第2のミュウミュウ・ミュウミントこと「藍沢みんと」が登場。設定は超大金持ちの令嬢で、クラシックバレエが得意で犬を飼っている、というものです。性格は「お嬢様」らしく、人を見下したところがあり、特にいちごに対してはそれが顕著。しかしその一方で、ときおり素直な一面を見せます。また、もう一つ重要な属性があるのですが、アニメではこの時点ではそれについては描かれていません。
アニメ・漫画ともハンカチを渡す場面があるのですが、アニメではただ金持ちぶりを誇示するための「絹のハンカチ」で、漫画では青山を喜ばせる「リサイクル可能な繊維でできたハンカチ」になっています。これだけを見ると、漫画のほうがよくキャラを作ってあるように見えますが、漫画で彼女が環境ネタをやるのはこれが最初で最後。設定したのはいいが、ちゃんと生かすことができなかった、という漫画の粗さを象徴するような一場面として印象に残っています。
さて、白金に渡された、キメラアニマ探知・回収用ロボット「マシャ」の反応があったため、みんと邸に行くいちご。行ったもののきつい性格のみんとにあしらわれて帰らざるをえません。ところがそこで飼犬の「ミッキー」がキメラアニマ化。早速変身して戦いますが、その際に偶然みんとの服の背中の部分が破れ、そこには仲間の証明たるアザが。
それを見たいちごにうながされて変身し、協力してキメラアニマを倒してミッキーを元に戻します。そして仲間として彼女もカフェミュウミュウで働くことになりました。
ところで、この「アザで仲間だとわかる」のはこれが最初で最後。歩鈴に至っては、額という服を脱がなくてもわかる所にアザがあるにも関わらず、変身して初めて仲間だとわかる始末です。
改めて見ても、みんとの基本設定はいろいろと面白いものがあります。この「唯我独尊のお嬢様」が戦いを通じて少しずつ変わっていく様子は、アニメでは少し描かれています。しかし、漫画・アニメとも途中から、いちごと青山のラブストーリーとエイリアンとの戦いをからめただけの話になり、彼女を含めた他のミュウミュウは添え物になってしまいます。
みんとの成長をもっときちんと描いていれば、話に厚みが増して、面白くなっていったのでは、と改めて思いました。