたと思いました。
あと、所々に出てきた、香久矢まどかの描写も印象に残りました。
プリキュアの中でも唯一人、「テング=ジョー先生」に既視感を持っていたのは、彼女の頭脳明晰ぶりを上手く描いていました。
あと、天宮えれなのスピーチで、ほんの短い時間ですが、涙を拭った描写があったのも、上手いと思いました。
ところで全くもって余談ですが、自分の記憶ですと、敵幹部が教師を装って学校に潜入したのは、ミズ=シタターレが篠原先生に化けた「S☆S」以来13年ぶりだと思われます。
ちなみに、その2年前の無印では、ピーサードが教育実習生・風間に化ける、という話がありました。
そのあたりの事を懐かしく思い出した話でもありました。
次回は、羽衣ララの宇宙人バレ話のようです。色々な意味で、このシリーズも終盤に入っているのだな、と思わされる予告でした。
クラスメイトの皆が、羽衣ララが宇宙人だと知り、それでも仲間だと受け入れる、というような展開になれば、などと期待しています。