なかよし2019年5月号「スタートゥインクルプリキュア」

 アニメ7話をコミカライズした話でした。
 アニメの設定もかなり良かったのですが、漫画では、AIの顔も立て、微妙に異なる筋立てとなっていました。
 そして、星奈ひかるを中心になって、四人が楽しく協力し合いながらロケットを作り上げ、さらには皆でその過程を振り返る、という話になっていました。

 アニメとの最大の違いは、AIの指示通りに役割分担して作業し、それで無事にロケット修理が完成した、というところでした。
 アニメの「AIが定めたとおりにはいかない」も興味深かったですが、このように設定どおり無事に完了する、というのも自然な描き方だな、と思いました。
 そして、修理が終わると、星奈ひかるの発案で、ロケットの装飾が始まります。
 ここで、四人の作業着姿が描かれたのですが、これがまた印象に残りました。
 そして、完成したのですが、突如の落雷で、ロケットは停電し、AIも停止します。
 アニメと違う形で「AIも万能ではない」事を描いた、というのも面白いと思いました。
 その真っ暗ななか、羽衣ララ・天宮えれな・香久矢まどかが困惑しているなか、星奈ひかるは平然とし、携帯プロジェクタの電源を入れて、明かりを灯すと同時に、これまで録画していた作業風景を見せます。
 そこで上映された作業風景で、天宮えれなと香久矢まどかの行動が、羽衣ララに対する優しさが目一杯詰まっており、心を和まされました。
 そして、皆が宇宙旅行への期待がふくらむなか、星奈ひかるは、アニメEDと同じポーズをとっていました。

 とにもかくにも、四人への愛情を強く感じることができた話でした。
 アニメと違う形でロケット修復を描き、漫画ならではの良さを出していたのも毎度ながら素晴らしいと思いました。
 また、アニメEDへの思い入れも感じさせられました。
 今回のシリーズ、かなり楽しめそうだな、とより一層期待がふくらんだ、いい話でした。