今月も「プリキュア」はいつもながら秀作でした。今年に入ってからのアニメ「プリキュア」には、なぎさへの愛情が感じられない話が少なからずあります。具体的に言うと、なぎさに何か失敗をさせ、そのままけなしっぱなしで終わる、という話です。人間ですから失敗はあるのは仕方ないのですが、それに対して何らかの挽回がないと、見ているほうが辛くなります。
今月号の漫画「プリキュア」もなぎさの失敗で話が進みます。三人でハイキングに行き、足を滑らせたひかりを助けようとしたなぎさが、逆に崖から落ちそうになります。ほのかとひかりに助けられますが、逆に二人が足を怪我し、なぎさは無傷、という状況になります。
そこでなぎさは奮闘。二人を交互に抱えながら、下山しようとします。しかし、これが第二の失敗を誘発。道に迷ってしまいます。日も暮れ、三人は完全に遭難してしまいました。夏とはいえ、夜の山は冷えます。特に怪我をしているほのかとひかりにはかなり厳しい状況です。当然ながら、暖を取るものもありません。
するとなぎさは、メップル達の物まねをはじめます。二人を笑わせることによって暖かくしよう、という発想です。おかげで凍えることなく、何とか一夜を明かす事ができました。
作者のなぎさへの愛情がひしひしと伝わってきます。また、度重なるなぎさの失敗に対し、ほのかとひかりが、度ごとになぎさへの信頼を口にするところがいいです。また、なぎさのギャグに対し、ほのかが「いつ見てもヘタクソ」と突っ込みながら笑うあたり、大変な状況でありながら、本音で接しているのが良く分かります。
繰り返しになりますが、アニメには「なぎさ(に限った事ではありませんが)への愛情が少なからずあります。そういう話を作っている人にぜひ熟読してほしい優れた作品でした。
新連載の「王子様のつくりかた」。ヒロインの初登場場面が「着替え中」。しかも、やけに派手な下着です。男四人に襲われて服を脱がされかける想像シーンはあるわ、風呂に入るわバスタオル一枚になるわと「サービスカット」満載。対抗して、男性キャラもいきなり校内で腰巻一枚のハワイアンスタイル(?)で登場したりします。いわゆる「お色気路線」の漫画なのでしょうか。
「キッチンのお姫様」はやっと茜が改心したと思ったら、新いじめキャラが登場。今度はPTA会長の娘で、いきなり親の力を使ってフジタ食堂をつぶしてしまいました。この調子で、料理で改心すると新たないじめキャラ、という波状攻撃が続くのでしょうか。
「シュガシュガルーン」は、相変わらず無理して「悪」になろうと苦しむバニラが痛々しい話。直接渡しても断られるだろうから、とあえてその木イチゴを机に置いておく、というショコラの気遣いも見ていて辛いものがあります。はやく何とかしてほしいものですが。
「トモダチ」ですが、藍が中学時代なぜやまとへの友情を失ったかの回想がありました。ひどい言いがかりだと思うのですが、追い詰められるとこのような心理になるのでしょうね。あと、最後の机で窓ガラスを割って入ってくるやまとは、女性ながら「男前」に描かれていると思いました。