「HUGっと」第11話

 新アイテムによる、初の三人協力技が披露された話でした。また、チャラリートの完全退場話でもあったようです。
 前回、変身できずに落ち込んで引退宣言した野乃はなが元気を取り戻すまでの描写が、いろいろと印象に残りました。
 敵味方とも、主要(と思われる)メンバーが総登場していたような感じもしました。

 敵方では、チャラリートがオシマイダー化されていました。この、「左遷部屋」で過酷な待遇をして精神を壊し、それにつけこんで無茶をやらせる、というやりかたが、実際に電機大手などで行われている方法そっくりだと思いました。
 そして、最後は新技・トリニティコンサートで浄化されます。ただ、普段の「やめさせてもらいますー」のセリフはなく、代わりに大木が生えて花が咲いていました。これが、チャラリートの本来の姿、という事なのだろうか、と思いました。

 今回の話で一番興味深かったのは、「落ち込みからの快復」の描写でした。
 朝、家の前で、大道寺さあやと輝木ほまれが待っていて、まず、大道寺さあやが、野乃はなの良さを語ります。最後に、「わたしが憧れた」と、率直な心境を言います。
 一方、輝木ほまれはただ、「はな」とだけ呼んでハグします。
 この三人の位置関係の描き方が強く印象に残りました。
 あと、この場面の前に、母親との会話があり、それで半分元気を取り戻した、という前段があった、というのもこのシリーズの主題に沿っているのだな、と思いました。

 ところで、この野乃はなの落ち込みを生み出したきっかけは「ミライパッドが、野乃はなにだけ、ウエイトレスでなくオッサンみたいな格好をさせる」だったわけです。さらに、今回も、「一度、刀を与えて、チャラリートを叩き斬るかどうかを試す、という描写がありました。
 もしあそこで刀をふるっていたら、メロディソードは得られなかったのかもしれません。
 ミライパッドが、なぜここまで、野乃はなに試練を与えるのだろうか、と気になりました。

 とりあえず、やっと三人合同の技もでき、このシリーズもいよいよ「序盤」から「中盤」になっていくのだな、と思いました。
 そして次回は、三人でのパジャマパーティーがメインのようです。予告では、「ホラー」に対する三人の反応の違いが気になりました。
 三人の新たな一面が描かれるのでしょうか。楽しみにしています。