「HUGっと」第19話

 次回の新プリキュア登場の前夜祭、という感じの話でした。
 ただ、メインのはずの愛崎えみる・ルールーよりも、兄の愛崎正人や若宮アンリのほうが目立っているような感じでした。
 また、敵方においては新キャラ・ジェロスのデビュー戦になった話でした。

 今回、オシマイダーの材料にもされた、愛崎正人ですが、初登場時から、その異様さは強烈でした。
 小学六年生の妹の部屋にズカズカのりこんで、ギターを弾くことにケチをつける、という描写は、あの話で踊っていた両親よりも異常さを感じたものでした。
 さらに今回は、無断で室内を覗き込んでいました。もし、愛崎えみるが着替えをしていたら、と思うとゾッとするものがあります。
 さらに今回は、友達でもない若宮アンリの服装にまでケチをつけていました。
 とにかく人の上に立って支配したい性格のようです。

 前半にこの若宮正人の横暴が描かれていた事もあり、後半はプリキュア変身を前に、若宮えみるが、ルールーの力を借りて、この兄の圧力をはねのける、という展開になると予測していました。
 しかし、その危機を救ったのは、若宮アンリでした。
 あれだけ「女の子でもヒーローになれる」が主題だったにも関わらず、結局、男性である若宮アンリの力が必須、というのはちょっと不思議に思いました。
 これは、次回への伏線で、今度こそ、愛崎えみるとルールーが自力で「ヒーロー」となる事により、プリキュアになれる、という事なのだろうな、と解釈することにしました。

 一方、敵方も、謎の新キャラ・ジェロスをはじめ、印象的な描写が多々ありました。
 パップルの「ラブ」において、ベッドにダイビングするという、かなり直截的な描写があった事に驚きました。
 そして、「相手」のほうは、パップルをあしらいつつ、伝書鳩をジェロスに飛ばします。
 これは、パップルを切り捨てる伏線なのでしょうか。
 そして出てきたジェロスは、クライアス社内での紹介いっさいなしで、戦闘に入っていきました。何者か全然わからない、という展開は斬新でした。
 いろいろな意味で、パップルの代わりという感じです。そのあたりの入れ替えがどうなるか、気になるところです。
 パップルにおいては、クライアス社で頑張り続けてほしいというのと同時に、チャラリートみたいに、平和な第二の人生を送ってほしいという、やや矛盾した感情を持っています。
 そして、今回の「またみてね」もクライアス社でした。「悪役だけど定時退社」というのは、これまで描かれ続けた、「悪の組織であるにも関わらず、そこらへんの日本企業よりもよほど労働環境が良い」という設定をうまく反映していると思いました。

 次回は、新プリキュア登場話です。例年、シリーズ中盤で一番盛り上がるところですが、今年はどうなるのか、気になるところです。
 あと、6月での新プリキュアというのに、もしかして、新プリキュア第二弾があるのでは、などとも思ったりしています。